2005.5/2-6 大鹿歌舞伎と伊勢詣御利益はあったかツーリング | @流星号の「人生ツーリングだぁね!」

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バイクツーリングの備忘録としてヤフーブログで書いていましたが、引っ越してきました。
キャンピングカーを買ってしまったので、ツーリング行かなくなっちゃったなぁ。

HDDの写真を整理していたら、この記事がアップされていなかったことに気がついた。当時まだブログ開設前だったのでし忘れたようだ。

遅ればせながら備忘録としてアップします。

 

2005.5/2-6 大鹿歌舞伎と伊勢詣御利益はあったかツーリング

 

連休前半長女と富士五湖へ行き5/1日曜帰り。翌月曜日ソロでキャンプ用具一式積み込み長野県の大鹿の地歌舞伎公演を観るため出かける。天気予報では午前中雨だったが起きると朝からの五月晴れ、心弾む。昨年同じ日に大鹿に行っているので様子は承知、近くの河原か展望台でキャンプすればいいさの出たとこ勝負風任せツーリングだ。その後伊勢神宮に詣でようかと思う。近くのキャンプ場は一応チェックし、山奥じゃないから寒くもないし寝るだけならどうにかなるさ。

5/2 月 快晴    本日の走行距離 250.6km
12:20 出 お気楽父さんお見送り

12:55 GS 13.3km
13:00 調布IC 5km
連休合間の平日なので中央高速はガラガラだ。逆に飛ばし過ぎるので注意。案の定高速警備隊や覆面パトがいた。
14:30 諏訪南IC 159km   \2,750-                               

14:40 GS 163.3km  10.09L 16.3Km/L \1.272-
快晴で暖かったがこっちに来ると風は冷たくなる。R152、飛龍街道に入る。この国道にこんな素敵な名前があったのか。標高が上がるごとに桜の花が増えていく。
15:00 杖突峠 13.4km

諏訪湖を見下ろす絶景の中ですするトロロ蕎麦は身も心も温めてくれる。@790-
15:30 出
15:53 道の駅長谷 37.3km
どこにキャンプするにしても水の確保が肝心なのでここで確保。
16:18 分杭峠 53.1km

連休合間の平日のためか人出はなかった。昨年はTVで紹介されたこともあり、崖下の木立の中にシートを敷き人々が寝そべっていた。異様な光景である、何でも磁場ゼロの地で身体の悪いところが治ると言うそうだが。ここから北を見ると中央構造線が見渡せ不思議な力を感じさせてはくれるが寝そべる気にはまだなれない。
16:45 大鹿ビガーハウス 71km                            

 大鹿の観光案内所で、昨年来たとき色々お世話になり歌舞伎のこともその時聞いた。昨年は中央構造線走破が目的だったのでそのまま観ずに行ってしまった。で、今年観に来たと言うと喜んでくれた。
「どこに泊まるの?」
「夕立神展望台に行ってテントで寝ます。」
「あそこは高度があって寒いわよ、0℃近くになるわよ」
「一応寒さ対策はしてきましたから」
「私は地元の人間だから大きな声では言えないけれど、そこの大西公園は桜祭りやっていて5時まではお店出しているけどそれ過ぎたら誰もいなくなるから内緒でテント立ててもいいわよ」と教えてくれた。

夕立神展望台はバイクでも30分掛かりここから更に900m程標高が高くなる。100mで1℃下がるなら確かに夜は寒くなる。ではと、目の前にある大西公園に行くと丘の上に桜の公園があり、トイレや休憩所がある。出店用のテントもいくつかあったがもう誰もいなかった。一番高いところに観音像が立ち、その横の草地にテントを立てることにした。ここなら下の広場からも駐車場からも見えず大丈夫だろう。では、お酒を買いに行こう。
17:10 スーパーマルゴ 73.8km  \1,216-
酒と少々の肴を買い支払いしていると壁に歌舞伎の写真が張ってある。聞くとここの親子の物で奥さんが明日の主役を演じるそうだ。では明日見に行きますからと言うと、来るなら開演は12時だけど席取りには朝7時頃行かないと座れなくなるよと言われ早起きする事になった。飲み過ぎないようにしなくっちゃ。まぁ、公園でキャンプだから朝人が来る前に撤退しなきゃ行けないしツーリングの時は早起きだから大丈夫か。
公園に戻りテントを立てるタイミングを伺うが本当に誰も来ない。時折駐車場に車が来るがすぐ出ていくか、トイレに寄るくらいでここまでは来ない。暗くなってから立てるのも面倒なので設営。寝床も準備し、さぁ一人宴会開始。麻婆豆腐と餃子にし、熱燗でクイクイと飲む。

