Top 100s by Year
App Store の有料アプリのチャートで1位になっている「Top 100s by Year」(iPhone用のアプリ)をダウンロードしてみたが、これが楽しくて、かなり遊べる。1948年から2009年までの各年のトップ100の楽曲を、指定した年ごとにランダムに無制限で再生してくれるアプリ。おもしろさのキモは、年ごとに再生するという点にありますね。ああ、この年はこういうことがあったなあと、思い出にひたりながら聴くのが、いちばんよい楽しみかたでしょう(友だちといっしょだと、きっと盛り上がるんでしょうね)。
試しに、1969年を指定してみたら、キング・クリムゾン→ザ・バンド→バッドフィンガー→BS&T→CS&N→ジェイムズ・ブラウン→スティーヴン・スティルス→CCR→ジョー・コッカー→オールマン・ブラザーズ→スライ&ザ・ファミリー・ストーン→サンタナ→ストーンズ→ジェスロ・タル→…。ゴキゲンです。
でも、最高にゴキゲンだったのは、自分の生年。リトル・リチャード→ファイヴ・サティンズ→ジミー・リード→デルズ→ボ・ディドリー→マディ・ウォーターズ→クラレンス"フロッグマン"ヘンリー→スマイリー・ルイス→ハウリン・ウルフ→ドリフターズ→ティーンエイジャーズ→ファッツ・ドミノ→…。凄いですね。
自分の生年にも1969年にも登場してきたのは、プレスリーとジェームズ・ブラウンの2組だけでした。凄いというか、深い事実(いろんな意味で)。
なお、音質はまあまあ。WiFiだと快適ですが、3G回線では音が途切れ途切れになることがあります。
試しに、1969年を指定してみたら、キング・クリムゾン→ザ・バンド→バッドフィンガー→BS&T→CS&N→ジェイムズ・ブラウン→スティーヴン・スティルス→CCR→ジョー・コッカー→オールマン・ブラザーズ→スライ&ザ・ファミリー・ストーン→サンタナ→ストーンズ→ジェスロ・タル→…。ゴキゲンです。
でも、最高にゴキゲンだったのは、自分の生年。リトル・リチャード→ファイヴ・サティンズ→ジミー・リード→デルズ→ボ・ディドリー→マディ・ウォーターズ→クラレンス"フロッグマン"ヘンリー→スマイリー・ルイス→ハウリン・ウルフ→ドリフターズ→ティーンエイジャーズ→ファッツ・ドミノ→…。凄いですね。
自分の生年にも1969年にも登場してきたのは、プレスリーとジェームズ・ブラウンの2組だけでした。凄いというか、深い事実(いろんな意味で)。
なお、音質はまあまあ。WiFiだと快適ですが、3G回線では音が途切れ途切れになることがあります。
サリンジャーと庄司薫と鈴木武樹
1月27日、J.D.サリンジャー、91歳で死去。サリンジャーという名前に反応するのは、ある程度の年齢より上の人たちだけかもしれない。はるか昔、背伸びしていた中学生のころ、野崎孝訳の『ライ麦畑』にすっかり夢中になった私は、荒地出版社から出ていた『サリン
ジャー選集』全4巻(いま調べてみたら1968年刊行)も買って、ずいぶん入れ込んだものです。いちばん好きだった「フラニーとゾーイー」、また読んでみようかな。
サリンジャーから、すぐに庄司薫(塩野七生と日比谷高校の同級生)を連想する人はもっと少ないんでしょうね。「赤頭巾ちゃん気をつけて」「白鳥の歌なんか聞こえない」「さよなら快傑黒頭巾」「ぼくの大好きな青髭」の4部作は、いまもう一度評価されるべき青春文学の傑作だと思います(中公文庫に収録されています)。
サリンジャーと聞いて、鈴木武樹を思い出す人はいまでは皆無かも。「クイズダービー」の元祖4枠、中日ドラゴンズのファンとしても知られる多趣味なドイツ文学者で、角川からサリンジャーの翻訳を何冊も出版していた(「大工らよ、屋根の梁を高 く上げよ」は鈴木訳が好きだった)。77年の参院選全国区に革新自由連合から立候補(次点で落選)。その直後に癌で亡くなったのは残念でした。
サリンジャーから、すぐに庄司薫(塩野七生と日比谷高校の同級生)を連想する人はもっと少ないんでしょうね。「赤頭巾ちゃん気をつけて」「白鳥の歌なんか聞こえない」「さよなら快傑黒頭巾」「ぼくの大好きな青髭」の4部作は、いまもう一度評価されるべき青春文学の傑作だと思います(中公文庫に収録されています)。
サリンジャーと聞いて、鈴木武樹を思い出す人はいまでは皆無かも。「クイズダービー」の元祖4枠、中日ドラゴンズのファンとしても知られる多趣味なドイツ文学者で、角川からサリンジャーの翻訳を何冊も出版していた(「大工らよ、屋根の梁を高 く上げよ」は鈴木訳が好きだった)。77年の参院選全国区に革新自由連合から立候補(次点で落選)。その直後に癌で亡くなったのは残念でした。
徳永康元『ブダペストの古本屋』
徳永康元『ブダペストの古本屋』(ちくま文庫)。こんなシブい本がいまになって文庫化されているのを書店で発見して、ビックリした。単行本で出たのは、1982年のことで、出版社は、ベースボール・マガジン社の親会社である恒文社だった。そのときに徳永先生にサインをしていただいた単行本を、ずっと大切に持っているのだが、文庫本のほうも買って、四半世紀ぶりに 再読。ハンガリー語・ハンガリー文学が専門の著者がつづった欧州の古書店での文献探索をめぐるあれこれがたまらなく興味深いし、小島亮氏の解説も秀逸なのだが、同時に、単行本刊行当時のことを思い出して、懐かしい気分になった
