離婚する!と言い切ったものの、本当は迷っていました。
今の私が、この頃の私にアドバイスするなら
『とにかく、やめておけ!』と言いたいのですが、
夫に対して、好きという気持ちもあるし、情もあります。
それに、離婚したとしても私はどうしたらいいの・・?という漠然とした不安や、
なんの"しがらみ"も無いからこそ、1人でこのまま生きていく自信も無いな、と思っていました。
月曜日、憂鬱な気持ちで会社に出社して、家に帰る道で
あぁ、家に帰っても1人か。
私はなんで1人であの家にいるんだろう・・。
と考えると道を歩いている時に涙が出てきてしまったので、
明日からは帰り道のために、泣いてもバレないように帽子を持って行かなきゃ。
と思いながら家に着き、部屋に入ると違和感が・・・
リビングのテレビがない。
パソコンもない。
扇風機や、2人でお金を貯めていた通帳と予備の為のお金もない。
え、泥棒?!と焦ったのですが、
色々見てみると、私が一人暮らしの時から使っている家具類はそのままに、夫が買い足したものだけが無くなっていることに気がつきます。
なぜこのタイミングで、私がいない間に持っていくの?と、本当に意味がわからなかったので、夫に電話しました。
電話に出るなり、
『テレビが無くなってるんだけど?!
お義母さんも、離婚の話がつくまではこの家に住んでいていいって言ったよね?!意味がわからないし、お金も無くなってるし!』
と早口で喋りました。
『だって俺が買ったやつだもん。』
『俺も実家に帰ってきてるからリビングにしかテレビが無いから不便だし。』
え・・・?
いや、その気持ちもわかるよ。
自分が買った物だし、自分の部屋でテレビも観たいよね。
でも、
リビングにしかテレビが無いという理由で、リビングにしかないテレビを持っていくかな・・?
それに今は、反省してますという気持ちを全面的にアピールする時じゃないのかな・・・?
『あ、ちょっと待って、貯金は2人で貯めたやつだから、勝手に持っていく権利はないよね?てか、黙って持っていくとか泥棒だよ!』
と言いましたが、
『はぁ?俺の金も入ってるし。なんで俺が持ってたらダメな訳?』
と、いつもの強気の夫に戻っています。
『それなら、ちゃんとひと声かけてから、平等に半分に分けて持っていくべきでしょ!てかそれが反省してる人の態度なのかな?』
と反論したのですが、
『いちいち俺がお前に許可とらないとダメな理由がわからん。そもそも俺はお前に陥れられたんだ!』
というような逆ギレ?をされ、電話を切られました。
私とは考え方が違いすぎて、
夫が、まるで初めて遭遇する生き物のように感じました。
自分自身の発言力の無さに、情けなさも感じながら、実家に泣きつきました。
父親が、『君は本当に反省してるのか?!
お金は共有財産だから、半分に分けないとダメだから。』
と電話してくれたおかげで、
夫から、『今からお金を返しに行きます。』
とLINEが入りました。