1内アレルギー | 単品の進級促進運動

1内アレルギー

アレルギー以外のとこは授業プリントがちゃんとしてるんで、省略。
とりあえずアレルギー疾患を中心に調べたことです。


【夏型過敏性肺炎】
 Ⅲ型アレルギー
 アレルゲン:トリコスポロン(カビの一種)・・・Trichosporon mucoides, Trichosporon asahi など
 病態:夏、家屋に発生するトリコスポロンがアレルゲン。したがって夏だけ症状が出る。アレルゲン吸入後4~6時間で発症する。引っ越しなど環境が変わると症状がおさまる。

【食物アレルギー】
 Ⅰ型アレルギー
 アレルゲン:食物中のタンパク
 病態:食物の摂取によりアレルギー症状が現れ、口腔アレルギー症候群、消化管のアレルギー反応、全身のアレルギー反応が出る。食品中のタンパクが分解されないまま吸収されると感作が成立する。感作の成立には、腸管の発達が未熟であるなどの原因がある。乳幼児に食物アレルギーが多いのはこのためである。食物アレルギーはアナフィラキシーショックにもなりうるが、成長に伴い耐性を獲得する例も多い。これは消化力の発達やIgAの分泌増加などによると考えられている。もちろん耐性が付きにくい食物もあり、成人にも食物アレルギーを持つ人は少なくない。

【重症筋無力症】
 Ⅱ型アレルギー
 関連抗体:抗アセチルコリンレセプター抗体
 機序:シナプス後筋膜に存在するアセチルコリンレセプターに抗体が結合→
補体が活性化され、シナプス後筋膜が傷害される。

【アナフィラキシー】
IgEの関与する過敏反応。個体がある抗原によって感作されている時に再び同じ抗原に暴露されると急速に起こる重篤なアレルギー反応。アナフィラキシーショックは抗原暴露から数分~数時間で死にいたる。肥満細胞に結合したIgEにアレルゲンが結合し、ヒスタミンなど化学伝達物質が大量に放出され、血管透過性の増大などが起こる。咽頭浮腫、気管支けいれんから呼吸困難に陥る。皮膚症状や胃腸症状も起こる。

【アナフィラキシー様反応】
アレルゲンによるものではなく、IgEは関与しない。物質への初回の接触で発症し、これは物質そのものが引き起こしている。症状はアナフィラキシーに似ている。

【RAST法】 Radioallergosorbent test
原理:IgE抗体検出・定量方法の一つ。免疫吸着支持体(ペーパーディスク)にアレルゲンを化学結合させ、これに段階希釈した患者の血清(特異的IgEを含む)を加えて反応させた後、125Iラジオアイソトープでラベルした抗IgE抗体を加えて洗浄する。残余放射能から相対的にアレルゲンに反応したIgE抗体量を測定する。

【CAP RAST法(CAP Radioallergosorbent test)】
RASTの免疫吸着支持体をプラスチックカプセルに改良したもの。従来法より感度が向上した。

【血清病 4徴】
① 皮膚症状
② 発熱
③ 関節痛
④ リンパ節腫脹

【肥満細胞から放出される化学伝達物質の作用】
① 血管透過性の亢進
② 平滑筋収縮
③ かゆみ感の発生
④ 白血球遊走

【遺伝性血管性浮腫】
原因:補体C1の抑制因子の欠損あるいは機能不全
結果:プラスミン、カリクレインの上昇→C2キニン、ブラジキニンの上昇
症状:反復する局所性浮腫

【PIE症候群】
Ⅰ型アレルギー
アレルゲン:アスペルギルスなど
病態;好酸球の肺への浸潤、抹消好酸球の増加→抗酸球性肺炎

【ステロイドを使用した時の末梢血白血球分画】
好中球→増加
好酸球→減少
リンパ球→減少

【ラテックス・アレルギー  Latex Allergy】
 Ⅰ型アレルギー
 アレルゲン:天然ゴム、ラテックスに含まれる蛋白(バナナ・アボガドなどの特定の食物に含まれる蛋白質と交叉抗原性=ラテックス・フルーツ症候群)
 症状:ラッテクスに接触することで、じんま疹、 アナフィラキシーショック 、喘息発作などが起こる。
天然ゴム製品は、手袋、カテーテル・絆創膏などの医療用具、炊事用手袋、ゴム風船、コンドームなどの日用品として日頃から接触する機会が非常に多い。
最近は院内感染の予防のため医療従事者のゴム手袋の使用頻度が高くなったため欧米では罹患率が急速に上昇した。

間違いとか何かあったらコメントよろしくです。