正直
シングルになったから
選択の余地なく保育園に
行くことになった龍樹さん
なので保育園は
『とりあえずすぐ受け入れが出来るところ』
で決まりました
最初に入園したところは
1ヵ月も行かなかったけど
あまり障がい児の知識がない感じで
いろいろと注文を受け
すごくやりずらかった思いがあります
私も初めての保育園やったからかなぁ
でも特に龍樹さんについて
聞き取りがあった訳でもなく・・・・
そうしているときに
私も子供頃に通ってた近所の保育園に
空きが出来るかもと声をかけていただき
入園する前に何度も話をしていたので
ホントによく龍樹さんを見てくれてました
龍樹さんがおとなしかったということも
良かったのかなぁ
子供達が初めて
一般の社会に出る保育園ですが
幼いながらに
『自分はみんなとちょっと違う』
と言うのを感じる事になるわけで
でも賢い彼らはマイペース
恐らく家庭以外で生活をするとこで
『分からんフリしたらやらんで済む』
悪い意味で自分は特別
と言うことを学ぶんだと思われ
龍樹さん保育園時代は
靴を履くことすら甘えて
世話好きなお友達にしてもらってた様子
『龍くん自分で靴履けますよ』
とお話をすると
『お友達にはお手伝いなくても
龍樹くん自分で出来るからって
見守ってもらいますね~』
と先生の方から提案してくれてました
入園してから気をつけたいなぁと
思うことは
・園での行動をすべて報告してもらう
保育園によって違うと思いますが
龍樹さんが行ってたところは
園児同士で何かがあった場合
(些細なケンカなどかな)
子供達が悪いのではなく
ちゃんと見守りが出来てなかった
園の責任と言うことで
親に特に報告はしてなかったのです
一度龍樹さんが
お友達を噛んだことがあり
私は全く聞かされず・・・
園の方から噛まれた方の保護者に
ちゃんと謝罪して説明もして下さった
らしいのですが
『噛んだ親からの謝罪がない』
『障がいがあるからと言って許される
事ではない』
とむちゃ怒ったらしく
(そらそうですわ)
そこで初めて園の方から私に
お話がありまして・・・・
園の先生は
『私たちがちゃんと見れてなかったので
私たちの責任です。龍樹くんもお母さんも
悪くないんです。』
と言って下さいましたが
『そういう事は
ちゃんと私に言ってほしい。
龍樹に問題行動があったら
それはそれで専門の施設に
相談してアドバイスしてもらわないと
ダメやし・・・・・
責任どうこうの話ではなくて・・・
それにきちんと私が謝って理解して
もらいたかった』
とお話しました
子供たちにとっても
保育園では許される
家では許されない
という区別をしてしまう原因にも
なりかねませんしね
人の考え方や価値観って
大人になってからじゃ
そう簡単には変えれません
なので龍樹さんに対しては
どこであっても
誰であっても同じ対応を
するように心がけていました
そして
・基本健常の子供達と同じ扱いをしてもらう
物理的に同じ様には無理だと言うことは
また別問題ですが
なんて言ったらいいんだろう
無駄に甘やかさない
それこそ特別扱いしないって
感じでしょうか
気持ちの切り替えが出来なくて
グズグズすることも
あるかもしれません
だからと言って
じゃあいいか
ではなく
時間がかかってもいいから
がんばろうと促してみる
分かっていながらワガママで
悪いこともするかもしれません
そう言うときはみんなと同じで
きっちり言い聞かせて理解させる
理解出来なくても感覚で覚えさせる
とでも言うんでしょうか
理由はともかくダメな事はダメと
教えることも大事です
保育園や学校の先生は
所詮他人でございます
親の私たちのように
遠い将来の事まで考えれません
なのでつい
無理せず出来ることから・・・と
見過ごしがちです
それも大事なことですけどね
でも1日の長い時間を過ごし
社会の厳しさを覚える為の場所でも
ありますので
ある程度は厳しくしてもらった方が
その後の為にもなると思います
私はね
龍樹さんはすっかり
甘やかせられていたので
未だ慣れない場所にいくと
何も出来ないフリをします
今の作業所の所員さんには
『龍樹さんは基本何でも出来るので
甘やかさずに厳しくしてくださいね』
とお願いしております
中学校で支援学校に行ったときも
同じことを先生にお願いしました
今まで環境が変わるたびに
同じお願いをしてますが
最初はみなさん戸惑っています
でも龍樹さんと過ごす時間が
長くなってくると
『龍樹くんは厳しくした方が
よく動けますね』
と龍樹さんの甘え作戦も
うまく行かなくなってたようです
長くなりそうなので
ひとまずここまでで・・・