アクア団のリーダー、アオギリが向かったおくりび山にやってきました。
おくびり山は
ポケモンの魂が眠る場所。
ポケモンのお墓が無数にあります。
…ちょっと、怖いな。
山頂にもお墓が…。
こちらはかなり古いように見えます。
見えない力があるのか、
空気が肌を刺す…。
壁に穴。
霧が立ち込める山頂を見渡してみると、人影を発見しました。
そこに居たのはアクア団でした。
そしてアオギリの姿も。
なにか大変なことがおこる……。
アオギリの元へ向かいます。
アオギリが何かを手にしたようです。
ちょっと!何してるの!!
アオギリ「よう なーんか 騒がしいと 思ったら やっぱり いつもの ガキンチョだったか」
ガキンチョじゃないっての!
アオギリ「わりぃけど 今 ちょーっと 遊んでやる 余裕が ねえんだよな」
わたしは遊びに来たわけじゃないっ!!
アオギリ「この おくりびやまに まつられていた あいいろのたま……
確かに アクア団が いただいたぜ!」
あいいろのたま!?
いったい何かわからないけど返してよ!
アオギリ「……ウシオぉぉ!」
ウシオ「おうヨォ! あにィ!」
ちょっと!話聞いてんの!?
アオギリ「元気な お客さんの お相手をして さしあげてくれや
くれぐれも 失礼の ないように がっつり 全力でなあ!」
アオギリ「ふはははっ!
この あいいろのたま さえ ありゃあ 隕石の力に 頼らなくとも
ヤツを 目覚めさせられる……!」
だからえんとつ山で隕石をあっさり返してきたんだ……!
それにしてもヤツって……。
アオギリ「あとは ヤツの 眠る 場所に たどり着く 手段を―
カイナで 開発中の 潜水艇を 手に入れるだけっ!」
カイナ…潜水艇……?
……!もしかしてクスノキ館長の!?
アオギリ「行くぞ! やろうども! 次は カイナシティだ!」
あ!ちょっと待てー!!
アオギリはしたっぱを連れ、下山をはじめました。
ヤバイ、追いかけなきゃ!
……!
ウシオ「……ってな ワケでヨォ
あにィが ずらかるマデ オレッちの 相手を してもらうゼぃ!
フゥーハッハッハァァァ!!!」
しかたない、勝負です!
そして勝負は終了ー。
ウシオ「フゥーハッハッハァァァ!!!
マケても タノしい ショウブ だったゼ!
オモシロイ! やっぱ オモシロイなあ! テメェ!
また やりあえるときを 楽しみに してるゼぃ!」
そう言い残し、ウシオもおくりび山を下山していきました。
わーっ、これヤバイ感じだよね!?
あ、あの……おじいさん、おばあさん大丈夫でしたか?
おじいさん「ああ なんという ことじゃ……!
あいいろのたまが 奪われてしまうとは……」
やはりその玉、大切な物なんですね。
おばあさん「あいいろのたま と べにいろのたま が
離れ離れに なって しまうなど 決して あっては ならないこと……」
その二つは対のようです。
離れ離れになったことで何かよくなことがおこるのでしょうか…?
おばあさん「…… …… …… ううむ……
よし! おまえさんに 残された べにいろのたまを 預けよう」
え!?
わたしに??
いいんですか!?
べにいろのたまに近づいてみると……
キレイな色……。
手を近づけた瞬間……!!
いま……いま何か……。
鼓動が聞こえた……!?
……いや、まさかね。。
おばあさん「さっきの ヤツらを 追いかけて たまを 取り返しておくれ……!」
わかりました。
絶対に取り返します!
あの……このおくりび山って……。
おじいさん「おくりび山には ポケモンの 魂を 慰める ための ところ……
ここは 高い場所に あって ホウエンを 見渡すことが できるから
ポケモンたちの 魂も 安らぎを おぼえるのじゃろう……」
そうなんですか……。
わたしはまだポケモンと死に別れたことがない。
だからその哀しみを知っている人の気持ちをとうてい理解することは出来ないだろう。
でもいつか、絶対にその日は来てしまうのだ。
そして哀しみを知ってしまう。
だからこそこうやって安らかに眠ってもらうための場所を設けてあげるべきなのだろう。
人にもポケモンにも。
おじいさん「おまえさんが ここに 来たのも なにかの 縁……
ホウエン地方に 伝わる話を 聞いて いきなされ……」
はい、ぜひ聞かせてください。
おじいさん「遠い 遠い 大昔の こと……」
おじいさん「海の化身 カイオーガと 大地の化身 グラードンが
終わりなき 戦いを くり広げていた
カイオーガは 荒波を おこして 海を 広げ
グラードンは 大地を 盛りあげ 地面を 広げた」
おじいさん「2匹の 戦いは 終わることなく
この世界は 吹きあふれる 大雨と 灼熱の 日照りに 覆われた」
おじいさん「それを 鎮めたと される 力の ひとつ……それが
べにいろのたま と あいいろのたま」
おじいさん「べにいろのたま から あふれる 光は
カイオーガの 力を 抑え
あいいろのたま から あふれる 光は
グラードンの 力を 抑えたと言う」
おじいさん「そして おとなしくなった 2匹は 海底深く 潜っていき
やがて 姿を 消したのじゃ……」
……すごい話ですね。
でもあいいろのたまとべにいろのたま
それってカイオーガとグラードンに無くてはならないものなのが分かります…。
!?
あれ?
アオギリが奪っていったのはあいいろのたま
あいいろのたまはカイオーガの力を抑えた物。
アオギリはカイオーガを目覚めさせようとしているの!?
そんなことしたらホウエン地方が……
3000年前に起きたことが再び起きてしまったら……!
止めなきゃ、アオギリを止めないと!
おじいさん、おばあさん、行ってきます!
ポケモンORAS
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おくりび山……
ポケモン界にはその地方に必ずお墓の施設があるわけで。
なんだかリアルよね。
そしてゲームとはいえ生死があるということ。
それを静かに教えてくれるポケモンってなんてすごいんだろう。
ミアレのビル2階のオカルトマニアがここにも!?
なにか関係があるのでしょうか?
セリフも同じだし……。
でもこの子は消えない。
うーん謎。。
シリーズによって
あいいろ、べにいろのたまの使い道が微妙に違うのね。
ウシオのセリフ、ひらがなとカタカナが
へんなとこで交ざる謎なしゃべり方なので
文字打つのめんどくさくてたまらない。。。