夕方、部屋にいると田舎の父親から2週間ぶりに電話が入る。
父:「おい、元気にしとるか?頑張っとるか?」
自分:「・・・・・・。あ、ごめん。元気・・。」
この時点で「異変」に気づかれた。
基本的に自分は家族に全く嘘が吐けない・・・。
あまりにテンションの低い自分の異変に気づいた父は、この時点で薄々気づいてたらしい。
呼吸がおかしくなりながらも、単位を落とし、3留が決定したことを説明。
途中、情けないことにあまりの自分のダメさに涙が垂れてしまった。
ただひたすら謝った。お金のこと、世間体のこと、内定が取り消されることになり地元にはもう戻れないこと・・。
母親にも父親にも「世間体なんて気にすんな!」「変なこと考えるなよ!既卒で就職出来る人もおるんやからな!」となだめられた・・。
ますます自分のことが情けなくなった・・。
働き者の父、優しい母・・・。留年なんてせずに無事に大学を出て就職し、今はもう家庭を持つ姉。
何でオレはこんなダメな生き方しか出来んのだろ・・。弱いのだろ。
3留目の就職活動は「難しい」でも、田舎に住む両親を安心させるために職を探したい。
この情けなく悔しい感情を忘れないために、紙にマジックで今日の日時を書いて
「今の情けなさを忘れるな!」と書いて机の上の壁に貼った。
ここ数日、誰とも会話をしてなかったが、話した後は心が静まった気がした。