10時過ぎ明日のためにと寝袋に入った。今回先週長女と富士五湖に行ったとき道の駅で「携帯雪洞」と言うアルミ暖寝袋を買い持ってきた。説明書に寄れば-18℃でも+7℃の暖かさとある、軽くて小さく畳め本当なら超便利物だ。寝袋と併用して寝たが確かに暖かい。いや、暑い。キャンプ初日の性もあり興奮して寝付かれない。もう一度起きて飲み直しだ。結局買ってきた酒飲み切るまで夜空を眺め遠くで聞こえる川のせせらぎを肴に夜を過ごした。明け方寒くて目が覚めた「携帯雪洞」効き目なしかと思いきやなんとジャケット脱ぎ寝袋から出て寝ていた。「携帯雪洞」恐るべし。もう一度寝袋に潜り込み寝直した。暖かぁ。

5/3 火 快晴     本日の走行距離  40.7km
06:30 起床。
07:00 席取り。
確かに舞台前のゴザが敷かれている広場は半分位座布団や敷物が置かれ埋まっている。僕はコロシアムのようになっている階段状の最前列にミニテーブルとエアマットを置き席の確保。昨日聞いて置いて良かった、開演直前に来るつもりだったから観られなかったかもしれない。
テントに戻り、朝食。

スケッチをし、連泊なのでテントを片付けるかこのままにしておくか悩む。実は下にある休憩所は7間×7間の広い部屋で中に水道もあり、テーブルと病院の待合室にあるようなベンチがいくつもある。おまけに入り口のガラス戸は中から鍵もかけられる。昨日見た限りでは夜人が来ることはほとんどなかったし、来てもトイレ利用だけで休憩所に入った人はいない。なら今夜はここで寝てしまおうか?テント設営の手間もいらないし、トイレは目の前だ。そう決め、テント撤収。
10:30 出
10:32 ビガーハウス

コーヒーを頂きながら雑談。お昼のお弁当を聞いたら会場で売っているけど売りきれることもあるから早めに行った方がいいと言われ会場に向かう。
11:10 出
11:13 会場前、駐車場は離れたところに設置されているがバイクなので会場横の集会場に置かせてもらえた。入り口で歌舞伎弁当を購入。地元の食材でいっぱいの2段弁当だ。@1000-

席に行くと回りはぎっしりと人で埋まり本当に朝席取りしておいて良かった。石段に腰掛けビデオを三脚でセットし、開演前にお弁当を頂く。
12:00 開演
二幕公演でスーパーマルゴの奥さんは二幕目だ。歌舞伎初体験の僕はよくわからないところもあったが開演前にあらすじを解説してくれ助かった。演者全てが地元の人たちで校長先生や郵便局員、農家等々見得を切ると声がかかりお捻りが飛び交う。一人で一度に数十も投げるので桜吹雪のようでビックリした。いよいよ二幕目奥さん登場、これがピカ一!流石元東京で劇団に入っていただけのことはある、上手だ。「可愛いよー」「日本一」とかけ声とお捻りが飛び交い最高。後方からのお捻りは途中の客席に落ちそこの人がまたリレーのように舞台に投げ入れる。元気な若者が投げると飛び過ぎて舞台の屋根に乗ってしまう。230年前から続く間口六間奥行き四間の回り舞台で桜に囲まれ時折散り残った花びらがお捻りのように舞う。プロでもないし素人でもない中途半端なところが何とも言えず楽しい。客席も隣同士地元の人や観光客で談笑し楽しい。本当来て良かった。雨ならば体育館で上演するそうだが趣が違う、五月晴れ新緑に囲まれての観覧はサイコー!

