スマイリーモーニング♪
島根を愛する路上詩人こーたです＾＾
おはようございます♪
まだまだ企画展の話はつづく。
今回は僕の作品編。
今回小泉八雲の怪談をテーマに
それぞれが作品を描いた。
僕は書。それ以外はみんなイラストレーター。
物語を語る上で、
書でどこまで表現できるのか？
そして僕にはどんな表現ができるのか？
それを模索する日々でした。
今回紹介するのは、、、
『果心居士のはなし』という物語。
僕が書いた作品はこちら
これ、なんて書いてあるか読めますか？
『魂』と書いてあります。
この物語は、『果心居士』という人がいて、
すごい迫力のある仏画を通して、果心居士が人を惑わしていくというお話。
物語は１０Pくらいあるので、
ここですべてを語ることはできませんが、
簡単にお話すると、
すごい迫力のある仏画が、
つけられた価値によって、絵に迫力がなくなったり
絵が消えたりするんです。
これは果心居士の妖術なのかもしれないですけどね。
僕は物語のその部分を切り取り、
『価値』というところに焦点をあて、作品を制作しました。
人も、物も、作品もそれぞれに魂がある。
その価値を見出したときに、魂は輝き
本来の力を発揮する。
僕は果心居士が、そういうことを伝えたくて、
妖術を使い、人を惑わしているのではないか？
そう捉えたんですね。
だからあえて、、、
薄墨で見えづらく書き、
１画は青墨を使い、
動きがでるように
迫力が出るように書きました。
そして文字も斜めから見ないと
読めなくなっているんです。
だから人によっては、
何を書いてるかわからなかったり、
絵だと思った人もいるみたいです。
僕がこの作品から伝えたかったこと。
それはそれぞれの価値についてです。
自分のことを認めれなかったりする。
でも、認めてあげるからこそ
その価値のすばらしさに気づいてあげるからこそ
自身の魂は輝いていくんです。
僕自身、この作品と向き合いながら、
『自己肯定感』というものと
すごく向き合いました。
自分がいいと思えるかどうか、
それってすごく大事だなと。
だからこの作品は
その価値を、
自己肯定感を問った作品です。
価値というものは難しいものですね。
でもシンプルに考えると、
自分がそこに価値をつけれるかどうかなんだなと思います。
何かができるからいい。
何かができないからわるい。
そうではなく、
今ある自分のすばらしさを
認めたあげること。
否定で僕らは輝くんじゃない。
肯定から輝いていく。
さぁ自分を愛していこう。
自分のすばらしさにいいねを押していこう。
そんな想いが込められています。
今回、キャプション（作品紹介）も添えてるんだけど、
こんなふうに長くも説明できないので、
それだけではきっとなんのことだか
わからなかった人も多かったと思います。
本当にごめんなさい。
僕が直接解説させていただくと、
「そういうことなんですね！！」
と作品に対しての見え方が変わるという
お声をいただきました。
描いた作品を、できるだけわかりやすく
作品紹介をするって本当に難しいな。って
改めて実感しました。
これも今後の課題です。
本当に今回『果心居士』という物語に
触れることができたことが
今の僕にとってターニングポイントになると思います。
ちょうど価値について考える機会も
いただくときだったので、
きっとこれは、小泉八雲が
僕に与えたステップアップの作品だったんでしょう。
八雲さんありがとうございます。
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