慶仁は目を覚ました。
火薬の臭いも、汗の臭いもしない。どうやら現実の世界にもどってきたようだ。
朝か…昨日はいろいろやりすぎたかもな。そういや時間割合わしてなかったっけ?
慶仁は自分の机に向かい、教科書をあさって時間割をあわそうとした。
…?英語の教科書がない。
慶仁は時間割表を取り出した。
今日は木曜日だっけ?えーっと…一時間目は数学で、それから国語、物理、武術…ってなんだよ!武術!?四時間目って体育じゃなかったっけ!?そのあとは日本史、美術…ここは変わらないな。
慶仁は不思議に思いつつ時間割を合わし、(ただし武術はどうすればわからなかったので、とりあえず体操服をかばんに入れた)そして嫌な予感にかられつつ学校へと向かった。
登校中、ほとんどの家で日本の国旗が掲げられていた。
英語の授業がなくなったことと重ね合わせると、どうしても嫌な現状が思いうかんでくる。
慶仁は学校に着いた。
「おはよう。」隆二があいさつしてきた。
…そういやオレはサッカー部にまだ所属してるのかな…?
「おはよう。今日放課後予定ある?」
「そりゃもちろん部活だよ。慶仁もやめなきゃよかったのに…。」
慶仁は肩を落とした。どうやらそこの未来(それとも現実?)は変わらなかったらしい。まあまったく関わりのない過去に行ったのだからそれも当然だろう。
そうだね、とだけ答え、慶仁は自分の席にもどった。
担任の三好先生が入ってきた。
「みなさん、おはようございます。武術の星加先生からの連絡ですが、今日から実戦形式で授業を進めるらしいです。」
だから武術って何!?