   第一幕開演                   

マルゴの奥さん大熱演       

打ち上げ挨拶
15:30 出
16:00 夕立神展望台先の鳥ヶ池キャンプ場視察。 97km

回りを木立に囲まれ景色は見えない、里から12km30分かけて来てもなぁ。下の公園でキャンプできて良かった。戻り道展望台に寄ったが南アルプスは雲がかかり中央アルプスは霞んで見えなかった。昨年の絶景はラッキーだったと改めて思った。
16:57 赤石荘温泉 109.9km 昨年来たとき割引券貰って置いたので今回は@400-物持ちがいいと得をする。
露天風呂が崖に面してあり、身を乗り出すと谷底。肌がスベスベになる温泉で今夜は場合によってはテント設営なしなのでゆっくり時間をかけて入った。
18:00 出 

          雲に隠れた南アルプス
18:10 スーパーマルゴ 酒  \1,542-                

18:20 公園 114.7km
誰もいない、休憩所の横にある出店用のテントにバイクを置き、温泉で洗濯したTシャツや靴下を干した。休憩所の明かりをつけ、食事の準備。コンセントもあるのでビデオの充電もできた。外が暗くなる程中が明るすぎて全面ガラスの部屋はミラー状態で外に誰かいても見えない。食事が済んだら電気を消し、小さなランタンを灯した。時折車が来たがアベックらしくしばらく車を止め帰っていった。朝八時に出店の人が来るのでその前に撤収しなくちゃ。今夜もいい気分で飲み、寝た。なんかバンガローに泊まっているみたい。ベンチのベッドも実に快適。

5/4 水 快晴     本日の走行距離  256.1km
06:00 起床

朝食後ベンチやテーブルを元に戻し、荷物を積み込み撤収。
07:56 出
07:58 ビガーハウス まだ来ていない、が、見ると水曜定休とあった。お礼を言って行きたかったが残念。          

休息所簡易ベッドと食卓
08:00 GS 115.8km   6.42L 18km/L \836-                           
08:20 中央構造線安康露頭 10.9km

予定より一時間半早く出たので道草食っていける。道端に流星号を置き獣道の様な幅20センチもない道を崖下に降りていく。河原に出ると川岸が断層のようになってこのことか?何の説明もないのでちょっと異様な風景を写真に撮り戻った。きっと何人かはあの崖からずり落ちているな。
08:35 地蔵峠 13.9km

何度か通過していたが、登山道の入り口らしく国道からほんの数メーター上がったところにお地蔵様がいた。旅の安全をお祈りした。
09:10 しらびそ高原 26.3km

途中あちこち、道は凹み明らかに地盤が崩れいつ崩壊してもおかしくない状態だ。暗くなって走るのは危険だ。標高が1800m越え冷えてくる、見れば道路脇に泥や落ち葉に隠れ気が付かなかったが、雪が残ってい  こんなに雪が残っている。寒いわけだ。

朝なので空気は澄み南あるプルも中央アルプスもよく見え見とれていると崖下に落ちそうで危険だ、景色のいい所ではまめに流星号止め写真を撮った。                     
09:25 出
09:40 上村御池山   

    
2~3万年前に45m位の隕石がここに落ちたクレーターが有り、その削った山肌に道路が走っている。駐車場に何台もの車が止まり、大きなレンズ構えた集団がいる。隕石でも発掘しているのかと見に行くと星の写真を撮る人たちの集まりだった。ここは彼らの世界では聖地で有名なんだそうだ。どの装備も百万以上かけた強者揃いでスゴイ。もっとビックリしたのは素人考えでは星の写真なんてちょっといいレンズ付けたカメラならそこそこ撮れちゃうのかなと思っていたが大間違いで、まず、撮れる日は新月の夜、雲が出ていないこと、高度があって視界が広いこと、空気が綺麗で灯りがないこと、で、一枚撮るのに最低一時間はかかること、違う星座を撮るのにまた設定し直しその時間がかかること、大まかなピントは機械がしてくれるけど最後は自分の手で数十ミクロンの世界で合わせること、一晩に精々三枚くらいしか撮れないこと。現像して不出来に毎回落ち込みなかなか立ち直れないそうだ。素人が見ればスゴーイと言ってくれる写真でも仲間から見れば即駄作と言う物らしい。いつかはいい写真撮って雑誌に投稿したいけどいつの話やらと笑っていた。夜起きているので昼間はただボーっとしてるだけですと屈託がない夢追い人達だ。これから夜空見上げたときは彼らのこと思い出すだろう。

日本のチロルと呼ばれる小栗の里、急斜面に張り付くように道は九十九折りすれ違いも恐ろしい道をグングンと下っていく。途中無料販売所があり、茹でたワラビを買った。@200-   

                                   

