フラダリを追いかけ、ラボの地下2階にやってきました。
長い廊下の先にフラダリがいました。
フラダリの目線の先には……！
牢屋には身長が勇に3メートルを超す巨大な…ヒト？
え…！？
この人ってどこかで見たことがあるような……。
AZ「きけ フラダリに 刃向かう 者」
オトコが口を開きました。
その瞬間、脳裏にイメージが送りこまれてきたのです。
昔々 本当に 遠い 昔
オトコと ポケモンが いた とても 愛していた
戦争が 起きた
オトコの 愛した ポケモンも 戦争に 使われた
数年が たった
小さな 箱を 渡された
オトコは 生き返らせたかった どうしても どうしても
オトコは 命を 与える キカイを 造った
愛した ポケモンを 取り戻した
オトコは あまりにも 悲しんだため 怒りが 治まらなかった
愛している ポケモンを キズつけた 世界が 許せなかった
キカイを 最強の 最終兵器に した
オトコは 破壊の 神と なった
神により 戦争は 閉じられた
永遠の 命を 与えられた ポケモンは 知っていたのだろう
命の エネルギーは 多くの ポケモンを 犠牲に していたことを
生き返った ポケモンは オトコの もとを 去った
…… …… ……
なんなのこれ……。
すごく哀しい…。
やりきれない…。
AZ「カギを 取り返せ」
その声で我に返った。
AZ「あれは 起動させては ならぬ また すべてが 消える」
AZ「わたしの ように いつ 終わるとも わからぬ 苦しみを 味わいたいのか……！」
あのあの……、えっと……
頭の中がごっちゃで何がなんだかわからない…っ。
あのフラダリさんこの方は……？
フラダリ「彼は AZ
3000年前の 王さまと 同じ 名前だそうだ」
…AZ。。
そういえば資料室にあった本でその名前出てきた…！
同じ名前…なんだ！？
フラダリ「なぜだか 最終兵器の カギを 首から ぶらさげていてね」
最終兵器のカギ？
フラダリ「さあ いよいよだ わたしの 部屋に 来なさい」
そう言い残しフラダリは地下3階へ下りていきました。
…… ……
そのオトコの目は生き人とは思えぬ
寂しく冷たいものでした。
あなたを…
13番道路で見かけました。
永遠の命を…… 与えられた 花の ポケモン
そうつぶやいていましたよね。
さっき脳内の送り込んできたイメージ……
そのオトコとはあなたのことですよね。
花のポケモンはフラエッテのこと…。
本に書いてあった通り
3000年前の戦争は本当にあったことだったんだ……。
あなたが造り出したキカイは
地中に埋められ存在すら忘れ去られていました。
でも時が経ったとしても無くなることはなかった。
今再びあの悪夢が甦ってしまうかもしれない。
大切なポケモンを生き返らせたい。
でもそれは禁忌。
やってはいけないこと。
憎しみから光は生まれない！
あの悲劇を繰り返さないためにも
フラダリさんを……最終兵器を止めます。
地下3階へやってきました。
そこにはフラダリとフレア団がいました。
なにか話しているようです。
クセロシキ「頂いた ボール 集めた ポケモン すべて 運んだ
イコール すべての 準備が 整ったゾ」
フラダリ「あとは 実行 するのみ…… では 頼む」
まずい！フラダリさんを止めなきゃ。
恐るおそるフラダリの元へ近づいていくと…。
フラダリ「スイッチ 一つで ここから 最終兵器を 起動できる」
う……、そんなに簡単なの…。
フラダリ「わたしにとって 選ばれし 者とは
未来を 変える 可能性を 持つ 者！」
未来を変える可能性を持つ者！？
フラダリ「最終兵器を 起動させてしまうのか
……それとも 封じこめておくのか きみの 可能性を 試すよ」
そう言い残し、またもフラダリはどこかへ行ってしまいました。
……なんなの？
なんで最終兵器の起動を
こちらの意思に委ねて試すの？？
意味が分からない。
わたしが未来を変える可能性を持つ
選ばれし者なのか試す、そういうこと！？
震えが止まらない……
ポケモンXY
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
AZが見せたあのムービーのシーン。
ヤバイな。あれ。
戦争は哀しみしか生まない。
人の精神を狂わせる。
最愛の人(ポケモン)は帰ってこない。
男→オトコ
機械→キカイ
とカタカナ表記にする理由とはなんなんだろう？
主人公の精神が崩壊しないか心配です。
その前にわたしがしそうだ←