私が生きているのは偶然です
15の5月 名鉄バスにはねられて10数メートル飛んで
見ていた人は死んだと思ったが、生きていた
学生カバンの中のモンブラン万年筆はボロボロに折れて
下唇の右は小さく裂け、手の甲に小さく、膝肉には十円玉大の陥没があった
気を失っている間に、救急車で救急病院に1週間入院し、1ヶ月家で静養
その時、授業をノートしてくれた同級生が、今は大師範
海外公演もするという顔をHPで見るが
こまねずみのようだねと人が言った10代の面影はなく
凛々しいがどこにも憶えている共通点が無く
話を聞けばおそらくあの特徴ある声かも知れないが
ひとは特に女性は、こんなに変わるのだろうか
私の知っている15のその人は、
今から思えばまだ子供
それが世間的にはおばあちゃんの年
になっているのだから仕方ないが、
あの流暢な英語は今もあの頃の声で話すだろうか
公演もされてるし、カレッジセンターもされてるし
前から会ってみたいと思いつつ
15の時、この子の家に行って
蝶の標本を見たあの頃の思い出を
今も私はたまに思い出す
大学卒業後、アメリカに留学してたのか
12歳で日本舞踊の名取だったというから、一風変わった子だった
今日はユーチューブで、
上田正樹の悲しい色やね からフォークを
ずっと聞いていたら、20の頃に戻った気がした
雨だったから行けなかったが、
3周年記念のカフェに明日夜は行ってみたい
この間、きらめき亭に行っちゃったから行けなかったが
特別なスペシャルランチしてたらしい (それはもう食べられないが)