10:00 出 

                                          
11:25 兵越峠 71.6km                        
13:20 浜松 鰻重 @1980-            

         
行く前にネットで検索し、天竜のウナギ屋に寄ったが丁度昼飯時で混んでおり一時間待ちと言われ諦めた。浜松なら何とかと来たがやはり行列で時間がかかりそうだ。今回もコンビニ弁当か?諦めかかったとき客引きのお兄さんがメニュー持って呼び込んでいる。時間かかる?いえすぐ大丈夫ですよと言われ値段も聞かずに入った。綺麗な店で従業員は20代前半のこばかり7-8人で元気がいい。浜松は今お祭りで浜では大凧が上がり、街には130もの山車が道端に並んでいる。夜引き回しがあるそうで是非見てくださいと言われた。またのお楽しみにして出来立ての鰻重を頬張る。タレがいい香りで美味しかった。

途中寄り道し過ぎたので予定より少々遅れ気味だ。フェリーが混んでいたら乗れないので余裕は持っているが最終便は五時半なので安心できない、何と言っても連休中だ。混んでいませんように。
13:50 出
14:10 GS 167km  9.2L 18.2Km/L \1.122-
以前浜名バイパス有料だったのが今年無料開放されたというので走る。海岸線を走る気分のいい道だ、が、前回スピードの取り締まりをやっていて有料道路でやられちゃたまらんなぁと注意して走った。このバイパスがR1になり、先ほど入ったGSの主人は車がめっきり減って商売上がったりですとこぼしていたがその通り、皆こっちを利用しちゃうよなぁ。快適な浜名バイパスを終わりR42で渥美半島先端の伊良湖岬までただただ走る。この道が追い禁で景色も悪く退屈な道で50数キロ我慢しないといけない。たまに地元のバア様がノロノロ先頭を走ると後はつかえてしまいストレスが溜まる。信号で止まったときすり抜け先頭に立ってやり過ごした。
15:20 伊良湖フェリー乗り場 64km
大急ぎで往復チケット購入し、乗船。往復\5,180-
15:40 出航
55分の船旅を楽しみ少しうたた寝もした。
16:30 鳥羽着
16:45 鳥羽キャンプ場 71.3km  @1000X2泊

目的地は風舟キャンプ場だった。見過ごして来たのだろうか?キャンプ場は満杯状態でこれから戻って探しそこも一杯だったらと、この時間だし面倒なのでここに決めた。
海岸から山に向かいドッグレッグの敷地にテントサイトがあり、車乗り入れ可だ。僕のサイトは一番奥でその先は竹林になっている。回りを囲まれないので気が楽だ。早速テント設営し、温泉に行く。
18:00 出
18:10 簡保の湯 79.4km @500
キャンプ場からフェリー乗り場に戻る方向なので途中風舟キャンプ場を探しながら行くと、風舟キャンプ場の看板が道端に転げているのを発見。海に降りる道には廃業したレストランがあり、降りられない。途中土産物屋で聞くと潰れたようだとのこと、探し回らなくて良かった。簡保の湯はフェ リー乗り場が見える丘の上に立つ結構立派な建物。風呂から上がるとロビーに週間天気予報が出ており、6,7日と傘マークになっている。東京を出るときは7日だけだったので6日か8日に戻る予定でいたがどうする?マリコサンに電話で確認、その通りで6日何時から降るのか明日連絡するように頼んだ。
19:00 出
19:06 スーパージャスコ 82.2km   \2,402-
結構大きな店で食材豊富11時までやっており、メニューを考えながら楽しんだ。バイクに戻ると隣に止めたライダーと会話。彼らは隣の夏見キャンプ場に今日来たそうで@1500を@1000に値切って貰ったと言っていた。環境今一と言っていたので鳥羽キャンプ場で良かった。
20:00 出
20:08 キャンプ場 88km                                             
ファミリーキャンパー一杯で一番奥のサイトで本当に良かった。刺身と冷や奴で熱燗を飲み、10時過ぎほとんど寝てしまったテントを見渡しながら炭火をおこしパチパチと火が弾ける音を聞きながら夜空を眺め今頃御池山の彼らは寒い山の上で写真を撮っているんだなぁと思いを馳せた。今度こそいい写真が撮れますように星に祈ってあげたよ。

5/5 木 快晴      本日の走行距離  132.9km
06:30 起床

隣にいたチャリダーと女性5人組のライダーは撤収し、7時前には出ていった。たっぷりの朝食をとり荷物を整理して、さぁ、伊勢神宮に行くぞ。
09:00 出
以前来たとき看板に導かれるまま伊勢志摩スカイラインに乗ってしまい無駄なお金を使ってしまった。今回は並行して走る県道37鳥羽松坂線で行く。この道が快適で気持ちよい、車はいないしアッと言う間に伊勢神宮内宮に着いた。駐車場は満杯で車は長蛇の列だ。バイクは別の場合が多いのですり抜け先頭に出ると案の定広い歩道に置いてくださいとのこと。数十台並んだバイクが歩道の木陰にある。ラッキー!三脚、ビデオ、デジカメ、スケッチブック持って内宮入り口の受付に行く。

