流星の滝で隕石の欠片を手に入れカナズミシティに戻ってきました。



デボンコーポレーションに立ち寄ると事件が発生していたのです!



研究員によるとアクア団に通信ケーブルの制御装置を奪われてしまったそうです。




アクア団はトクサネ宇宙センターに向かったようです。



急ぎ宇宙センターに向かいます。









トクサネシティに着くと、アクア団の姿を発見しました。



イクぜッ!シタっぱどもッ!



ウシオ「イクぜッ! シタっぱ どもッ!」



ウシオ率いるアクア団は宇宙センターに入っていきました。




ヤバイ!早く追いかけなきゃ!







宇宙センターに着くと先ほどのアクア団が占拠していました。


ウシオは2階に向かったようです。



アクア団の五つ子に行く手を遮られましたが無事勝つことができました。



私たちではあの人を止められない



アクア団「私たちでは あの人を 止められない……

ウシオ様を…… お願い」



ウシオの様子がいつもと違うのでしょうか。









2階へ向かうとダイゴとウシオの姿がありました。



ダイゴさん!




ダイゴ「アクア団…… その 装置を どうするつもりだ?

この星を 救う ための 最後の 希望 なんだぞ?」



そうだよ!その装置が無かったらこの星が…!




ウシオ「……ナンダと? キボウだと?」



そう、希望!




ウシオ「フッ―― フハハ…… フゥー ハハッハッハ!」



な、なにその笑いは…。




ウシオ「……チットも ワラエネェぜ オメェよゥ」



どういうこと?





ウシオ「アニィは…… オレの アイした アニィは……」


ゼンブマチガイだとっ



ウシオ「イママデの オレタチの ツナガリ キズナ ヤッテキタコト……

ゼンブ マチガイだとっ……?」



……!?




アニィはカワッチマッたッ!!!



ウシオ「オメェと カカワッテから アニィは カワッチマッたッ!!!」



ダイゴ「……逆恨みも いいところだな」



ウシオ「ダマレッ! オレハ…… オレハあああっ……!!」




ウシオが言うアニィと言うのはアオギリのこと。


伝説のポケモンを復活させたことで起きた異常気象。

その事件後、アオギリは自分がしたことが間違いだと考えを改めた。



今までアクア団の目的として掲げてきたもの、

それを一瞬で捨て去ることになってしまった。


アオギリを心の底から愛していたウシオにとって

希望を失ったと行っても過言ではないのかもしれません。



アオギリが変ってしまったこと、それがウシオの怒りの原因なのでしょうか。






ウシオの表情が変わりました。


それは怪しい笑み…。



ウシオ「……シッテイルの ダゼ?

アノ ロケットは トンでも ネェ エネルギーを タメコンデルってナァ

3000年マエの センソウを オワラセタ サイシュウの ヘイキより スゲェん ダロ?」



ダイゴ「!?」



ウシオ「流星の滝デ 見つけタ この キーストーンを ツカエバ

ムリヤリ アンナカの エネルギーを バクハツさせ ラレル……

ロケットの メガシンカ ダ! フハハハッ!」



なんてこと考えてるの!?


ウシオの口から出たセリフはあまりにも恐ろしいものでした。




ウシオ「インセキにゃ たよらネェ! オレッチの チカラで ゼンブを オワラセテヤル!」



セカイをハジマリにカエスのはオレだッ!



ウシオ「プロジェクト AZOTHを カンセイさせる ノハ!

セカイを ハジマリに カエスのは オレだッ!!」



はぁ!?

怒りにまかせて頭おかしいんじゃないの!!




話しててもらちがあかない。

ダイゴと協力し、アクア団とポケモンバトルで勝負です!



UPAAAAA!!!



ウシオ「UPAAAAA!!! モミツブシテ ヤルゼェェェ!!」





メガサメハダー



ウシオのメガリングに埋め込まれたキーストーンと

メガストーンが反応しサメハダーがメガシンカしました!



ウシオが流星の滝で見つけたのはサメハダナイトだったのです。



ウシオとサメハダーの間には確かに絆がある。

そう見せつけられた。





だけど、負けられない!





ダイゴと共にアクア団を撃破しました!





ウシオ「チクショウ……! オレじゃ ダメなのカヨ……アニィッ!」



…なんだかちょっと憐れんじゃうな。






ダイゴ「…今のうちに 次元転移装置を」



はっ!そうでした…って、あれ?



ゴニョニョがやってきたのです。


あれ?このゴニョニョどこかで見たこ……ちょ!?


シガナ



ゴニョニョはウシオにタックルし次元転移装置を奪い取ったのです!



え!?なに、どういうこと!??




ヒガナ「なーいす! シガナ!」



声の主はヒガナでした。





ヒガナはこちらに来るなりたんたんと話し始めました。

その眼は何かを見透かしているように感じます…。



ヒガナ「この 装置 すごいね

隕石を どこかに ひゅーんさせて はい めでたし めでたしって ことに

出来ちゃうんでしょう?」


ヒガナ「あはははっ! 確かに! そこの もとチャンピオンの 言うとおり!

