衆議院解散について
僕は、政治について細かいことはよく分からない。でも、今回の解散は「微妙」だなと思う。
首相は、今回の解散を「アベノミクス解散」と名付けた。
「アベノミクスを進めるのか、それとも止めるのかを問う選挙だ」と言う。
そもそもアベノミクスは、まだ国民が効果を実感できる段階では無いのではないか。確かに、安倍政権になってから、円安が進み株価も上がった。トヨタとかホンダは売上があがって調子は良いだろう。でも、その好調子が日本の隅々まで行き渡るには時間がかかるはずだ。あるいは、大企業だけに利益が集まり、結局、国民一般の経済状況は良くならないのかも知れない。
いずれにせよ、効果が目に見えるのはまだ先の筈だ。その状態で、アベノミクスが良かったのかどうかなんて国民は分からないだろ。僕はそう思う。
それから、安倍政権は消費税増税を延期した。延期した理由は「当初の予定よりアベノミクスの効果が国民まで届くのが遅れてるから、今増税しても国民の生活が苦しくなるだけだ。だからアベノミクスの効果が表れるまでちょっと待とう」という事だと思う。ならそれまでは(延期期間が終わるまでは)責任を持ってやり続けるべきだ。それなのに「税制を変えたからには、選挙をしなければならない」と言ってしまうんだから、びっくりだ。
色々びっくりな事はある訳だが、どんな形であれ、選挙は国民の意志を示せる良い機会だ(僕は選挙権無いけど)。実際この2年間、日本は結構変わったと思う。
集団的自衛権の行使、秘密保護法、中国との外交など、色々上げられる。これらは果たして良かったのか。
僕はダメだったと思う。その事柄(集団的自衛権の行使など)自体がダメだったと言いたいのではなく、そこまで持っていくプロセスが良く無かったと思う。
集団的自衛権に関しては、憲法を改正することによってではなく、解釈を変える事で行使できるようにしてしまった。そもそも憲法は、国民が「体制」側に対して主張するルールの筈だ。体制側だけで変えてしまっていい訳が無い。
秘密保護法にしても、政府を監視する機関を設けたは良いが、内閣府の中に作ってしまった。それは違うだろと思う。自分を自分の家の者に監視させても無意味だろ、と。
そんな色々突っ込みたくなる自民党政権だが、かと言って、仮に選挙権があったとして、どの党が政権を担うべきだと思うかと聞かれたら、答えられない。野党もどこも頼りない。だから、政権交代どうこうではなく、自民党の暴走をもっと止められるだけの議席数を獲得することが大切なのだと思う。野党は安倍政権の批判ばっかするのではなく、自分たちの政策を磨くことで共感や票を集めるべきだ。
そんな感じで、今回の選挙は、「日本の政治を良くする」という意味では無意味だし、微妙だというのが僕の考えだ。自民党政権の延命という意味では、安倍首相にとっては良いタイミングだろう。でも選挙は国民の税金を使ってやるもの。ビジネスとは訳が違う。
選挙の意義も分からなければ、応援したいと思える人もいない。だから僕は今回の選挙を「微妙」だと思う。