内宮、外宮の地図を貰い、まず宇治橋鳥居の前でパチリ。夏のような暑さで一枚脱いでくれば良かったと思いながら歩き始める。人の流れに沿って玉砂利を進むと手水舎があり、作法通り口をすすぐ。

風の神をまつる風日祈宮があり、元寇の時神風を吹かして日本を守ってくれた神様だ。常々元寇の時神風が吹かなかったら今の日本は無かったろうと思っていたのでいの一番にお参りした。スケッチもしたが建造物は風景と違いごまかしが利かないので難しい。御正宮下の石段でパチリ。この先は禁撮影。木々に囲まれた石段を登ると御正宮、20年ごとに式年遷宮と言って社殿は建て替えられ隣に用意された新御敷地に移されるので京や奈良の寺社をイメージすると違う。が、2000年の永きに渡り伝えられたたたずまいは圧倒される。今日明日と時間があるので隅々までゆっくりと見て回る。神楽殿で交通安全のお守りを買い、笹に鯉のぼりを付けたのも買った。帰ったら玄関に飾ろう。ゆっくり見て回ったけれどそれでも昼前に見終わり、外のおかげ横町を散策。土産物屋が建ち並び呼び込みの声が飛び交う。

昼飯時だったので何か食べようかと見たが興味そそる物もなく、そうだ赤福を食べようと毛氈が敷かれた縁台に腰掛け冷たい麦茶と一緒に頂いた。3個¥280-
12:15 出
12:29 外宮  114.8km

こちらの駐車場はガラガラでどうしたことだ。同じく手水舎で手と口をすすぎ、鳥居をくぐる。あちこちに落ち葉を掃除する人がいて玉砂利はいつも綺麗だ。大変な作業だなぁと感心。こちらは内宮に比べ狭いので時間をかけても1時間弱で回ってしまった。さぁて、これからどうしよう。

行く前マリコサンに予定を話したら2日もかけて見る程じゃないわよと笑われたけどその通りでした。キャンプ連泊にしなければこのまま帰れたなぁ、おまけに明日は朝から雨だし。取り敢えずキャンプ場に戻り雨対策でタープ張ったり、使わない荷物積み込んだりしようと戻ることにした。
13:40 出
14:18 100円ショップ 136.5km
来た道と同じ鳥羽松坂街道を快調に走って戻り、エアマットに穴が開いて使えなくなったので座布団を買いに寄った。100円ショップは何でもあってスゴイね。
14:38 鳥羽キャンプ場 142.9km
戻ったついでに食材減らしで昼食を作って食べた。キャンプ場はもう誰もいなくなっておりバンガローに一組残っているだけだ。今夜は貸し切り状態だね。バンガロー前のテーブルで昼食とコーヒーを飲み、食器洗いに炊事場へ行ったついでに受付で明日の天気の確認をした。要は、朝から降るのか降らないのか。テント片付ける時雨ならばタープを張って濡れないようにしなければテントも荷物も皆濡れてしまい重量が増してしまう。しかし、受付にいた奥さんはわからないと言う。見れば机にノートパソコンがあり、ネットにつながっている。ネットで見てもらえませんかと頼むと、「実は子供が勝手にいじって日本語変換ができなくなってしまったの、朝からずーっとやっているけど治らなくて。治せます?」天気予報見るだけなら関係ないけど、「ええ、多分」と言ってカチャカチャやって治した。まぁ、奥さん喜ぶこと喜ぶこと。何時間も格闘していたそうだ。その後天気予報見ると夜中の3時から雨の予報。仕方ないタープ張るかぁ。「あのー、お礼と言っては何ですがもう誰もいないからよろしければバンガロー使ってもいいですよ。」宜しいも何も大ラッキー!オーナーの了解ももらい早速テント撤収、バンガローに引っ越し。今夜使う物だけ出し、全て片付けた。まだ日もあるのでこの先のパールロードを走ってくることにする。ここも最近無料開放されたそうだ。
17:00 出

17:24 石鏡灯台 152.3km
ほんの数mに小さな灯台がホテルの横に立っていてオブジェの様だ。
携帯のバッテリーが切れ充電しながら走っているのでエンジンを切れない。途中止まってもバイクから離れられないのでちょっと不便。   

