合格体験記2023・その10.01 | 渋谷美術学院、代表のひとりごと

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合格体験記2023・その10

 

I 東京都 国際基督教大学高等学校

 

全受験学科合格!

 

武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 視覚伝達デザイン学科

多摩美術大学  統合デザイン学科

 

 

 

 

大学1年生の夏休み。

 

僕は美大受験に舵をきりました。

 

そんな僕の6ヶ月の体験記です

 

 

 

 

哲学や、文化人類学、経済学等幅広い学門を学びたい気持ちが強く、

一般大学に進学しました。

 

しかし、高校時代に構内に屋台を組み立てて

無人の古着屋を作った体験や、

大学生になってからファッションサークルに入って

服飾専門学校に休日通い洋服をデザインしている内に、

中学生の頃の夢だった、そして才能がないと

早々に諦めていた美大をふと思い起こしました。

入学時は大学で学問、自力でデザイン!と考えていました。

 

しかし、好きな勉強なら自分で充分できる、

けれど自分で自分の作りたい作品を形にしきる力は今ない。

自分の想いを形にできるようになりたい!

そうして美大を受けようと強く感じるようになりました。

 

善は急げ。

まずは名前のある大手予備校を

「全て」体験することにしました。

 

しかし、「大学生で未経験者」と言うと、

 

「半年だと受かる可能性はかなり低い」

「正直現状では合格は保証できない」

「無理に近い」という

消極的な答えが返ってきました。

 

決断したからにはすぐ行動に起こしたいと考えていましたが、

2年生から1年間みっちりやるという選択肢を勧められ、

やっぱそんなうまくいかないよな、と意気消沈していました。

 

そんな中、

最後におまけ程度に訪れた(すみません!)渋谷美術学院で、

山本先生から言われた言葉が衝撃的でした。

 

「まあ、半年でも受かりはするよ」

 

「え?本当ですか」

「はい」

 

一見軽いけど、

ここまで自信持って言ってくれた塾はないし、

図書館の本や、パンフレット、

山本先生の服もこだわりを感じれてかっこいい。

信じて半年間渋美で頑張ることにしました。


 

渋美は一般的な美大予備校と違い、

空間系、平面系に分かれず多摩グラに近いような

(タイポを用いたデザイン)課題を全員で行います。

僕は空デ志望だったので、

最初は試験内容とだいぶ違うけど大丈夫かな、と

かなり不安になりました。

しかし、この対策は自由度が高くて、

本来的な絵を描くこと、

自分で考えてデザインすることの面白さが、

受験の不安を上回りワクワクしながら制作できました。

 

もちろん、僕は鉛筆も筆も烏口も

まともな使い方がわからずド下手くそでした。

しかしそこは悲観せず、客観的に自覚して、

どうすれば下手ながら、短期間で少しでも点数を伸ばせるか考えました。

僕は繊細で丁寧な作業が苦手だけど、

自分なりのコンセプトやアイデアを出すのは好きでした。

誰もやらないようなアイディアで、大胆に描く。

かっこいいだけじゃなくて、面白い、

独特でオッとさせる方向で勝負する。

まずは悪目立ちでも良いから

講評で一番目立つことを目標に頑張りました。

ビルを破壊する両手や自画像では自分の葬式を描いたりなど、

今考えると恥ずかしいものばかりですが、

毎日自分の考えやこだわりをふんだんに詰めて自由にやりきりました。

もちろん先生は良くないものは良くないときっぱり言ってくれますが、

もっと面白いアイデアないの?と

基本的に好きにやらせて下さいました。

それは自分にとって非常に貴重な環境だったように思います。

 

冬期講習が近づくと、本格的に受験を意識し始め、

自分のこだわりと受験の折り合いをつけるのが激ムズでした。

渋美の本や展覧会の作品、参考作品含めて見るだけ見て、

どうにか受験で使える型を作ろうと努力しましたが、

中々うまくいかず完全に負のスパイラルでした。

 

そんな時に、さまざまな講師の先生方に相談すると、

今まで描いた作品を並べて、

「この色の組み合わせが好きそうだから一旦これでせめてみよう」

「この人の作品が好きなら、こうやって落とし込んでみて」という感じで、

自分のやりたいことや性格、技量に寄り添いながら、

明確な道を時に提示してくれたり、

この発想、この作品はすごくいいよ、と励ましてくださり、

受験の大きな支えでした。

また渋美の友人も「この人の作品好きそうだよ」と勧めてくれたり、

一緒に息抜きで展覧会を見に行ったり体調を心配してくれたり、

受験前ながら、和気藹々とした雰囲気もあり、

自分にとっては一番不安な時期に本当にありがたい存在でした。

 

受験直前、脳内が9割5分受験受験、、となっていても

自分の好きやこだわり、

独自の体験等を表現することは諦めないようにしました。

 

ある講師の方に受験とか絵を忘れて関係ないことをしたり

周りを見た方が良いとアドバイスされ、

子供の頃好きだったドラクエの攻略本を見たり、

授業が終わった後に趣味の温泉、サウナに行ったりしました。

実際に試験ではドラクエのダンジョンを参考に色彩を考えたり

サウナで耐えるおじさんの両手をデッサンしたりと、

初日は本番の緊迫感にすっかり頭が真っ白になり

玉砕したように思いましたしめちゃくちゃ緊張しましたが、

後半になるにつれて自分の好きを全開でデザインできたように思います。



 

正直、自分の技術は「ド」がギリ取れないくらいまだ下手です。

僕の技量では半年では足りなかったようです。

 

ですが半年前の山本先生の宣言通り、受かってしまいました

それも第1志望であった空デだけでなく、

勉強をしているうちに興味が出てきた統合デザイン学科や

視覚伝達デザイン学科まで・・・

受験生ならわかると思いますが

空デ・視デ・統合、この3つでは課題も対策もバラバラです

手も描けなければいけない、静物デッサンもやらなければいけない

もちろん与えられたモチーフを空間的に描けなければいけない

デザインも求められていることはバラバラ

 

渋谷美術学院では学科の枠を超えて

対策するチカラを養うことが可能です。

(知らないうちに対応力がついていました・・・、結果的に・・・)

 

渋美でデザインすることの楽しさを十二分に学ばせていただき、

明らかに見える世界、日常は変わりました。

 

受験に関しても、他の予備校でやっていたら

空間系の講座しか受けなかったと思うので、

絶対に視デも統合も、なんてなかったと思います

 

視野を広げてから

自分の行きたい学科の対策に集中することが出来たのは、

渋美だからだと思います。

 

デザインする時のワクワク感を忘れずに大学でも頑張ろうと思います。

支えてくださった山本先生をはじめとする講師の皆様、

一緒に切磋琢磨してくれた友人達、

本当にありがとうございました!

 

 

大手予備校にいる人

予備校に通うか考えている人

予備校を変えようかと悩んでいる人

 

おまけ程度に(すみません!)

渋谷美術学院を訪れてみてはいかがですか

 

多分、脳内革命が起きます