ついに、祭りデビューを果たした。
ずいぶん前から、神輿を担ぎたいと思っていた。
あれは、見る物でなく、担ぐ物だと思っていた。
『踊る阿呆に見る阿呆、どうせやるなら踊らにゃ損損』
町屋に越して来てから、飲み友達が随分出来た。
その仲の良い友達に、祭りのえらい奴がいたのだ。
三、四年前から担がせてくれると言ってくれていたのだが、仕事が重なっていてチャンスがなかった。
そして、ついに今年の天王祭!
やった!担いだのだ!
長年の夢が叶ったのだ!
いや、面白い!楽しい!
思っだ以上に楽しいのだ!
60歳にして、この感動は何なのだ!
そして、
終わった後の、心地良い疲れと充実感!
この年にして、又、一つ楽しみが増えた。


