くらい
くらい
くらい
もういないんだ…
Story1
私の目の前は深い暗闇に包まれて、
色もなく
ただそこで生きて
ただそこで息をしているだけ。
生きるかいもなく、
生きている意味もない。
今日は何日だっけ?
赤く丸がついている、カレンダー。
‘あの人に会いに行かなきゃ‘
‘行かないと、殺される─────‘
いつもの場所に行くと、まだ彼は居なくて
これからのことを早く終わってほしい。
そう、強く願う。
「やあ、ゆみ」
─────ほら、悪夢の始まり。
場所は変わって、Bar。
こんな時間に客なんかほとんど居なくて、女は私一人。
隣は怪しい男。
すると、「あの…」
と、声をかけられた。
振り返ると、隣の怪しい男だった。
男「お一人ですか?」
この一言が私の暗闇から
明るい光に生まれ変わったのかもしれない。