前回のプチリタイア記事に対して、
たくさんのコメをいただき、ありがと
うございました。
改めて、3ヶ月間の覚悟ができた・・・。
そう、感じてます
さて、今回は自分がコーチをしている
チームに所属している4年生のRくん
のことについて書いてみたいと思います。
うちのチームは
6年生7名
5年生5名
4年生2名
計14名の小所帯チームです。
これは、うちばかりではありません。
市内スポ少チームの90%近くは、いず
れも20名を割るところばかり・・・。
どこも人数不足が深刻な問題となって
います。
ゆえに、今年の8月に行われる5年生以
下の新人戦では、うちも含め合同チーム
結成が必要なところばかりです。
それはさておき、その2人4年生のうちの
一人であるRくん。
なぜ、この子を紹介したいかというと・・・。
それは、純心を絵に書いたような、とても
真っ直ぐで、子どもらしい子どもだからな
んです。
うちのチームは監督の方針により、実力
云々ではなく、まずは6年生が中心に先
発メンバーが組まれます。
まあ、これは人数も少ないし、致し方ない
ところかなと・・・。
ただ競争心がなかなか生まれにくい環境
にあることは否めません。
だから4年生であるRくんは当然ベンチの
方が多いんです。
そんなRくんですが、この子は自分にも
監督にも、ものすごいアピールをしてく
るんですね
”監督、ボク試合に出たいです
”
”代打でいいから出してください
”
試合中に、真っ直ぐな目でそう訴えて
くるんです
子どもたちにとっては、監督は怖い存在。
誰も積極的に、あるいは気軽に会話しよ
うとはしません。
ましてやアピールなどとても、とても・・・
でもRくんは違うんです。
自信があるとかないとか関係なく、とにかく
試合に出たい。
その一心なんですね
ホント純粋に試合に出たい、野球をしたい。
それだけなんです。
先週末の遠征での試合中もこんなやり
取りがありました。
Rくん
”コーチ、ボク今日試合に出れますかね”
自分
”そうだな、監督からいつ声がかけられ
てもいいように準備しておこうな”
自分
”R、相手ピッチャーの投球に合せて、
タイミングを取っておこう”
Rくん
”そうか、タイミングですね~”
試合中、バットの片付けをしながら一所
懸命タイミングを取ってました。
そして、監督にもアピールしてましたが、
Rくん
”監督、出たいです
”
監督
”お前はまだ打てないし、フライ捕れな
いからダメだ”
Rくん
”・・・・・”
一蹴されてました・・・
そんな彼に自分は
自分
”R、もしこの試合出れないとしても次
があるぞ”
”次のためにも準備してよう”
Rくん
”分かりました、よーし
”
そして、それからも投手とのタイミング
をずーっと取っていました
このRくんは、こういったなかなかいない
珍しいキャラクターの子です。
確かに野球の実力はまだまだですが、
ものすごく素直で一所懸命なんです。
以前、子どもたちに”書きたいときに書
いてな~”って言って渡した野球ノート
今では、ノートのことは一切子どもたち
には言わないのですが、Rくんだけは
しっかり提出してきます。
試合で感じたことや、この間のセンバツ
決勝をTVで観た感想も書いてました
もちろん、しっかり赤ペンでコメントを
書いて返します
また、
”コーチ、これだけボク練習してきました”
って、これまた以前使っていた個人練習
表にびっしり練習したことを書いて持って
きます。
これもRくんだけ。
まあ、以前みたいに強制もしなくなったし、
監督とは離れたところで、自分の考えで
与えたきっかけの一つではありました。
でも、Rくんは何も言わずとも、提出して
きます。
Rくん
”ボク、これだけ自主練やってるから試合
でヒット打てますよね”
”去年はヒット1本も打てなかったから、
今年はいっぱい打ちたいです”
自分
”そうだな、頑張ってるから、きっとRだっ
たら打てるよ
”
”そう信じて、頑張ろうな
”
よく、こんなやり取りをしています。
そんなRくんの気持ちに応えたいな~。
いつも、そう思ってます。
そりゃ、監督が最終的に決めることで、
自分には権利はありません。
でも、実力のあるないではなく、そういう
ところをもっと見てほしいなと感じます。
スタメンじゃなくても、代打だって、守備
からだっていい・・・。
試合の状況次第というのもあるけどね。
ただ、先週末は点差もあったし、出して
もよいタイミングは多々あったように見
えました。
あくまでも個人的な考えですけど。
”オレだったら、Rのこと出すよ
”
って、心の中で何度も叫んでました
最終的には監督が決めることだから
それに従うしかありません。
監督には監督の考えがあってのこと。
でも、実力云々ではなく、野球以外の
ところで頑張ってる子や、一生懸命取
り組んでる子にもっと目を向けてほし
いなと思うんです。
去年も、監督不在で自分が代行して
いるときは、Rくんをよく代打等で出し
てました
その中には、彼のものすごい自己ア
ピールに負けたしまったときもありま
したが
結局、去年は1本もヒットを打てなか
ったけど、そんなRくんを自分はハイ
タッチで迎えましたよ
Rくんは悔しそうな顔してたけど、いつ
も”やりきった感”を見せてくれてまし
たからね。
でも、それくらいの元気と積極的な姿
勢って、他の子にも見習ってほしい
くらい・・・。
そういう子ってなかなかいないです
からね。
自分だったら、そういう子をたくさん
試合に使いたいです。
自分のそういう考えって甘いでしょうか
上手い下手とか表面的な部分だけで
はなくて、そういう子を大切にする少年
野球であってほしいと思うのです。
やはり、勝ち負けを意識すると、試合
に出す子たちを、大人は実力で天秤
にかけたがるもの。
気持ちはわからないでもありませんが、
少年野球は大人のためにあるもでは
ありません。
子どもたちのものです。
それを侵す権利は、大人にはこれっ
ぽっちもないはずです。
まして、言えることは
少年野球に下手な子などいない
下手なのは、指導する大人なだけ
これは、少年野球の普遍の真理とでも
言えるでしょう
たくさんのコメをいただき、ありがと
うございました。