この単行本が出版されたのは、徳永康元先生が定年を迎えられる年だったが、実はちょうどそのとき、大学院で先生の授業(「言語学研究」)を受けていたのだ。ぜいたくにも登録生は一橋大学から聴講に来てい たWさん(ハンガリー語が専門で、現在は某国立大教授)と私の2人だけ。テキストはトルベツコイの『音韻論の原理』だったが、授業が始まって10分もする と、書物や古書店や東欧の話へと脱線。その内容がどんなに貴重なものなのか、単なる大学院生だった当時の私にはあまり理解できていなかったにちがいないが、実に楽しそうにお話しになる先生のお姿を拝見するだけで、なんとも幸せな気分にひたることのできた時間だった。
徳永先生が定年を迎えられたとき、うちの大学の言語学関係の先生がたが発起人になって、謝恩会が開催された。そのとき、「おまえが徳永先生のいちばん最後の教え子になるのだから」という理由で、私が代表 して、先生に感謝のことばを述べることになった。会に出席しているのは、大学院生である私から見れば、先生や先生の先生にあたるかたがたばかりで、緊張のあまり心臓が口から飛び出そうになった(この手垢のついた表現が、少しも大げさではないんだと、生まれてはじめて実感できた時間だった)。幸いなことに、 私のスピーチには出席されていた先生がたからお褒めのことばをいただくことができたし、なによりも、徳永先生からかけていただいた「ありがとう」のひとこ とが忘れられない(人前で話すことを仕事にする素地は、すでに当時からあったのかもしれない)。
大学と大学院の同じ学科の1年後輩に、現在は評論家の坪内祐三がいた。少し前の「週刊文春」の連載コラムで彼が徳永康元先生のこの本をとりあげて絶賛していたが、1年違いで彼は先生の最後の年の授業に間に合わなかったのだ。ぎりぎりで徳永先生の謦咳に接する経験がもてたのは、実にありがたいことだったと思う。
ついでに、リイシュー(旧譜の復刻や発掘音源)CDベスト10(2009年)も
やっぱり、リイシュー(旧譜の復刻や発掘音源)CDのベスト10も書いておきましょう。
(1)ザ・ビートルズ『MONO BOX』
(2)Tito Puente "The Complete 78s"(Vol.1~Vol.4)
ニューヨーク・ラテンの巨匠の若き日々のSP音源の復刻。
(3)フランコ&TPOKジャズ『フランコフォニック 第2集』
コンゴ音楽の巨匠の名演集。アフリカのポップ音楽の最高峰です。
(4)『ザ・コンプリート・ゴールドワックス・シングルズ』(Vol.1~Vol.2)
ディープ・ソウルで知られるゴールドワックス・レーベルが、 実は、カントリーなども扱っていたことがわかり、米国南部音楽の多様性を垣間見ることができます。
(5)エリゼッチ・カルドーゾ『サンバ歌謡の女王』
エリゼッチの初期音源集。田中勝則さんの手による解説が勉強になる。
(6)Neil Young "Archives 1 (1963-1972)"
説明のことばは要りませんね。ただただ泣けてきます。
(7)はちみつぱい『THE FINAL TAPES はちみつぱいLIVE BOX 1972-1974』
はちみつぱいのサイケな演奏にはぶっ飛んでしまいま す。
(8)『民衆の声~トピック・レコードの70年』
イングランドの伝承歌謡のボックス。一生ものです。
(9)Frank Zappa "Lumpy Money"
マニア向けですが、ザッパの初期作品の成り立ちを理解するには欠かせません。
(10)レナード・コーエン『1970年、ワイト島で歌う。』
夜中の静けさのなかで聴いていると、心に沁みますね。
(1)ザ・ビートルズ『MONO BOX』
『ステレオBOX』よりも魅力的でした。「リヴォルヴァー」、最高ですね。
(2)Tito Puente "The Complete 78s"(Vol.1~Vol.4)
ニューヨーク・ラテンの巨匠の若き日々のSP音源の復刻。
(3)フランコ&TPOKジャズ『フランコフォニック 第2集』
コンゴ音楽の巨匠の名演集。アフリカのポップ音楽の最高峰です。
(4)『ザ・コンプリート・ゴールドワックス・シングルズ』(Vol.1~Vol.2)
ディープ・ソウルで知られるゴールドワックス・レーベルが、 実は、カントリーなども扱っていたことがわかり、米国南部音楽の多様性を垣間見ることができます。
(5)エリゼッチ・カルドーゾ『サンバ歌謡の女王』
エリゼッチの初期音源集。田中勝則さんの手による解説が勉強になる。
(6)Neil Young "Archives 1 (1963-1972)"
説明のことばは要りませんね。ただただ泣けてきます。
(7)はちみつぱい『THE FINAL TAPES はちみつぱいLIVE BOX 1972-1974』
はちみつぱいのサイケな演奏にはぶっ飛んでしまいま す。
(8)『民衆の声~トピック・レコードの70年』
イングランドの伝承歌謡のボックス。一生ものです。
(9)Frank Zappa "Lumpy Money"
マニア向けですが、ザッパの初期作品の成り立ちを理解するには欠かせません。
(10)レナード・コーエン『1970年、ワイト島で歌う。』
夜中の静けさのなかで聴いていると、心に沁みますね。
2009年に買った新録CDベスト10
ひとまず自己紹介を兼ねて、2009年に買った新録CDの個人的ベスト10を発表しておきます。オールジャンル無差別です。
(1)アラマーイルマン・ヴァサラット『フーロ・コルッコ~消えた冒険家』(Alamaailman Vasarat "HUURO KOLKKO")
(フィンランド)

