ロッテ・岡田、ズッコケ幻1号…一塁ベースに引っかかりドテッ
サンケイスポーツ 3月30日(水)5時0分配信
ロッテ・岡田、ズッコケ幻1号…一塁ベースに引っかかりドテッ
プロ初本塁打はならなかったけど…。満塁走者一掃の三塁打を放った岡田は、満足げにハイタッチ (撮影・小倉元司)(写真:サンケイスポーツ)
(パ・リーグ、ロッテ12-2楽天、1回戦、ロッテ1勝、29日、QVC)ロッテは29日、楽天1回戦(QVCマリン)に12-2で大勝した。選手会長の岡田幸文外野手(31)が同点の六回二死満塁から、“幻のプロ初本塁打”となる決勝3点三塁打を放つなど、計16安打の猛攻で、「春休みこども祭り」と銘打った平日デーゲーム開催を熱く盛り上げた。

勝負の世界に「たら」「れば」は禁句だが、もしもコケていなければ岡田の一撃は大変なことになっていた。
「そういうところなんですよ、自分は…。ベンチに戻ってから、角中にも『転んでなければいけた』と言われました」
同点の六回二死満塁。カウント1-0からの当たりは左中間へ。楽天の中堅・松井稼、左翼・ウィーラーが交錯し、打球は転々。快足の岡田だけに、誰もが「ランニングホームラン!!」と思ったが、一塁ベースに足を引っかけ転倒。三塁到達までが精いっぱいだった。
自身、デビューから本塁打ゼロのプロ野球記録を更新中。入団8年、707試合、2104打席目の快音。しかもこの時点で、今季パ・リーグ全体の本塁打がゼロ。決めていれば、いま地質学会で話題の『千葉時代(チバシアン)』に匹敵するものになっていた!?
千載一遇のチャンスを逃した試合後、岡田は「打球の行方を追っていたら、一塁ベースでつまずいてしまいました」と苦笑い。七回には鈴木がきっちり今季のパ・リーグ1号弾。選手会長による“幻の一発”と、主将による“リアルな一発”の競演で、チームは12得点の大勝。3安打&4打点、開幕4試合連続安打の選手会長が、名実ともにチームを引っ張る。