2月に区展があって水彩画を出すので正月休みに描きました。
この時期に石神井公園へ行っても冬枯れの寂しい風景なので写真を見ながら描きます。
僕が描いちゃ行けない物がいくつかあります。
桜、紅葉、建造物等。
桜は淡い色なので背景を空にしちゃうと境目が無くなって何だかわからなくなる。
紅葉は濃淡が付け難く、ベターッとした物になっちゃう。
建造物はチャンと設計された物だからいい加減に描き始めると歪んだり窓がひとつ無くなったりして誤魔化しがききません。
だけどどれも見た目が良く心惹かれて描き始め途中で涙する訳です。
それを充分知っていながら選んだ構図が京都嵯峨野宝筐院の紅葉。
建物越しの紅葉。
下描きの時点で建物の傾斜角度がおかしく何度も消しては描いての繰り返し。最後は角度測って定規使いましたよ。涙
今回の紅葉は赤と朱と黄色があるのでベターッとしないだろうと祈るような気持ちでマスキングし、色付け開始。
遠景の空から少しずつ色を重ねていきますが、先生に教わったように素早く描けないから暈かしが中々できない。乾いた処に色を載せるので載せた後霧吹きしたり水でのばしたり。
仕事始めも迫ってくるし、注文のメールも前倒しで来てる。焦る。
太い絵筆にたっぷりと絵の具を付けてさららと描く先生のようには描けなくて、ビビリながら小筆でチマチマ描いてます。
心がけたのは丁寧に。
自分的には紅葉が紅葉らしく描けたようなので完了にした。
写真に撮って先生とMに添付して送ったらどちらも軒下をもっと暗くした方が紅葉が映えるという意見。
写真ではそこそこ明るく見えていたし、濃くしてから色を戻すのは大変なんで抑え気味にしていた。
5日に一旦完了にして6日から仕事モードだったけど、また出して加筆。
世間は仕事始めで動き始めているから、注文や問い合わせがドンドン来る中、返信しながら絵を描いてる。
焦るけどまぁ何とかなるでしょ。で完了。
もうしない。
サッサと額に入れお終い。
29日搬入だからそれまで玄関に飾っておきます。