マスタータワーにやってきました。
メガシンカおやじ「おう! てっぺんで コルニ…… いや
メガシンカの 継承者が おまえを 待っておる!」
はい。
そう、ここマスタータワーのてっぺんで
コルニさんとメガシンカを使える者同士のポケモン勝負をする約束をしていました。
その約束を果たすため、てっぺんを目指します。
メガシンカおやじさん、サナ、がんばってくるね。
螺旋スロープを1歩1歩上っていきます。
メガシンカを使える者同士のポケモン勝負なんて
いったいどんな勝負になるのか見当がつかないけど
精一杯やるのみだよね。
でも自分にメガシンカを使えるのか心配でもある…。
マスタータワーの中心に立ってるメガルカリオの像。
2階からなら顔がはっきり見えるね。
5階まで上ってきました。
ここがてっぺん……
この先にコルニさんとルカリオが待っている…。
そこはシャラシティが一望出来る空間が広がっていました。
まだ明けぬ夜風が少し冷たい…
そして遠く空を見つめるコルニさんとルカリオがいたのです。
コルニ「空を みてると 心が ふわっとして……
ポケモンも あたしも なんでも できそうで……
好きなんだ ここ!」
ジム戦では見られなかった優しく凛とした空気が張りつめています。
コルニとルカリオがこちらにやってきました。
コルニ「もう一度 ごめんなさい! わざわざここまで こさせて」
いえ、こんな素敵な場所来れて良かったです。
コルニ「高みを 目指す 気持ちを 忘れないように…… ってことで
メガリングは ここで 渡す 決まりなの」
高みを目指す…ですか。
…ぴったりですよ、ここ。
コルニ「はいっ! メガリング!!」
メガリングを受け取りました。
これがメガリング…!
中央にはキーストーンが埋め込まれていました。
これがメガストーンと反応するの?
こんな貴重な物貰ってしまっていいのでしょうか。
コルニ「メガシンカ させたい ポケモンに メガストーンを 持たせるの!
そして ポケモンを 勝負に だせば おのずと メガシンカの 兆し みえるはず!」
なるほど、メガシンカさせたいポケモンに
対応するメガストーンを持たせればいいんですね。
コルニ「って ルカリオ!? あんた どうしたの?」
ルカリオ「くぁんっ!」
コルニのルカリオがこちらにやってきました。
えっと…どうしたの??
コルニ「……もしかして ルカリオ
そちらの トレーナーさんと 共に 戦いたいの?」
ルカリオ「くぁんっ!!」
えぇーー!??
コルニさん、これっていったい?
コルニ「まさか…… あたしと ではなく
旅の トレーナーさんとの 絆の ほうが 強いなんてね
いいんだか 悪いんだか……」
えっと、いいのかなぁ……。。。
コルニ「あなた! やっぱり おもしろい トレーナーさんね!
ねっ! あたしの ルカリオと 一緒に 戦って あげて」
ルカリオとですか。
コルニさんとルカリオさえよければ。
コルニ「そう! ルカリオ同士の 1VS1の 勝負しましょ!
ルカリオナイトは 持たせているし!」
……わかりました。
コルニ「もう1匹に 負けたくないのか 好みの 波動を だす あなたを 気に入ったのか
よく わからないけれど……」
わたしもよくわかんない。
でもルカリオがやる気だし、それに応えるのもトレーナーでしょ!
あたりの靄がいっきに晴れ空気が変わりました。
コルニ「行くよ ルカリオ……!」
コルニ「命 爆発ッ!!」
継承者コルニとの真剣勝負開始です!
コルニはルカリオをメガルカリオにメガシンカさせました!
これがメガシンカ…!
すごいっ!!
こちらもメガシンカしなきゃ!
えっと…。
!?
メガリングとルカリオナイトがあるのに
メガシンカできない!??
どういうこと??
……たしかメガシンカには信頼関係…絆が大事だって言ってた。
ルカリオは信じてくれているのに
自分はまだルカリオを信じれてあげれてないってこと!?
ルカリオわたしダメかも。
メガシンカさせてあげられないかも。。。
ごめん、ホントにごめん。
でも、でも…
ルカリオともっともっと仲良くなりたい
目には見えない絆で繋がりたい。
だから…
メガリングとルカリオナイトが共鳴し
ルカリオがメガルカリオにメガシンカしました!!
これで両方とも気兼ねなく戦えるね!
メガルカリオ同士のポケモン勝負は
いままでの勝負では見たことのないパワーを感じました。
メガシンカってすごい…!
HPも少なくなってきて最後の一騎打ち。
両者のグロウパンチが炸裂しました!!
そして勝負は終了
コルニ「あなたと ポケモンの 絆 空前絶後の パワー だよー!」
コルニさんのメガルカリオに勝つことが出来ました!
ルカリオよかったね、信じてくれてありがとう!
コルニ「メガルカリオ同士…… 全力を 尽くした 戦い!」
コルニ「あなたなら 絆の 力で メガシンカを 使いこなせるよっ!!」
ルカリオ「くわんぬ!!」
ありがとうございます!
がんばります!
コルニ「よければ あなたの 旅に ルカリオも 連れていかない?
あなたとの コンビも ばっちり みたいだし! ね!」
でもこの子はコルニさんと共に強くなってきたのに…。
わたしなんかでいいのかな?
ルカリオ「くおーん!」
……わかった。
ルカリオわたしと一緒に旅しよ。
コルニからルカリオを譲り受けました。
よろしくね!
いつの間にか夜は明け、太陽が姿を覗かせました。
こんなきれいな景色を見るのが自分だけなんて
なんだか申し訳ないけど、
みんなに感謝。
メガシンカすることが強いポケモンの条件じゃない、
メガシンカしなくても強くなれる。
だけど少しでもメガシンカの研究の手助けになれればいいな。
コルニさんも言ってました。
ポケモンと トレーナー お互いが 勇気を 与えあい
お互いが 相手の ため 心を 痛める 優しさが あれば
きっと 笑顔に なれるよね!
ポケモン勝負を通してポケモンとトレーナーと
もっともっと絆を深めていきたい。
ポケモンとヒト、言葉は通じないけど
互いを思いやる心があれば
きっと自然と笑顔になれる。
そう信じて。
旅は続きます。
ポケモンXY
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メガシンカのシーンくっそカッコイイですね!
あれ大人でも腕入るの?
ルカリオを ともなった トレーナーが この地を 訪れたとき
奇妙な 石を 二つ みつけた
これが 世界で 初めての メガシンカ だと 言われています……
だからマスタータワーにメガルカリオ像か。
そしてメガシンカおやじの先祖はそのトレーナー。
コル二はその一族の末裔なんだね。
プラターヌ博士も 若いとき メガシンカに ついて 調べるため