母の首にはハチマキが巻かれていた。
洋服タンスに座るようにして座っていた。
時刻的には4時前❗
殺人かと思い触っていいか分からなかった。
名探偵コナンが好きだった私はふと思い出した。
母に声かけるが返事はない。
どうしていいかなんて全く分からなかった。
13歳になったばかりの私は自己判断なんて全く出来なかった…
私は急いで父に電話した。
『今すぐ帰る』
本当にすぐ帰ってきた。だけど私の体感ではずっと長く感じて怖くて部屋にいれなかった。だから外で待った。
父と二人で部屋には入り父は母を床に寝かせた。
ハチマキは切ったかほどいたかは覚えていない。
救急車に電話するよう言われたがパニックで番号なんて覚えていなかった。
やっと電話したが住所なんて言えなかった。
その間ずっと心臓マッサージをしている父。
心臓マッサージなんてしたことないから救急隊員に一生懸命伝えた。
やっと来てくれた。ホッとしたのもつかの間。
父は母の救急車に乗って行ってしまった。
私は姉を待つためにまた1人…
怖くて怖くて体は震えていた。