「仮想ワールド・ミュージック」と評されたりしている北欧の6人組バンド。タワレコなどではジプシー系ブラスバンドといっしょに扱われていますが、私はフランク・ザッパを連想します。重低音ブラスが快感。
(2)アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ『クライング・ライト』(Antony and the Johnsons "The Crying Out")
(UK/USA)

アントニーのキャリア最高作。あまりに美しすぎて、まるで異界の音のよう。夜中にひとりで聴いていると、この世ではないどこかに連れて行かれそうで、怖い。
(3)ティナリウェン『イミディワン~アフリカの仲間たち』(Tinariwen "Imidiwan: Companions")
(トゥアレグ/マリ)

最初のうち、前作に比べて地味な印象を受けていましたが、聴き込んでいくうちにジワジワと五臓六腑にしみ込んできました。いまでは前作よりもこっちのほうが好きかも。
(4)Manu Chao "Baionarena"
(スペイン/フランス)

付属DVDが最高に楽しい。レベルミュージックとかなんとかというレッテルを抜きにして、この人の音楽はとにかく人なつっこいのが魅力だと思います。
(5)Salif Keita "La Différence"
(マリ)

前作の延長線上の静謐で祈りのような力強さを感じさせる歌声。特筆すべきは、ジョー・ヘンリーのプロデュースした2曲。やや控えめなアメリカン・ゴシック風のサウンドが意外にフィット。アメリカン・ロックのファンにも聴いてほしい1枚です。
(6)ムーンライダーズ『Tokyo7』
(日本)

アルバムとしてのバランスもよく、1990年以降のムーンライダーズのアルバムのなかではいちばん好きです。鈴木慶一さんのソロ(『シーシック・セイラーズ登場!』)も愉快な1枚でした。
(7)リチャード・ボナ『ザ・テン・シェイヅ・オブ・ブルース』(Richard Bona "The Ten Shades of Blues")
(カメルーン/USA)

キャリア最高作。成熟したアフリカン・ポップの楽しさを感じさせます。この人はまろやかな声が大きな武器ですよね。
(8)ダーティー・プロジェクターズ『ビッテ・オルカ』(Dirty Projectors "Bitte Orca")
(USA)

ニューヨークのブルックリン派の若手バンド。60~70年代のフォーク・ロックを基調にしたポップな音楽だが、1回転半ほどねじれたサウンドと、男性ヴォーカルにからむ女性コーラスが魅惑的。すぐれて技巧的でありながら自然。
(9)アゼリ・ギュネル『アドゥ・ヨック~アゼルバイジャンの娘』(Azeri Gunel"Adi Yok")
(アゼルバイジャン/トルコ)

