コレクターってこじらせてしまうと大変な事があります。
「未使用新品」
この言葉に支配されてしまいます。
今回は、そういう言葉に支配される以前に届いた商品だったのですが、当時はバタバタとしており、開封する間もなく押入れにしまい込まれていました。しかも、輸送箱すら開けずに・・・
途中から、「魔法の言葉(悪魔のささやき)」に支配され、コレクターアイテムとして封印をしてしまいました。
この度、思う所があり開封しました。実に約10年越しで・・・
開封したのは・・・
2006年に発売された、5000勝記念のプロコレ・ユニフォームです。
こんなパッケージだったんだ
裏面は、ビジターの「TOKYO」になってます。
すると・・・
ユニフォームの間に挟んである紙が変色をしていました
ユニフォームの方も焼けてる部分があるかもしれませんが、如何せん、クリーム色だったのでわかりませんでした。
今まで、アディダス製のプロコレを数着買いましたが、この紙がジャマで仕方ありませんでした。
てっきり型崩れ防止のために入れてるとばっかり思っていたのですが、「色焼け」防止のために入っていたのですね。
「色焼け」について詳しい事は、ネット等で調べてくださいね
室内に掛けている服が、紫外線等によって、変色するのは理解できますが、全く未開封で押入れにしまってたものが、なぜ!?
これは、新品をタンスにしまっていても起こる現象です。
大雑把に言えば、防虫剤等の化学薬品から発生するガスによって、服の繊維が変色してしまうということです。
あと、クローゼットやタンスの隙間から、紫外線が入り込む場合もあるそうです。
空気が通りにくい密閉された空間にあると起こりやすいということです。
しかし、今回は未開封で段ボールに入れたままの状態で、押入れにしまっていました。
押入れに防虫剤なんか使ってないし、化学薬品が入り込む隙間は無いはず!
そう思い、もう一度じっくりと紙を見てみました。
すると、うっすらと数字が見えました。(19が裏返しになってるのですが、わかりますかね?)
考えられる事は一つだけ。
背番号やネームは、接着剤で貼り付けた後で、刺繍という工程を踏みます。
その時の接着剤がガスの発生源になってる・・・と思われます
ユニフォームの間に入ってる紙は、単なる型崩れ防止ではなく、ユニフォームの「色焼け」防止のためだったんですね。
今まで、鬱陶しいと思って捨てて、すいませんでした
いや、勉強になりました・・・
そういえば、これまではユニフォームを購入したら、とりあえず開封はしていたので、こういう事が起きていなかったのかな?と思います。
もし、お手元のユニフォームで未開封の物があれば、一度開封して空気を通してあげることをお勧めします。
特にBBMのサイン入りユニフォームなどは、開封せずに箱のままに入れてるのでは無いでしょうか?
一度、箱から出して、空気にさらしてガス抜きをした方が良いかもしれませんね
注記:「色焼け」については、専門サイトで調べておく事をお勧めします。ユニフォームのみならず、大切な衣服にも言えることです。また、クリーニングから返って来たものを、そのまま袋に入れっぱなしにしていても良くないらしいです。