ハイサイ、RIN(凛)ですニコニコ
【今朝6:15頃、長い朝散歩のウォーミングアップ中のRIN(凛)君】

昨夕、にわか雨が降りました。
前にしっかり降ったのはいつだろう、と思うくらい久しぶりのことで、
干天慈雨(かんてんじう)、待ち望んでいた恵みの雨。
バナナ園とかの水やりは、スプリンクラーとかあればいいのだけど、
あれは驚くほど高価な設備なので、
我が家の庭の外水道から、あちこちに30m、50mとホースを伸ばして
朝夕水やりをするのも、なかなか大変な作業なので
恵みの雨は本当に嬉しいのです。
【工事現場とか、野原とか、広々としたところが大好きなRIN(凛)君】

今朝も、まだ薄暗い6時前にRIN(凛)君による強制的な起床で
朝散歩にかり出されました。
最初は工事現場で遊ぶのが最近のパターン。
今朝は合成樹脂のゴミみたいのを、どこからか拾ってきて
私に盗られないように警戒し、
その後、それを「遠くに投げてくれ」という遊びをして、
それに飽きてから、ようやく外に。
これだけで30分もかかってしまった。
【林道を横断中のオキナワシリケンイモリ】

林道で横断中のオキナワシリケンイモリ。
「尻剣イモリ」という名前で、尻尾が剣のような形をした南西諸島の固有種のイモリ。
腹部が赤く、本土ではアカハライモリがこの種の親戚らしい。
食性は動物食で、昆虫、陸棲の巻貝などを食べる。
イモリは漢字で「井守」と書くように、
池や井戸など水のあるところを守る神でもある。
沖縄には昔どこにでもいたらしいけど、
最近は水溜りがある森林や草原などが減少しているので、
環境省のレッドリストでは準絶滅危惧種に指定されている。
なのにヤフオクにも出品されている、いいのかな?
ちなみに、沖縄の家に必ずいるヤールー、ヤモリのことだけど、
こっちは「家守」と書いて、家を守る神。
この家の守り神はたくさん居すぎて、
エアコンの送風口に入り込んで故障の原因になることが多い。
沖縄ではエアコンの室外機に「ヤモリブロック」 という金属網が標準装備されている。
我が家では電気のブレーカーにヤモリが接触して停電になったことがある。
ヤモリが黒焼きになっていたさ~。
【子ヘビの死体はよく見かけるから、ヘビでも生存競争は厳しそう】

自宅近くの砂利道で子ハブの轢死(れきし)体をRIN(凛)君が発見。
子ハブは8匹前後が孵化して、5年くらいまで生き残れるのは1匹くらい。
大半がそれまでに死んでしまう。
ハブは猛毒があって沖縄では最強といわれているけど、
成体化するまではカラスや人間、アカマタ(無毒だけどどう猛なヘビ)などの
脅威から逃れるのも大変なんだね。
ヘビはカエルなどのエサと水、それと繁殖するための異性という3要素がある場所には
必ず生息しているといわれている。
ヘビの異性がいるかどうかは私にはわからないけど、
我が家近郊にはエサと水は豊富にあるので、ヘビの大生息地でもある。
RIN(凛)君はヘビを発見するから最近は安心だけどね。
【県道でシリケンイモリのお煎餅を見つけたRIN(凛)君】

太平洋側の沿線、県道70号線を散歩中に、
RIN(凛)君がオキナワシリケンイモリの轢死体を発見。
県道70号線は片側一車線で、追い越し禁止の黄色中央線があるけど、
警察の取り締まりは無いし、信号も無いので、
制限速度が40km/hなのに、ほとんどの車は70km/h前後で通過する。
なのでヤンバルクイナやシリケンイモリは車に轢(ひ)かれることが度々ある。
シリケンイモリは、乱開発による生息地や繁殖地の減少、
道路脇の側溝による生息地の分断、落下による死亡(側溝から出られないため)、
交通事故、ペット用の乱獲…、生息数の減少は人災だよね。
【体長約1mのヘビ死体を発見したRIN(凛)君】

県道70号線では、RIN(凛)君が今度は青年ハブの死体を発見。
体長は1mを超えているので、昨年産まれた2歳くらいのようだね。
ヘビの死体にはハエが群がるのだけど、それがないところを見ると、
まだ死んでからそれほど時間が経過していないはず。
頭部が切り刻まれているからカラスではない、
とすると犯人は人間に違いないけど、
いつ誰が、どうやって殺害したんだろうね?
「ハブは危険、だから発見次第殺す」
という考えなんだろうけど、
ハブは人間を察知すると、先に逃げていくことが多いし、
隠れて潜んでいるところに、うっかり手を入れて咬まれるのを注意すれば、
それほど恐れることはない。
猛毒があるハブだって、殺すという殺気が出ていれば攻撃もしてくるさ。
「ヘビを目撃した数の50倍がニアミス」
という学説からすると、
私は数百回ニアミスしていることになる。
ヘビも私を観察しているのだから、共生しようというオーラを出しておけば、
大丈夫さ~。
【こういう「あれ?」というポーズをすると、その後執拗(しつよう)に何かを探す】

県道70号線をグルッと廻って約3km、ようやく帰宅かと思ったら、
RIN(凛)君は林道を山の方に上がって行った。
出来る限り、RIN(凛)君に満足させてあげたいのだけど、
「私も、いつまで帯同できるかな」
と考えてしまうくらい、
RIN(凛)君は若さに勢いがあり、私は老いを感じてしまう。
RIN(凛)君が軽快に小走りしたり、
野良犬軍団を見つけて追いかける時とか、
「私は前に走ったのはいつだったろう?」
と考えて、
「そうだ、子供の幼稚園の保護者リレーで走ったのが最後だ」
と思い出す。
でも、それはもう半世紀も昔のことだから、
私は走る機能はとっくに退化しているんだよね。
RIN(凛)君にも、少しは察知してほしい。
今日は敬老の日だろうが!
【RIN(凛)が来る前に慌てて撮影していたんだけどね~】

山に向かう林道でも、横断するオキナワシリケンイモリがいた。
これは私がRIN(凛)君より先に見つけたのだけど、
RIN(凛)君が「何してるのさ?」と近寄ってきてしまった。
【故意に踏みつけて虐待をするRIN(凛)君、昨日から動物愛護週間なんだけどね~!】