デジタル漫画への手引き-05-ゴミの効率的な取り方と2階調化
---2階調化----
レベル補正の後、2階調化をおこないますこれには二つの方法が存在します
---1---
イメージ>色調補正>>2階調化で2階調化のツールを呼び出します
数値はいじっても良いですが、私は128でおこなっています
OKを押すと2階調化完了です
これで白と黒の原稿データとなります、灰色の部分は残っていないはずです
----2---
もう一つは
イメージ>モード>モノクロ2階調でOKをおして
モノクロ2階調のツールを呼び出します、
その中の誤差拡散法ディザを選択しOKを押します
その後モノクロ2階調から、イメージ>モード>>グレースケールに
モード変換をおこないます、それで原稿原画が完成します
1のやりかたは、ゴミが少なく線画本体に白いデータが入りにくくはっきりしたデータで
作業がしやすいですが、反面、若干千のイメージが変った様に思われる方もおおいでしょう
2のやりかたは非常に繊細に線画を抽出できますが
線のなかに気泡のような白いデータが出来やすく、線が切れやすいのが特徴です
また、ゴミがかなり多いのも問題となります、その反面
ほとんど線画のイメージを変えず、出力することができると思います
ただ画面上、拡大したデータを見ていると不安になる方も多いです
---ゴミ掃除----
2階調化したデータには、1ドットや2ドットのゴミがかなりの数存在していますが
これを目視だけで探し掃除をするのは、基本的に時間がかかりすぎ
現実的ではありません、ですので自動選択ツールのある特徴を使って
ゴミを浮かび上がらせます
まず、自動選択ツールで、白の部分を選択し、近似色の選択をかけます
その後、選択範囲の中の選択範囲の反転、その後選択範囲の中の選択範囲の変更>拡大(数字入力)
で10と入力します、画面を見ていただければわかると思いますが
この作業で、ゴミが浮かび上がっていますので、これを消していただければ完全な掃除が出来ます。
ツールなどを使って掃除をする手法もありますが
2のやり方だと最悪線画の印象を変えてしまう事故がおきますのでご注意を。