クセロシキ「おおー! オマエは あのときの!」
資料室に入ってきたクセロシキに見つかってしまいました。
ヤバイ逃げなきゃっっ
……でもマチエールはどこ?
クセロシキ「よーし! オマエで 実験だゾ!」
実験って何の…?
クセロシキ「イクスパンションスーツを 着た エスプリが
オマエを 倒せば ワタシの 科学力の すごさを 証明できるゾ!」
クセロシキ「よし くるのだ エスプリ!!」
イクスパンションスーツを着たエスプリ(マチエール)が現れました。
マチエール!返事してよ!
エスプリ(マチエール)には聞こえていないようです。
クセロシキ「さあ! 戦え エスプリと 戦うのだ!」
…そんなっ!
エスプリ(マチエール)「……ボールジャック スタート
……ウィルス イクスパンション」
エスプリ(マチエール)が勝負を仕掛けてきました。
エスプリ(マチエール)自身の意思ではなく
クセロシキがリモートコントロール機能で操っているようです。
ポケモン勝負が終了しました。
わたしが勝ったんだからもうやめてよ!
クセロシキ「すごいな オマエ! すごいぞ オマエ!
だが エスプリの 能力は こんな 程度では ないゾ!
さあ! 戦え エスプリと 戦うの だ!」
エスプリ(マチエール)は新たなポケモンを繰り出し
ポケモン勝負をしかけてきました。
倒しても倒してもクセロシキはエスプリ(マチエール)に
ポケモン勝負を指示してきます。
もう…もうやめてよマチエール…。
クセロシキ「オマエ つかれたのか?
イクスパンションスーツを 着こんだ エスプリの 肉体は もちろん
精神も 限界は ないのだゾ!
さあ! 戦え エスプリと 戦うの だ!」
肉体も精神も限界が無い!?
マチエール!もうやめて!!
もこお「ふんにゃーっ!!」
も、もこお!?
ハンサム「……そこまでだ」
ハンサムさんっ!
クセロシキ「ヌヌッ! なんだ オマエたちは! なにゆえ ここに 来たのだ?」
ハンサム「もこおは エスパーな ポケモンだ
心 通わせる マチエールの 居場所など わかって 当然……」
もこおスゴイよ!
クセロシキ「勝手に 入ってくるなんて オマエたち 犯罪だぞ!!」
ハンサム「本来は そうなのだろう
だが わたしたちは ごく 普通に エレベータに 乗ってきたのだ」
えっと……。
確かにそうだけど、今はそういう問題じゃなーーいっ;;
ハンサム「○○○クンは わたしの 大切な バディ!
ピンチは あらば 野を越え 山越え 海越え 駆けつける!」
ハンサムさん嬉しい…ありがとう ぅぅ。。。
ハンサムはミアレで起きたポケモン連続強盗と
壁画の損壊事件の犯人をクセロシキとみているようです。
クセロシキ「グヌヌ…… だが ワタシは 捕まらないゾ
いけ! エスプリ! みんなを やっつけるのだゾ!!」
ハンサム「やめろ! マチエール!!」
もこお「ふんにゃー!!」
クセロシキ「ムダ ムダ! なにを いっても 無駄だ! マチエールには 届かないゾ」
そうなんです、ハンサムさん。
さっきから何回問いかけてもマチエールには聞こえてないんです。
クセロシキ「スーツを コントロール しているのは この ワタシ なんだゾ!」
ハンサム「きこえるか!! マチエール!!
おまえが 目覚めれば きっと スーツの コントロールからも 自由に なれる!
だから 起きろ! 起きてくれっ!! マチエール! マチエール!!」
マチエールお願い起きてっ!!
3人の声はマチエールに届かない……。
どうすればマチエールを助けることが出来るの……。
その時!
マチエール「グアアアアアアアアアッ!!」
マチエールがいきなり苦しみ始めました。
どうしちゃったの??
クセロシキ「なぜ こんなことが 起こるのだ……?」
これって、この前に起こったことと同じなのかな…。
クセロシキ「ええい こうしてやるゾ!!
リモートコントロール機能 制御モード パワー マックス!!」
マチエールはいきなり正常に戻りポケモン勝負をしかけてきました。
ハンサム「マチエールを とめてくれっ!!」
わかりました!
マチエール「グアアアッ!! グアアアアアッ!!!」
ポケモン勝負が終わり、再びマチエールは苦しみ始めました。
マチエールっ……!
