EP2【後藤さんは少し飛んでいる】 | 情熱派日本夕景

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では、昨日の続きを話すことにする。

後藤さんはとにかく、飛んでいる。

オーディションの時もそう。

俺……見込まれたっていうより、たまたま後藤さんの耳にピクッと来たから選ばれたような気がするんだよな……。
後藤さん……オーディションの前日は焼酎をロックで飲んでいたらしいし。しかも、なぜかジョッキ6杯。

普通、焼酎をジョッキで飲むか?飲まないよな……。

匂いだけで酔っぱらう俺には、その感覚がわからないんだけど……。

とにかく、オーディション当日の後藤さんは二日酔いだった。

……そもそも、この事務所……所属タレントは俺と後藤さんだけだったりする。
いや、違う。
つい最近、野球選手とマネジメント契約を結んだから、今は3人だ。

……。

とんでもないような場所に来ちゃってないか、俺?

そんで、後藤さん……あの人何者?

以前、俺は見た。

下着がさら……じゃない、空き缶が後藤さんの手の中であっという間にべしゃんこになったのを。

しかも、踏みつけて潰したかのような潰し方で。

酷いときには道端の空き缶を全部潰したんだから……。

あの人、本当に何者なんだろう。

まさか……ねぇ?

とにかく、あの人はマジで怪しいあせる

なにせ、下着がシャツでも素っ裸でもなく、さらしだから。

あ、この話は内緒だからあせる
明日、俺はぺしゃんこかもしれない。
それだけは避けたいから、これはプレミアム記事にしとく。
まだ死にたくないもん。
俺、まだまだ青春真っ盛りよ?酒飲める歳だけど。

じゃ、また明日ね。