改めて、3ヶ月間の覚悟ができた・・・。
そう、感じてます

さて、今回は自分がコーチをしている
チームに所属している4年生のRくん
のことについて書いてみたいと思います。
うちのチームは
6年生7名
5年生5名
4年生2名
計14名の小所帯チームです。
これは、うちばかりではありません。
市内スポ少チームの90%近くは、いず
れも20名を割るところばかり・・・。
どこも人数不足が深刻な問題となって
います。
ゆえに、今年の8月に行われる5年生以
下の新人戦では、うちも含め合同チーム
結成が必要なところばかりです。
それはさておき、その2人4年生のうちの
一人であるRくん。
なぜ、この子を紹介したいかというと・・・。
それは、純心を絵に書いたような、とても
真っ直ぐで、子どもらしい子どもだからな
んです。
うちのチームは監督の方針により、実力
云々ではなく、まずは6年生が中心に先
発メンバーが組まれます。
まあ、これは人数も少ないし、致し方ない
ところかなと・・・。
ただ競争心がなかなか生まれにくい環境
にあることは否めません。
だから4年生であるRくんは当然ベンチの
方が多いんです。
そんなRくんですが、この子は自分にも
監督にも、ものすごいアピールをしてく
るんですね

”監督、ボク試合に出たいです

”代打でいいから出してください

試合中に、真っ直ぐな目でそう訴えて
くるんです

子どもたちにとっては、監督は怖い存在。
誰も積極的に、あるいは気軽に会話しよ
うとはしません。
ましてやアピールなどとても、とても・・・

でもRくんは違うんです。
自信があるとかないとか関係なく、とにかく
試合に出たい。
その一心なんですね

ホント純粋に試合に出たい、野球をしたい。
それだけなんです。
先週末の遠征での試合中もこんなやり
取りがありました。
Rくん
”コーチ、ボク今日試合に出れますかね”
自分
”そうだな、監督からいつ声がかけられ
てもいいように準備しておこうな”
自分
”R、相手ピッチャーの投球に合せて、
タイミングを取っておこう”
Rくん
”そうか、タイミングですね~”
試合中、バットの片付けをしながら一所
懸命タイミングを取ってました。
そして、監督にもアピールしてましたが、
Rくん
”監督、出たいです

