こんいちは。
映画の紹介です。昨年度の毎日映画作品賞、キネマ旬報1位。映画芸術1位の作品です。
監督は三宅唱。「君の鳥は歌える」の監督さんです。
この人の演出としては、淡々と撮影する印象です。映画としてはドラマチックな出来事は起こりません。
主人公ケイコは、先天のろう者で、ボクシングをやっています。映画の始まった段階で、すでに試合が決まっていて、それでその試合に勝ちます。しかし、それである程度満足して、母が体を心配していることもあり、ボクシングを辞めようと思う。ところが、所属しているジムが閉鎖することになりました。そして、ジムの会長も脳梗塞で倒れる。
会長は、ケイコの試合を楽しみにしていた。それで、ケイコはリングに上がることにする。
まあ、そういう話です。この映画が変わっているところは、コロナ禍の設定で話が進んでいるところですね。映画とかで、登場人物がマスクしているのは、めずらしいのではないかと思います。話の時期は2020年の暮れから。21年の春ぐらいまでですね。コロナという話は出てきませんが、試合は無観客でネット配信で行われています。
多くの人がマスクをしているので、口の動きがわからなくて、ケイコは相手の言っていることがわからなかったりします。普段はホテルの清掃の仕事をしています。仕事はとてもてきぱきやっています。
この映画のもう一つの特徴は、音楽がないことですね。「ロッキー」とかは、音楽で盛り上げるじゃないですか。
正確に言うと、同居している弟がギターを弾いています。音楽はないが、音を聞かせる映画ですね。
とても心地よいエンディングでした。
評価4・5