                 

18:00 スペイン村入り口まで来たがこの先有料なのでUターン。充電も完了し、さっきの鳥羽展望台へ行く、夕暮れの鳥羽の穏やかな海を見て一服。明日の雨も雨量は大したことないので朝一のフェリーでのんびり帰れば大丈夫でしょう。それより今日まで快晴で色々な絶景に出逢えて本当に楽しかったなぁ。久しぶりのソロツーリングで自由気ままなキャンプ、行き当たりばったりで僕らしい旅になった。天照大神のお陰でしょうか。ありがたや。
18:25 鳥羽展望台出 186km
このままGSに寄り給油してから温泉に行こう。が、スタンドどこも閉まっている。鳥羽を通り越しちょっと焦ってきたところでやっと見つけ給油。聞けば6時には閉店しちゃうんだと。ここもたまたま開けていただけと言われ東京の感覚じゃいけないと反省。
18:49 GS 206.3km  10.98L  18.8Km/L \1405-
19:05 簡保の湯 7.1km    @500-
20:00 出
20:03 スーパージャスコ 8.9km  1,258-                      
洗い物が少ないように出来合いの寿司を買った。明日の朝食用弁当も買い完璧。この時間半額ばかりでいい買い物でした。
20:20 出
20;28 キャンプ場 14.6km

バンガロー前のテーブルに食材並べ暗い海を眺めながら夕食。バンガローに泊まれることにまずビールで乾杯し、熱燗で身体暖めた。飲み過ぎて寝坊しないようにちょっと控え食器類は洗って積み込み、明日は寝袋と着替えを積み込むだけ。では、お休みなさい。

5/6 金 曇りのち小雨   本日の走行距離  370.7km 
06:50 起床
外を見ると今にも降りそうだがまだ降っていない。それ今の内に積み込み。速攻で積み込み完了、合羽を着込みさぁ出発。オーナーはまだ起きてこないのでこのまま失礼する。ありがとうございました。
07:15 出
07:25 鳥羽フェリー乗り場 21.5km
まだフェリー乗り場は開いて無く車とバイク十数台が並んでいるだけだった。乗れる!
08:00 出航 出航と同時に雨が降ってきた。

デッキのテーブルで朝食にし、防雨対策完璧に準備。
08:55 伊良湖着                                         
また退屈な道を延々と浜松に向かう。
10:30 浜松 115km
予定では浜松ICから東名で一気に帰るつもりだったがこの快適な浜名バイパスがどこまで続くのか走ってみることにする。緑の標識に静岡と出ている。こんな道が続くなら高速に乗る必要もない。磐田バイパス、掛川バイパス、藤枝バイパスと次々元有料バイパスが無料になり、順調に進んでいく。信号もほとんどなく気分いい、がスタンドが無くそろそろ給油しないと不安だ。小雨の中走り続け身体が冷えてきて膝が痛い。どこかで休憩しよう。
11:15 宇津ノ谷道の駅 162.6km
缶コーヒーを飲み、朝取りのタケノコを買った。今夜はタケノコで飲めるぞ。大鹿でも売っていたが茹でるのに面倒なので諦めた。モモコサン宜しく。@120+@315
12:00 出  雨は止んでいる。
12:05 GS 165.2km  8.84L 18.7km/L  \1,052-
13:00 富士道の駅 41.4km
お昼時どうせなら桜エビを食べようと店を探しながら走ったが対向車線ばかりあってこちら側には見つからない。仕方なく道の駅に寄って桜エビ天丼を頼んだ。これがしょぼいの一言で桜エビ自体は噛み締めると甘く美味しいのだが揚げたてなのにフニャフニャ、こんなにいい食材をどうやったらこんなになるんだ!電子レンジでチンか?今度はちゃんと調べて食べに来よう。@750-
13:30 出
途中安倍川の橋脚改良工事があって渋滞したがそれ以外は順調に走れ高速に乗らなくても順調に行けることがわかってR1を見直した。さてこの先箱根を越えて小田原に出るか、富士市から先週長女と走ったばかりの富士山周回道路R139で河口湖ICに行こうか迷ったがR139に決め左折。しかし、行き過ぎてしまったようで愛鷹山付近でウロウロ、やっとR139に出て北上。車は先週同様少なく快調に走る。朝霧高原に着いた頃それまで止んでいた雨が霧になってまた降り出しそうだ。
14:36 朝霧高原 88.7km