監督
”お前はまだ打てないし、フライ捕れな
いからダメだ”
Rくん
”・・・・・”
一蹴されてました・・・

そんな彼に自分は
自分
”R、もしこの試合出れないとしても次
があるぞ”
”次のためにも準備してよう”
Rくん
”分かりました、よーし

そして、それからも投手とのタイミング
をずーっと取っていました

このRくんは、こういったなかなかいない
珍しいキャラクターの子です。
確かに野球の実力はまだまだですが、
ものすごく素直で一所懸命なんです。
以前、子どもたちに”書きたいときに書
いてな~”って言って渡した野球ノート

今では、ノートのことは一切子どもたち
には言わないのですが、Rくんだけは
しっかり提出してきます。
試合で感じたことや、この間のセンバツ
決勝をTVで観た感想も書いてました

もちろん、しっかり赤ペンでコメントを
書いて返します

また、
”コーチ、これだけボク練習してきました”
って、これまた以前使っていた個人練習
表にびっしり練習したことを書いて持って
きます。
これもRくんだけ。
まあ、以前みたいに強制もしなくなったし、
監督とは離れたところで、自分の考えで
与えたきっかけの一つではありました。
でも、Rくんは何も言わずとも、提出して
きます。
Rくん
”ボク、これだけ自主練やってるから試合
でヒット打てますよね”
”去年はヒット1本も打てなかったから、
今年はいっぱい打ちたいです”
自分
”そうだな、頑張ってるから、きっとRだっ
たら打てるよ

”そう信じて、頑張ろうな

よく、こんなやり取りをしています。
そんなRくんの気持ちに応えたいな~。
いつも、そう思ってます。
そりゃ、監督が最終的に決めることで、
自分には権利はありません。
でも、実力のあるないではなく、そういう
ところをもっと見てほしいなと感じます。
スタメンじゃなくても、代打だって、守備
からだっていい・・・。
試合の状況次第というのもあるけどね。
ただ、先週末は点差もあったし、出して
もよいタイミングは多々あったように見
えました。
あくまでも個人的な考えですけど。
”オレだったら、Rのこと出すよ

って、心の中で何度も叫んでました

最終的には監督が決めることだから
それに従うしかありません。
監督には監督の考えがあってのこと。
でも、実力云々ではなく、野球以外の
ところで頑張ってる子や、一生懸命取
り組んでる子にもっと目を向けてほし
いなと思うんです。
去年も、監督不在で自分が代行して
いるときは、Rくんをよく代打等で出し
てました

その中には、彼のものすごい自己ア
ピールに負けたしまったときもありま
したが

結局、去年は1本もヒットを打てなか
ったけど、そんなRくんを自分はハイ
タッチで迎えましたよ

Rくんは悔しそうな顔してたけど、いつ
も”やりきった感”を見せてくれてまし
たからね。
でも、それくらいの元気と積極的な姿
勢って、他の子にも見習ってほしい
くらい・・・。
そういう子ってなかなかいないです
からね。
自分だったら、そういう子をたくさん
試合に使いたいです。
自分のそういう考えって甘いでしょうか

上手い下手とか表面的な部分だけで
はなくて、そういう子を大切にする少年
野球であってほしいと思うのです。
やはり、勝ち負けを意識すると、試合
に出す子たちを、大人は実力で天秤
にかけたがるもの。
気持ちはわからないでもありませんが、
少年野球は大人のためにあるもでは
ありません。
子どもたちのものです。
それを侵す権利は、大人にはこれっ
ぽっちもないはずです。
まして、言えることは
少年野球に下手な子などいない

下手なのは、指導する大人なだけ

これは、少年野球の普遍の真理とでも
言えるでしょう