アゼルバイジャンの若手女性シンガー。私のなかのアジア人のDNAが反応してしまう、なんだか懐かしい音楽です。
(10)スタッフ・ベンダ・ビリリ『屈強のコンゴ魂』(Staff Benda Bilili "Tres Tres Fort")
(コンゴ)

一部で話題になった、コンゴの路上生活を送る身障者のバンド。収録されているボーナス映像が痛快。
ところで、アルバムはベスト10に選びませんでしたが、2009年の珠玉の1曲は、マリアンヌ・フェイスフル『イージー・カム・イージー・ゴー』(Marianne Faithful "Easy Come, Easy Go")に収録されたランディ・ニューマンのカヴァー「In Germany before the War」。地獄を見た後の、現在の老婆のような声の彼女が歌う、幼女殺しの男が主人公の歌は強烈。
(1)アラマーイルマン・ヴァサラット『フーロ・コルッコ~消えた冒険家』(Alamaailman Vasarat "HUURO KOLKKO")
(フィンランド)

「仮想ワールド・ミュージック」と評されたりしている北欧の6人組バンド。タワレコなどではジプシー系ブラスバンドといっしょに扱われていますが、私はフランク・ザッパを連想します。重低音ブラスが快感。
(2)アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ『クライング・ライト』(Antony and the Johnsons "The Crying Out")
(UK/USA)

アントニーのキャリア最高作。あまりに美しすぎて、まるで異界の音のよう。夜中にひとりで聴いていると、この世ではないどこかに連れて行かれそうで、怖い。
(3)ティナリウェン『イミディワン~アフリカの仲間たち』(Tinariwen "Imidiwan: Companions")
(トゥアレグ/マリ)

最初のうち、前作に比べて地味な印象を受けていましたが、聴き込んでいくうちにジワジワと五臓六腑にしみ込んできました。いまでは前作よりもこっちのほうが好きかも。
(4)Manu Chao "Baionarena"
(スペイン/フランス)

付属DVDが最高に楽しい。レベルミュージックとかなんとかというレッテルを抜きにして、この人の音楽はとにかく人なつっこいのが魅力だと思います。
(5)Salif Keita "La Différence"
(マリ)

前作の延長線上の静謐で祈りのような力強さを感じさせる歌声。特筆すべきは、ジョー・ヘンリーのプロデュースした2曲。やや控えめなアメリカン・ゴシック風のサウンドが意外にフィット。アメリカン・ロックのファンにも聴いてほしい1枚です。
(6)ムーンライダーズ『Tokyo7』
(日本)

アルバムとしてのバランスもよく、1990年以降のムーンライダーズのアルバムのなかではいちばん好きです。鈴木慶一さんのソロ(『シーシック・セイラーズ登場!』)も愉快な1枚でした。
(7)リチャード・ボナ『ザ・テン・シェイヅ・オブ・ブルース』(Richard Bona "The Ten Shades of Blues")
(カメルーン/USA)

キャリア最高作。成熟したアフリカン・ポップの楽しさを感じさせます。この人はまろやかな声が大きな武器ですよね。
(8)ダーティー・プロジェクターズ『ビッテ・オルカ』(Dirty Projectors "Bitte Orca")
(USA)

ニューヨークのブルックリン派の若手バンド。60~70年代のフォーク・ロックを基調にしたポップな音楽だが、1回転半ほどねじれたサウンドと、男性ヴォーカルにからむ女性コーラスが魅惑的。すぐれて技巧的でありながら自然。
(9)アゼリ・ギュネル『アドゥ・ヨック~アゼルバイジャンの娘』(Azeri Gunel"Adi Yok")
(アゼルバイジャン/トルコ)

アゼルバイジャンの若手女性シンガー。私のなかのアジア人のDNAが反応してしまう、なんだか懐かしい音楽です。
(10)スタッフ・ベンダ・ビリリ『屈強のコンゴ魂』(Staff Benda Bilili "Tres Tres Fort")
(コンゴ)

一部で話題になった、コンゴの路上生活を送る身障者のバンド。収録されているボーナス映像が痛快。
ところで、アルバムはベスト10に選びませんでしたが、2009年の珠玉の1曲は、マリアンヌ・フェイスフル『イージー・カム・イージー・ゴー』(Marianne Faithful "Easy Come, Easy Go")に収録されたランディ・ニューマンのカヴァー「In Germany before the War」。地獄を見た後の、現在の老婆のような声の彼女が歌う、幼女殺しの男が主人公の歌は強烈。
ブログ開設にあたって
2005年5月から mixi の日記を書きつづけてきたが、いろんな意味で mixi が窮屈になってきたので、ブログを開設し、重点をこちらへと移すことにした。
というわけで、まあ、ぼちぼち書いていこうかと思っています。
というわけで、まあ、ぼちぼち書いていこうかと思っています。





