わたしは宇宙にいる
しばし漂って
地球に急降下。
おり立った場所は
高い高い山の上 崖の上だった
草木も生えてない崖の上から
下の地上を見下ろす
谷間に龍がいる
龍たちの谷間だ
清らかな水が流れ
木々が鬱蒼と茂る森があった
わたしは飛んだ
大きな鳥のように
空を滑空してその谷底へ…
わたしはそこで
傷ついて
疲れきった龍を癒すお仕事をしていた
寄り添い
傷を癒し
そばにいて
穏やかな時間を龍とともにすごす
言葉などいらない
わたしは白く裾の長い服を着ていて
まるで古代の出で立ち
龍とともに共感し共鳴し
そうして
ひと時の時間を共に過ごす
やがて
一柱の龍が空へ戻る日がきた
風のうねりのなかに
上へ上へと龍が昇る
美しい姿だ。
束縛されることももう無い
自由を楽しんでいるかのように
ただただ
風を受けて昇る龍…
向かい風もあるだろう
嵐や雨に
行く手を遮られることも
それでも龍は昇っていく
わたしは
地上にいて手を降っている
見えなくなりつつある龍の姿に
幸多かれ。
と願っていた。
遠いとおい
過去の記憶
瞑想の中で
過去世を視てみる… でした。