富士の伏流水、地下100mから汲み上げた水をタンクに10L、朝霧高原牛乳1Lお土産。@420-                          
シールドの曇り止めをやり直し、では一気に帰ります。
15:20 出
途中気温表示は、7℃。今回ライダーブーツではないので浸みて足先はグチョグチョだ。
15:45 河口湖IC 115km
車はなく順調に飛ばす。あまりに快調だったので給油を忘れもうこの先スタンドはない。大丈夫か?メインタンクでまだ走っているからリザーブに切り替えたらヤバイね。いつもは調布ICで降りるけど運を天にに任せ高井戸ICまで足を延ばした。200km越えたがまだメインだ。
16:35 高井戸 208km   \2,050-
リザーブに切り替えてないから家まで帰れそうだ。一番家に近いスタンドまで行って一体メインタンクでどこまで走れるかチェックしてみよう。
16:55 GS 217.6km  11.55L 18.8Km/L  \1,398-
結局谷原のスタンドまでメインのままで来られた。新記録じゃない?
17:05 帰還 2.5km

荷物を積み卸し始めたらポツポツと雨が降ってきた。

総走行距離 1,051km                                                           

鳥羽から雨雲道連れに無事帰還

 

お小遣い帳   ¥34,143-       内訳
5/2  ¥6,028-            高速代  ¥4,800-
5/3  ¥2,942-            GS代  ¥7,085-
5/4 ¥14,220-            フェリー ¥5,180-
5/5  ¥3,848-            食費  ¥11,538-(外食\4,800-.酒\2,774-他)
5/6  ¥6,105-            風呂代  ¥1,400-(3回)
                                    宿泊費  ¥2,000-(キャンプ場2泊)
                                    お土産  ¥1,035-(筍、牛乳、鯉のぼり)
                                    雑費   ¥1,105-(お守り他)

久しぶりのソロキャンプツーリング。気遣いも気兼ねも無く勝手気まま我が儘放題。全ては自己責任。大まかな予定の風任せ。明日はどこに寝るんだろう?
不安と期待が入り交じり、ほのかな灯りで酒を飲む。酔うにつれ気は大きくなりどうにかなるさぁ。
北斗七星がゆったりと移動する、小さなテントの寝袋に潜り込み起きていても寝ていてもの夢物語。
昨年見過ごした大鹿の地歌舞伎、地元の人との交流。出会いと再会。
何百年と続く伝統行事に参加できた楽しさ。大自然の変わらぬ風景美しさ。
泥臭い伝統芸能から一転して格式ある伝統の伊勢神宮へ。
根っこは同じ、守り伝え続ける気持ち。
僕に守り伝える物は何だろう?
脳天気野郎はちょっと考えるけど日々の生活に追われすぐ忘れてしまう。
好奇心だけは人一倍、一体いつになったら大人になるんだろう。
旅の空で出会った人達、絶景と共に心に残る想い出だ。
日常に戻ってしまうと、今日は何をするんだろう?明日はどこで寝るんだろう?の感覚は消え家族の中で安心して暮らしている。日々当たり前の生活のありがたさを実感する。
僕の行動を許し支えてくれる家族、友人達に感謝だなぁ。
伊勢神宮の御利益あるなしは日々の生活態度次第だろう。
そう言いながら次はどこへ行こうかなぁと夢想している。

御利益ないかなぁ。

メールのやり取り                    
日時 : 2005年5月2日 15:25
杖突峠、晴れているけれど寒いね。

日時 : 2005年5月2日 15:33
凍えないように、きをつけてね。熊に襲われないように。

日時 : 2005年5月2日 17:45
無事大鹿に到着。大鹿公園でキャンプします。トイレもあり景色はサイコー!

日時 : 2005年5月2日 17:48
無事到着良かったね。先生の注文火曜日午前着にて手配済みです。

日時 : 2005年5月2日 19:44
麻婆豆腐と餃子を作ったけど餃子がうまくできなかったので一緒にした。空はどす黒い雲に覆われ遠くでゴロゴロ音もします。タープしてないけれど大丈夫?明日は席取りで朝早起きだ。息は白いけれどそれほど寒くない。真っ暗で誰ひとりいない、静か。遠くで川の音だけが聞こえる。雲の隙間から星が見えた、雨の心配はないかな。

日時 : 2005年5月2日 21:12
僕は今長野の山奥大鹿にいます。誰ひとりいない真っ暗な公園でキャンプしています。明日ここで歌舞伎公演があり見にきました。明後日は伊勢神宮に行き世界の平和祈ってきます。その間モモコサンが大活躍です。