もう、お願いだからやめてよ。
マチエールが死んじゃうっ
マチエール「グアアアアアアアアアッーーーー!!」
クセロシキ「……リモートコントロール機能 制御モード オールストップ だゾ」
苦しんでいたマチエールが正常に戻りました。
ハンサム「おい! マチエール!! 大丈夫か!?」
クセロシキ「……リモートコントロール機能を オフに しただけだ
なんの 問題も ないゾ」
マチエール「ふああ…… んん……
クセロシキおじさん…… もう きょうの テストは おしまい?」
クセロシキ「ああ…… オシマイ だゾ…… ご苦労だった マチエール
これで テストは すべて オシマイ
オマエの アルバイトも オシマイだゾ」
マチエール「ふーん そっかあ……
それじゃあ また なんか あたらしい おしごと さがさないと いけないな……」
ま、マチエール!!
マチエール「って あれれ? なんで みんな いるのー?」
えっと…それは…。。
マチエール「ここで アルバイト してること みんなに ナイショ だったのに?」
ハンサム「おい…… マチエール…… おまえ 大丈夫か……?」
マチエール「ん? だいじょうぶ って なんで?
あたし ずっと ねてただけ だよ」
寝てたっていうか、その……。
マチエール「ここの おしごとは この スーツを きて ねるだけの おしごと なの
って ハンサムおじさん?
なんで ここに いるの? びょういん じゃなかったの?」
し、しまった。
ハンサムさん病院に入院してるって話になってたんだった。。。
マズイな。。
ハンサム「あっ ああ…… いや……
今日だけ 特別に 外出の 許可が おりたのだな
そしたらだ マチエールの 顔が どうしても みたくなって しまってな
アルバイト先を 探して ついつい 来てしまったのだよ!」
マチエール「ふーん…… そっかあ……」
せ、セーフ?ばれてないばれてない。。。
マチエール「かってに おしごと はじめちゃったし
おこられちゃう と おもったから ナイショに してたのに……」
そんなことないのに…。
マチエール「やっぱり ハンサムおじさん って すごい たんていさん なんだね」
ハンサム「……いっ いかにも だ!」
目が泳ぎすぎですよハンサムさん…。
ハンサム「えっ ええと では マチエール! 食事の 買い出しを 頼む!」
ハンサム「わたしは これから クセロシキさんと やや アダルトな 話が あるのだ!」
アダルト!?
ば、ばれますよそんな分かりやすい嘘ついちゃ…;;
マチエール「はーい わかったー! それじゃあ さきに かえってるね!
じゃあ みんなも いっしょに かえろ!」
ばれてないっぽい??
じゃ先に帰りまーす。。。
ハンサム「では 少し 話を しましょうか ドクター クセロシキ……」
クセロシキ「ああ 構わないゾ ハンサムと 呼ばれる 男」
ハンサム「ドクター クセロシキ よ……」
ハンサム「今回の 騒動の 犯人……
あなたで 間違い ないんだな?」
クセロシキ「ああ そうだゾ
美術館の 壁画を 汚したのも モンスターボールを 盗んだのも
リモートコントロール機能を 使い エスプリを 操作 した ワタシの 仕業
マチエールは スーツの 中で なにも 知らず 寝ていただけだゾ
犯行には 一切 無関係 おまえが 疑う 必要 なし」
ハンサム「そうか……」
クセロシキ「だから おまえが 捕らえられるのは ワタシだけで いいのだゾ」
ハンサム「……結構 あなたの 証言を 信じよう」
クセロシキ「マチエールは よい 娘だ
バカだが 身体は 丈夫 そして 心が 純粋」
クセロシキ「純粋……
ひとつの ことに 打ち込む 力は あらゆる 研究を 成功に 導くための 必要条件」
クセロシキ「……ワタシの 悲願である イクスパンションスーツの 開発は
マチエールに よって 成功したゾ
イコール 思い残すことは ないのだ
さあ ワタシを 連れてゆけ」
ハンサム「……わかった
準備が 整い次第 署まで 同行 願おう」
ハンサム「……さて 国際警察としての わたしの 話は ここで 終わりだ
……今からは マチエールの 保護者代わりの ハンサムとして
あなたと 話を させてほしい」
クセロシキ「ヌ?」
ハンサム「……今日は もう しばらく
マチエールや わたしと ともに 過ごして いただけませんか?
……彼女は どういうわけか あなたの ことを 慕っています
このあとの みんなでの 食事も 楽しみに している ようだ……
だから…… 事の 真相を 伝えるのは
幸せな 時間を 過ごした 明日に してやりたいのです」
クセロシキ「……ハンサムとやら
……おまえは 愚か だな ……だが 感謝するゾ」
後日クセロシキはハンサムにより逮捕された。
クセロシキが研究、開発してきたイクスパンションスーツは
被検体としてマチエールを使い完成された。
クセロシキの研究者としての集大成といえるべきものなのかもしれない。
パキラに言われたクセロシキの処分。
逮捕という形になったけど、これでよかったのだろうか。
ポケモンXY
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
クセロシキってイクスパンションスーツの被検体として
マチエールを使ったけど身体の心配や
本人はいい娘だという発言から
悪の悪ってキャラではなかったですね。