ルーツ・ミュージック好きの知人が推すので借りてみました。
女性スライド・ギタリスト
ボニー・レイット
1972年のセカンド・アルバム
Give It Up/Bonnie Raitt
¥1,416
Amazon.co.jp
どうも私は女性アーティストには疎いのですが、この前、取り上げたマリア・マルダーもそうですが、女性にもいいルーツ・ミュージック系のアーティストがいるもんですね。
「いまごろ、ボニー・レイットかいっ!」とお思いの方、申し訳ございません m(_ _)m
では、アルバム冒頭のタイトル・チューン。スタジオ盤ではアコースティック・ギターのスライドですが、このライブ映像ではエレキのスライドギターを聴かせています。
いやあ、男前なボーカルとギターですね~
思わず「この人に一生ついていこう!」と思ってしまいます(笑)
スタジオ盤ではニューオリンズ・ジャスの本格的なホーン・セクションを起用しており、この翌年に発表されたマリア・マルダーの『Old Time Lady』との共通性を感じます。
最近、買ったシンコーミュージック・ムック『スライド・ギター』でもボニー・レイットは見開き2ページで紹介されていたのでスライド・ギタリストとして、かなり評価は高いのでしょうね。
こちらもアコースティックのスライドが存分に楽しめる曲です。
I Know (You Don't Love Me No More)
(残念ながら、なぜかYoutubeのリンクが貼れません)
南部の臭いがプンプンしてますね。
お次はブルース・ナンバー
こちらはフィンガーピッキングのアコースティック・ブルース
これは比較的、近年のライブなのでしょうが、かなりの貫禄です。
ボニーは黒人ブルースマンのフレッド・マクダウェルからギターを教わったということです。正に直伝のブルースギター。
このアルバムでは本格的なブルース・ナンバーはこの一曲だけですがファースト・アルバムは全面的にブルース・アルバムだったようです。
こちらも聴いてみたい気がしますね。
さて、ここまでオールドタイムなルーツ系の曲を選曲してきましたが、ジャクソン・ブラウンの"Under The Falling Sky"をはじめとして、同時代の優れたソングライターの曲も取り上げています。
その中から最後にリンダ・ロンシュタットも歌ったエリック・カズ&リビー・タイタスの名曲を
このアルバムの発売された1972年前後というのはルーツ・ロック系アルバムの宝庫ですね。
ちなみに、この頃、私は小中学生でグラムロックを夢中で聴いていました。
まあ、小中学生にこういうルーツ系の音楽の良さは分からないですよね(笑)