日時 : 2005年5月3日 14:12
7時に席取りし朝食、連泊だけどテントも片付けた。公園の休憩所は鍵もかかりベンチとテーブルもあり今夜はここにする。12時から歌舞伎見物、なかなか好い席で満足。

日時 : 2005年5月3日 17:52
大鹿歌舞伎公演見物後夕立神展望台へ。里は900メートル位だが一気に千八百メートル、空気がひんやりする。晴れていたが霞んで中央アルプスは見えなかった。スケッチはせず赤石温泉に向かう。着ていた下着も洗濯しサッパリ。これから酒を買い寝床を作る。山の向こうに夕日は消えた。

日時 : 2005年5月3日 22:38
7間四方の休憩所に泊まった。ベンチとテーブルあり、鍵もありバンガロー借りたようだ。朝8時までに出れば問題ない。テントの煩わしさもなく暖かく眠れる。旅の醍醐味だぁね。時折来るアベックが邪魔だけどそれは向こうのセリフかぁ。まだ2泊目なんて!このまま日本一周したいなぁ。キャンプ場にも行ったけどここから遠くて高度があって寒い。400円は安いけれど景色も今一であれはパスだね。是非モモコサンを連れて来なくちゃね。でもこの感動わかってくれるかなぁ。山道でイヤになっちゃうだろうね。

日時 : 2005年5月4日 16:02
フェリー乗船、なんなく乗れた。浜松でウナギも食べられたし順調順調。これなら明るい内にキャンプ場に着けるし温泉へも行ける。風はあるが波はなく55分の船旅を楽しみます。浜松は大凧と山車を130も引き回す祭りをやっていた。来年はこれもコースに入れよう。

日時 : 2005年5月4日 23:47
御池山クレーターで大きな望遠構えたカメラマンが大勢いたので隕石発掘でもしてるのかと近づいたら星の写真を撮りに来た人達だった。彼らの聖地なんだそうだ。一晩中かけて3枚位しか撮れず曇ったらまた来年と言う時間と金がかかる趣味だ。新月のみのチャンスで装備は山ほどあり百万単位で揃えピントはミクロン単位で合わせなければならないやっかいな趣味だ。いつか投稿できる日を夢見て撮り続けている人達だ。色々な趣味があらもんだと感心した。その点こっちは気楽でいい。

日時 : 2005年5月5日 22:42
あれから受付で天気を聞いたらわからない。パソコンがあったのでネットで見てもらえませかと聞くと子供がイタズラして日本語表示が出ず困っているとの事、直してあげたらお礼にとバンガローを貸してくれた。ラッキー!これでテントの悩みは解決。早速テント撤収、バンガローに移動、日没までパールロードを志摩まで往復、絶景を堪能。パールロードは無料になり気持ち良く走った。そのまま温泉に行き夕食と明日フェリーで食べる朝食を買い戻った。明日の準備し独り宴会、バンガロー前のテーブルで残った食材並べ豪華宴会、独りじゃ勿体無い。今夜は後2組のアベック、楽しそうな笑い声が聞こえる。でも僕の幸せ度には及ばないでしょう。明日は7時に出て8時のフェリーで渡ります。のんびり帰っても明るい内帰還できるでしょう。楽しい連休だったなぁ。戻ったら連絡します。ひょっとしたらお仕事?こりゃ失礼。

日時 : 2005年5月6日 8:26
目覚ましもないのに7時起床、雨はまだ降ってない。速攻でフェリー乗り場へ。待合室にいる時雨が降ってきた。乗船後朝食しくつろいでいます。

日時 : 2005年5月6日 11:55
島田近くの道の駅、下道でここまで来た。急ぐ旅ではないから行ける所まで行ってみる。いくつかのバイパスが無料になり信号はほとんどなく順調、スタンドがないのが玉にきず。箱根越えするか富士五湖廻って中央道でるか思案中。竹の子買ったよ。雨は今止んでいる。

日時 : 2005年5月6日 12:57
雨降ってきたよ。

日時 : 2005年5月6日 15:02
先週来た朝霧高原。富士の水10リットル(無料)と朝霧牛乳1リットル購入。霧で見通し悪い、河口湖から高速で帰ります。

日時 : 2005年5月6日 17:54
5時に無事帰還しました。1048km走りました。楽しかったなぁ。詳しくはまた。