沖縄幻想という本 | 猿の残日録

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いろんなことがあるが、人生短いから前だけを見たほうがいいですよ。江原啓之 今宵の格言

2ヶ月ぶり、沖縄に着きました

空港に降りるや、すごい湿気がまとわりついて
沖縄のどこがいいのか? と、考えました

でも、家でエアコンに入ってのんびりしていると
名古屋よりいいかなと感じます

単に、エアコン使わない私の名古屋の住環境が
過酷なだけかも知れません

名古屋の方が湿気も少なく、夜は涼しかったですが
何か名古屋の日中の暑さは厳しく、それは明日、
沖縄の日中と比較してまた書いてみたいと思います

明日から、数日間、色々感じたことを書いてみます

もしかすると、沖縄、暑くて湿気が強くて
いい所ないのかも知れませんが ・・・・

ところで、PCがない間は、手書きで日記を書いてました

それを読むと、2009年7月出版の本
「沖縄幻想」に感想を書いてます (2014. 6. 22)

2009年に沖縄のジュンク堂で立ち読みして
部分的ながら面白いと知ってる本を
再度、思い出して5年ぶりに図書館で借りて読みました

移住者でなく、内地に住んでる人の書いた本なので
言い切ってしまえば、ある意味いい加減な本
なのですが、データや考え方としては、面白いです

沖縄も広いので、私も
ここはイヤだなと思う場所もあれば
ここはいいと思う場所もあり
100%いい場所はなかなか無いですが
今住んでる所は、まずまずいい所だなと思います

人が集まる場所は、何がしかいい場所
海岸にしても、地元の人がいつも来る場所は
いい場所 つまり、パワースポット と私は思います

著者は、こんな風に書いてます
以下 引用です

「夕陽を100ぺんも見れば、さすがに食傷気味
になってかっての感動的な光景も鼻についてくる

趣味でもあれば別だが、風景にも飽き
これといった仕事もなければ「癒しの島」が
退屈な地獄に変わる

裏石垣ともなれば、近所にスーパーも飲食店もなく
買い物に行くにも石垣市内まで車で40分は
かかるだろう

夜は車のライトを消せば、底が抜けたような暗闇に
包まれる

ただ「することがない」時間だけが過ぎ去っていき
それに堪えられる都会人はいったいどれほど
いるだろうか

いくら金があっても「することがない」生活ほど
つらいものはない

リタイアしたと言っても、60代なら体も不自由なく
動かせるはずだ
それなのに、せいぜい石垣市内まで車を飛ばして
飲みに行くぐらいしかない

こんなはずじゃなかったと気づくのは、こんなとき
だそうである」


これを読んでいると、石垣島に移住して台風に驚き、
戻ってきたという歯医者さんの友人の話を思い出しました

私の感想はこうです

夕陽も場所で見飽きる場所もあるはず
何の感動も感じない場所もあるはず

マジックアワーと言って、夕陽が沈んだ後に
空の色が変わるという写真はきれいだなと思います

実際、ずっとは住んでないので
写真だけでしかわからないのですが

著者はお気の毒に、見飽きない場所を
見つけられなかった人だと思います

私は、どうか それはまだわかりません
100ぺんも夕陽を見てませんが、まだ見飽きては
いません

時間があれば、マジックアワーと呼ばれる
美しい瞬間を期待して何度も見るんじゃないかな

今は、地元の学生達が砂浜に並んで
夕陽を座って眺めている後姿を見ることが多いです

夕陽より人を見ていることが多いという意味

また、台風のたびに、移住者が減っていくなら
相当すごい台風だったろうと想像はするが
知らずに適当な家に住むのもどうなんだろう

台風のたびに、大丈夫でしたか、
避難しましたかと聞かれるが、(避難したこと無いし)

現地にその時大抵はいないし、ハリケーンや
地震と一緒で運もあるだろうし
そんなの知らんわ 微妙な気分です

出来る範囲のことしか出来んよね

セカンドハウスならそれだけの意味で住めばよろし
戻れる本宅があるなら、戻ればよろし

うちは、戻れる本宅 無いな
親の家は、親いますけど、兄弟のものになります
鳥とか熊とか剥製が飾ってあるから、探検する
気になれない広い家です

家を複数持って、兄弟はどうするつもりか
知りませんが、人それぞれですなあ

もう風呂に入って、寝ます