この世界に 住む 人や ポケモンたちに とっては 最高の 希望 だよね!」





ヒガナ「……でもさ」



ヒガナの表情が変わりました。


その眼から光が消えたのを感じました。




最低最悪の絶望になる可能性があることわかってる


ヒガナ「それが ある人 や あるポケモン たちに とっては

最低最悪の 絶望にある 可能性が あること わかってる?」



ヒガナの口から出たセリフはこちらが予想だにしない突拍子もない物でした。





ダイゴ「……なにが 言いたい?」



ヒガナ「キミには わからない 期待してないよ」


ダイゴを憐れむような目で切り捨て吐いたセリフ。




ヒガナ「ねえ? ○○○ちゃん」



視線が背筋を凍らせた。



この世界にとっての希望はある人たちにとっての絶望



ヒガナ「この世界に とっての 希望は ある 人たちに とっての 絶望

……わかる?」



…え。



(それって1つの行いにより泣く人と笑う人が出てくるみたいなことだよね。)



わかるよ。



ヒガナ「またまたあ よく言うよ」



真面目に言ってんのに…。







ヒガナ「わたしたちは 知ってる ずっと 受け継いできた から

メガシンカの メカニズムに よって 引きおこされる 世界の揺らぎ」




この世界とは似て非なる別の世界の観測そして確定



ヒガナ「この世界とは 似て非なる 別の世界の 観測…… そして 確定……

そう わたしたちの 住む ホウエンと ほとんど 同じ そこに 生きる 人も ポケモンも」



別の世界…!?



ヒガナ「そう たとえば ちょっとだけ ポケモンの 進化の 道筋が 違う

メガシンカが 存在しない 世界……

3000年前に あの 戦争が 起こらず 最終兵器も 作られなかった

そんな世界の ホウエン……」




突然隕石が現れたらどうなるだろうね?



ヒガナ「そこへ 突然 隕石が 現れたら どうなるだろうね?」



え…!?



ヒガナ「隕石を 壊す 技術も ワープさせる チカラも 存在しない 世界の 人々は どうなるだろうね?」



…あの、いや、ちょっと待ってよ。




ヒガナ「……想像力が 足りないよ」





次元転移装置破壊




!!!



ヒガナは次元転移装置を破壊してしまったのです!




ソライシ「バカなっ!」



装置を破壊するなんてありえないよ!




ソライシ「何の根拠も なしに この世界とは 似て非なる 別の世界だと?!

そんなものは 現代において まったく 実証されて おらん!

そんな 勝手な 妄想で 次元転移装置を……!」



ダイゴ「なんて…… ことだ……」




確かに実証が無い限り妄想にすぎない。


何か…ヒガナには何か他の思いがあるのでは?





さよならかりそめの希望



ヒガナ「さよなら かりそめの 希望」




希望が…、私たちの星を救う希望が消えた…。







ソライシ「きッ 君はっ この責任を 一体 どう とるつもりなのだっ!?」



ヒガナ「大丈夫 わたし――」

わたしたちがこの世界も別の世界も守ることが



ヒガナ「……いや わたしたち がこの世界も 別の世界も 守ることが 出来るから」



ダイゴ「わたし『たち』だって……? どういうことだ?」



たしかに…。

流星の民の現在の継承者はヒガナさんただ一人。

誰か他にも仲間がいるということなのだろうか?






ヒガナ「……あっ そうそう! もうひとつ もらうの 忘れてた」


ヒガナ



ヒガナはウシオにタックルしキーストーンを奪ったのです。



え!?ちょっと!!


あの脳筋ウシオを怯ませるとか流星の民っていったいなんなの!!




ヒガナ「キーストーン……

あとは この人たちの アジトに あるものを 合わせれば……

そいじゃ 次の用事が あるもんで ドロンしますよ」



ちょっと、待って!!



ヒガナとシガナは去っていきました。




アオギリのアニィのキーストーンをウバウつもりカ?



ウシオ「ア…… アノヤロウ!

アオギリの アニィの キーストーンを ウバウ つもりカ!?

チクショウ! チクショウ!」




ダイゴ「……くそっ

彼女が 向かったのは アクア団の アジトか……」




ヒガナさんを追いかけて止めなきゃいけない気がしてきた。



アクア団アジトへ向かいます。









ポケモンORAS


○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●



ウシオ氏、踏んだり蹴ったり笑




それにしてもね。

このヒガナのシーン良いわ。


よく分からないけど考えさせられる。




別の世界っていったいなんなんだろう。


なぜそういう世界があるということをヒガナが言っているのか。



エピソードデルタの最後にはこれがわかるのかな?







ただの五つ子とは言わせないっ!



五つ子再登場。





ダイゴ



ダイゴから「くそ」発言。


わたしはちょっと衝撃であった。