ハイサイ、RIN(凛)ですニコニコ
【ものすごい爆音とタイヤの摩擦する音、私には出来ないな】

先週の話だけど、近くで「山原ドリフト祭」という大会があった。
ドリフト?ドラフト?
ドラフトというと
プロ野球でいえば、各チームが公平に
候補選手を振り分けるために行われる会議をドラフト会議といって、
実際には監督や親の利権とか選手の希望球団とか裏工作が多々あるようで、
ホントはちっとも公平じゃないドロドロしたドラマがあるはずなのに、
当日の会議自体は、そういう薄汚さは見せないように紳士っぽく振舞っている。
新人選手はプロ野球チームに入団しても、活躍できるのはほんのひと握りの選手だけで、
ほとんどはアマチュア時代の栄光とは裏腹に、
ひっそりと引退しているのが現実で、それぞれに悲喜こもごものSTORYがある。
でも、先週RIN(凛)君と観たのはドリフト。
【コースは全長400mに設定されているらしい】

昔、TVドラマの西部警察で、逃げる犯人の車と、
それを追う大門軍団とのカーチェイスを想い出す。、
団長の大門圭介刑事(渡哲也)がゴルゴ13みたいで、
ド派手なアクションドラマだったよね。
どこかの埠頭の滑走路のような長い直線道路を、
犯人の車が、猛スリップして反転させるのが見せ場のひとつだったようで、
その急ハンドルを切ってブレーキを踏むようなテクがドリフトというらしく、
当時の若者がドリフト族みたいなグループを
あちこちで結成していたらしい。
私はそういうのにまったく興味がなくて、
暴走族の延長にしか思えなかった。
今もそうだけどね。
【こういったレーシングカーがたくさん走り回っていたね】

2003年夏、「西部警察2003」のロケ現場(名古屋市内のオートバックス)で、
石原プロの若手俳優・池田 努さん(24)が運転する自動車が運転操作ミスで
見物客の列に突入、5人が足の骨を折るなどの重軽傷を負う事故が発生した。
当時の池田さんは、石原裕次郎の2代目的な売り出しをしていたけど、
その事故で書類送検され、その後も活躍しているようには見えない。
西部警察も、当時は人気のピークが過ぎていたように思う。
【RIN(凛)君散歩のついでの見学だから30分ほどで退散したけど、夕方には結果票が出てた】

ピンクレディーが斜陽になり始めた頃に、
「ピンクレディーの妹分」として、
天馬ルミ子さんが華やかに出て来たけど、
これも芸能事務所の思わく通りにいかず、あっという間に消えていった。
「○○の妹」みたいな、こういうのはダメだよね。
【公ではなく仲間内の大会らしいけど、けっこう多くの参加者があったようだね】

RIN(凛)君の散歩コースに、山原サーキット?正式名称はわからないけど、
最初はそんな呼び方をしていたよ。
昨年から造成工事をしていて、8月末くらいにはほとんど完成していた。
我が家の近辺ではここ以外にも林道の崩落修復や変電所など、
あちこちに工事現場があり、RIN(凛)君はどこも散歩でお邪魔している。
先週の9月26日(土曜)と27日(日曜)に
「山原ドリフト祭」
が開催され、土曜は練習日、日曜がレースの本番で、
日曜は、RIN(凛)君の朝散歩で6時半ごろに受付テーブルとか出していた。
「高校生以上1000円」
と書かれていたね。
私はRIN(凛)君との散歩観戦なので、もちろんタダさ~。
【岡村さんは日本のドリフト界のBEST3に入る凄腕らしく有名な人らしい】

私はドリフトに興味はないけど、
岡村和義さんと藤野秀行さんという、
その世界では著名な方が審査をするというので、
沖縄本島のあちこちから、ドリフトキチたちが続々と集まって来た。
中には本土から来た人までいて、楚洲(そす)の「あさひの丘」という
廃校した楚洲中学校を改装した宿泊施設(教室が宿泊ルーム)に
泊まってもらっていたらしい。
日曜の参加選手は約60人、観客も含めると100人はいたはず。
こんな過疎で100人以上の人を見るのは、5月初旬のGW中に
奥集落で行われる「鯉のぼり祭り」以来のこと。
人込みは見るだけで疲れる。
【波やシーサーなど、沖縄模様が入っている。ピンクは暑い夏のイメージ?】

RIN(凛)君は動体視力がハンパないので、
動物でも車でも、野鳥でも、風で舞い上がるポリ袋でも、
何でも興味津々で見つめる習性があり、
ドリフトではものすごいエンジンの爆音とか、
コーナーを煙を上げてタイヤが摩擦する音など、
とにかく70ホーン前後の、鉄道のガード下のような騒音がとどろき響いているんだけど、なぜかRIN(凛)君は気にならないみたい。
ドリフトにもいろいろな種類があるらしいけど、
先週行われていたのは「パワードリフト」らしい。
【岡村さんは遠くから見ただけだけど、50代の小太りのおっさん風みたいに見えたけど…】

岡村和義さんの車は、ピンク色のド派手さで際立って遠くからでも目立つ。
レーシングカーのように、いろいろなマークや装飾もほどこしてある。
【「840」って何なのか、ずっと気になっていた…】

ゼッケン840なのかな、と思っていたのだけど、
「840=八潮(埼玉県)」の意味らしいね。
【「偉人」はともかくとして、ハイビスカスのマークもあるけど「ちゅら石。」って何?】

「ちゅら石。」
沖縄では「ちゅら」は「美しい」という意味。
「ちゅら石=美しい石」
つまり宝石を意味してる?
「ちゅら玉」という、海で戦前から漁師が網や仕掛けに使う浮き玉を模した
ガラス玉のお土産が最近、那覇空港とかの売店で売られているけど、
それは「ちゅら石」ではないはず。
北谷(ちゃたん)には、生年月日、干支、願いなど
オリジナルのパワーストーンの店の名前に「ちゅら石。」という店がある。
それかな?
【タイヤも幅が25cm前後もあるし、ドリフト用にタイヤが斜めに付けられている】

このサーキットは、村役場の認可が得られていないみたい。
山原(やんばる)は国立公園化の後、世界遺産登録を目指そうとしている。
我が家近郊はヤンバルクイナの大生息地なので、
「ヤンバルクイナの里にサーキットなんか認めたくない」
というチープな発想しか出来ないのが役場の本音。
役場の担当者が最初に言ったのは、
「全部ひっぺがして、元通りにしろ!」
と高圧的に言い放ったらしい。
スーパー公務員(唐沢寿明)が限界集落を救う、
TBSドラマ「ナポレオンの村」では、
スーパー公務員が、
「その地域の人たちが住みやすいようにするのが役人の仕事」
と言っていたけど、それはTVドラマの世界だけみたいだね。
名護サーキット場は昨年9月に閉鎖されて、
県内にはサーキットが無い。
レーサー気分で走りたい人たちは、沖縄にも数百人はいるらしい。
そういう需要があるなら、ビジネスとして成り立つはずだ。
「あれダメ、これダメ」
式で規制するだけでは、若者も夢を持てず都会へ出るだけで人口減少も当然。
国頭県の昨年度の出生数は、わずかに54人。
ヤンバルクイナの出生数より、人の産まれた数の方が圧倒的に少ないはず。
どっちが絶滅危惧種なんだか…。
【RIN(凛)君は騒音が気にならないのか、鈍感なのか…】