UMA ハナアルキ 鼻行類 | 怖いBLOG

怖いBLOG

都市伝説 心霊動画 心霊画像 衝撃映像 恐怖体験 怖い話 怖い心理テスト

核実験で滅んだとされる奇妙な変化を遂げた哺乳類『ハナアルキ』の謎

$怖いBLOG

核実験により消滅してしまったというハイアイ群島だけに生息していたと伝えられ、鼻を使って歩く不思議な生物『ハナアルキ』。

その実在を見たのは詩人しかいないことなどから、考案された架空の生物とも言われているが…


驚愕の生態を持つ哺乳類 "鼻行類" の発見

1961年、生物学者ハラルト・シュトュンプケが「鼻行類」という著書で、一般の常識を超える変化を遂げた新種の哺乳類の発見、研究報告を発表した時、その生物の奇妙な構造が世界中を驚愕させた。

鼻の部分が独自に進化し、その鼻を足のように使って移動を行うというこの鼻行類は、そのユニークな生態から「ハナアルキ」とも呼ばれるが、この類の存在がごく最近まで知られずにいtのは、その原産地である南太平洋にあったハイアイ群島が1941年まで発見されなかった事が原因だ。
太平洋戦争で旧日本軍の捕虜収容所から脱走したスウェーデン人のエイナール・ペテルスン=シェムトクヴィストがハイアイ群島ハイダダイフィ島に漂着した事により、この群島が初めて欧米に知れ渡ることとなったのである。

この群島には広く世界に分布している植物の諸属のほかに、固有の植物種や固有でかつ得意な生物群が豊富なことから、約1億年前の白亜紀後期に、かなり大きな大陸から分離した残存部ではないかと想定されている。

問題のハナアルキだが、実は1941年の発見より約50年も昔、その存在すら知られていない時代に、一度だけ報告された事がある。
それは、詩人のクリスティアン・モルゲンシュテルンの作品の中にある詩によってだ。


【たくさんの鼻で立ってゆったりとナゾベームは歩く、自分の子供たちをひき連れて。
まだブレームには載っていない、まだマイヤーには載っていない、そしてブロックハウスにも。
それは私の竪琴から初めてこの世に現れた。
それ以来、たくさんの鼻で立ってゆったりと自分の子供を引き連れてナゾベームは歩く】



ナゾベームは明らかに鼻行類の事を指すのだろう。
モルゲンシュテルンがどのようにその存在を知ったのかは定かではなく、そのこと事態がミステリーと考えられている。
人づてに聞いたものをイメージして詩に込めたのかもしれない。
あるいは特別な経緯を経て現物を確認したのだろうか。
しかしこの詩は、その後の研究で明らかになった鼻行類の一種・モルゲンシュテルンオオナゾベームの生態をあまりにも的確に描写しているのだ。


多くの遺産もろとも海底の奥深くに…

モルゲンシュテルンオオナゾベームは鼻行類の中でも多行類に属し、多行類はその中でさらに4個、6個、38個という3つのグループに分かれている。
モルゲンシュテルンオオナゾベームは四鼻行の代表種で、ずんぐりした頭部に4本の長い鼻を持ってあり、モルゲンシュテルンが述べているように、この鼻を使って歩行する。
鼻の内部には骨格が備わっておらず、海綿体の充血により相当硬くなることが、シュトュンプケらの研究により明らかになっている。

また、それぞれの鼻の中には細かく枝分かれした気道が通っており、空気の出し入れが調節できるようになっている。
おもにこのシステムをうまく使い鼻器を動かしているのだ。

鼻器以外にもモルゲンシュテルンオオナゾベームはユニークな特徴をいくつか持っている。
歩行を鼻にゆだねたせいだろう、成長した個体になると後肢の機能が失われ、退化している。
幼獣での対価はほとんど見られないことから、幼獣のうちは後肢も使って歩行し、成長するにしたがって鼻だけで歩くようになると考えられている。

前肢は物を掴む器官として発達していて、さらに平たい帯状の尾が補助的な役割を果たしている。
この尾は脊髄ではなく盲腸に直結した気道が通っており、空腹時に発生する腸内ガスを、この気道を通して一瞬のうちに尾に充満させ、尾を高く投げあげて尾端で果実を捕える。
次の瞬間には低い”シュッ”という音と共にガスを抜き、元の状態に戻り、果実は前肢を使い口へ運ぶ。

また、この尾はナゾベームの天敵である肉食のオニハナアルキから逃げる手段として、木の枝などを掴み、振り子のの要領で障害物を避けて逃げる。
ナゾベーム類の体長は1メートルにも達し、この尾は最大で4メートル以上にも達するという。

鼻行類は食虫性のの動物であると考えられており、体格が一般的に小柄とされている。
しかし、モルゲンシュテルンオオナゾベームが属する四鼻類は果実を主食としているため、通常の鼻行類に比べると、栄養生理学的に体格が格段に大きいという特徴を持っている。

ナゾベーム類の雄雌は大変仲睦まじく、長い間共に生活をする。
年に1回五子を産み、出産直後の雌は雄より食物の面倒を受ける。
こうした様子から、高い社会性がうかがえ、モルゲンシュテルンの詩がいかに的確な描写であるかが、容易に想像できるであろう。

ハイアイ群島の現住民であるフアハ=ハチ族はナゾベームをホーナタタと呼んで神聖視していて、春分、秋分の祭礼の時にのみ儀式的食事として、葉に包んで焼いたナゾベームを食べ、それ以外で捕獲することはなかった。

しかし、フアハ=ハチ族はシェムトクヴィスソトが持ち込んだ流感により、わずか数カ月たらずのうちに絶滅してしまった。
さらに、某国の核実験の影響で、ハイアイ群島そのものが消滅してしまったのだ。
そのため、ハイアイ群島にしか生息していなかったハナアルキは「幻の生物」となり、文献などにしか存在が記載されていないために、最近では「架空の生物」とまで考えられるようになっている。

しかし、モルゲンシュテルンがハイアイ群島以外の場所でハナアルキを視察した可能性もあるとして、その発見に情熱を傾けている研究家もいる。




MY XM FX



続き