子供たちが野球をやる意味とはなんでしょうか?

将来プロ野球選手になるためでしょうか?



中には目指している子もいるでしょう。

でも全員がそうでないはず。

ましてや、プロなんて本当に選ばれた人たち
がなれる集団です。

その中で1軍に残れる人はさらに限られます。



子供たちは単純に野球が好きだからやっている。

ただそれだけです。

そりゃ負けるより勝ちたい。

誰もが思っているはず。

でも、子供たちはそれだけではありません。

野球が好きだから、仲間と野球をしたいから
やっているだけです。

遊びの延長なのです。

だから好きにやらせればよいのです。

その方が子供たちが力を発揮するのです。



その点を理解できていない指導者は、子供たちの
プレーに只々不満を露わにして、怒鳴ったり、
平気で人格を否定するような言葉を発している。

知らず知らずのうちに子供たちを痛めつけている
のです。

そして野球が嫌いになって、野球から離れて
いく子供が多いということをよく耳にします。

非常に残念な話です(。>0<。)



日本スポーツ少年団の「指導必携書」というものが
あり、その冒頭に以下のことが書かれています。

少し長いですが以下に示します。

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【日本スポーツ少年団指導者綱領】

1.わたくしたちは,次の時代を担う子供たちの
  健全育成のために努力します。


1.わたくしたちは,スポーツのもつ教育的役割を
  果たすために努力
します。

1.わたくしたちは,子どもたちのもつ無限の可能性
  を開発するために努力
します。

1.わたくしたちは,つねに愛情と英知をもって
  子どもたちと行動するよう努力
します。

1.わたくしたちは,スポーツを愛する仲間とともに
  世界の平和を築くために努力します。



【日本スポーツ少年団団員綱領】

1.わたくしたちは,スポーツをとおして健康な
  からだと心を養います。


1 . わたくしたちは,ルールを守り,他人に
   迷惑をかけない,りっぱな人間になります。


1.わたくしたちは,スポーツによって自分の
  力を伸ばす努力をします。


1.わたくしたちは,スポーツのよろこびを学び,
  友情と協力を大切にします。

1.わたくしたちは,スポーツをとおして世界中の
  友だちと力をあわせ,平和な世界をつくります。



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指導者綱領の各項目にあるキーワード「努力」頑張る

つまり、「大人は努力しなさい」ということ。

子供たちばかりに「頑張れ」と言って、自らの努力は怠って
いる指導者は、指導者失格ということですよ。



ちなみに私は必ずこれらを黙読してから、練習または試合
に出かけるようにしています。

そして常にその最中も、自分のポケットに入れています。



当然のことです。

将来性豊かな子供たちを預かる身なのですからニコニコ



【シュガーの今日のひと品】


心の野球―超効率的努力のススメ/桑田 真澄

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私と同い年の桑田真澄さんの本です。

この本には、少年野球指導者へ向けてのメッセージ
なども綴られています。

読む価値ありですグッド!