ハイサイ、RIN(凛)です
動物の愛護及び管理に関する法律(以下、動物愛護管理法)の第4条、
「ひろく国民の間に命あるものである動物の愛護と
適正な飼養についての関心と理解を深めるようにするため、
動物愛護週間を設ける」
これに基づいて、毎年9月20日から26日を動物愛護週間と定め、
国民の間に、広く動物の愛護と適正な飼養についての理解と関心を深めるために、
国、地方自治体、関係団体が協力して、
動物の愛護と管理に関する普及啓発のための各種行事を毎年実施しているらしい。
動物愛護週間というのは聞いたことがあるような気がするけど、
動物愛護管理法というのは聴き慣れないので、先ほど全条文を読んでみた。
・【捨て犬は3頭いて、可哀そうに飼い主を捜し求めてさまよっていた。1頭は後ろ足を引きずっていた。飼い主は今ごろ高いびきかな?飼育環境的、経済的、いろいろ捨てる理由はあるだろうけど、捨てられる身になって考えないから、捨てることが出来るんだよね】
第一条(目的)
この法律は、動物の虐待及び遺棄の防止、動物の適正な取扱い
その他動物の健康及び安全の保持等の動物の愛護に関する事項を定めて
国民の間に動物を愛護する気風を招来し、
生命尊重、友愛及び平和の情操の涵養に資するとともに、
動物の管理に関する事項を定めて
動物による人の生命、身体及び財産に対する侵害
並びに生活環境の保全上の支障を防止し、
もつて人と動物の共生する社会の実現を図ることを目的とする。
第二条(基本原則)
動物が命あるものであることにかんがみ、
何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うように
しなければならない。
2
何人も、動物を取り扱う場合には、
その飼養又は保管の目的の達成に支障を及ぼさない範囲で、
適切な給餌及び給水、必要な健康の管理並びにその動物の種類、習性等を考慮した飼養
又は保管を行うための環境の確保を行わなければならない。
…、ふつうの人にとっては、いわば当たり前のことが綿々と条文に書かれていて、
真剣に読むほどの価値はなかった。
この動物愛護管理法は1973年(昭和48年)10月1日に施行されているから、
沖縄が米国から返還(1972年5月15日)された翌年のことなんだよね。
元旦生まれのRIN(凛)君は、沖縄本島南部の与那原(よなばる)町在住の
新垣義雄先生から、3月14日のホワイトデーの日に頂いた。
なのでRIN(凛)君は我が家の家族になって半年と1週間が過ぎ、
お互いの「してほしくない行為」のグレーゾーンはまだあるものの、
日々お互いを観察し合い、家族の絆は急速に深まっている。
新垣先生は琉球犬を沖縄県の天然記念物に申請した琉球犬の第一人者で、
今でも数十頭の琉球犬を飼い、種の保存活動をされている立派な方。
新垣先生は県の獣医として全県下を巡り、主に畜産動物を診て来られたけど、
定年前は大里(南城市)の沖縄県動物愛護管理センターの所長もされていた。
動物愛護センターでは、犬猫の殺処分が行われているので、
愛犬家の新垣先生にとっては辛かったはず。
1014年度(平成24年)の都道府県別「犬の殺処分ワースト5」は、
1位 茨城県 3177頭(前年3227頭、665頭譲渡、譲渡率17%)
2位 沖縄県 2304頭(前年2190頭 414頭譲渡、譲渡率15%)
3位 熊本県 1847頭(前年2390頭 528頭譲渡、譲渡率22%)
4位 広島県 1765頭(前年1745頭 413頭譲渡、譲渡率19%)
5位 香川県 1649頭(前年2079頭 70頭譲渡、譲渡率4%)
沖縄県は毎年ワースト3に入る常連、
無責任な飼主がいかに多いかの証左。
1014年度(平成24年)の全国の犬猫殺処分の合計数は、
・犬 38,447頭
・猫 123,420匹
合計 161,867頭
これは、沖縄戦の日本人犠牲者数に近い。
沖縄県援護課1976年(昭和51)発表(正確ではない、かなりアバウトな数字)の
日本人犠牲者総数 188,136人
・沖縄県出身者 122,228人(一般人94,000人、軍人・軍属28,228人)
・他都道府県出身兵 65,908人
2015年8月1日現在の沖縄県の人口では、
・名護市 61,474人
・国頭郡 64,264人
(国頭村、東村、大宜味村、今帰仁村、本部町、恩納村、宜野座村、金武町、伊江島)
つまり、名護市以北の人口125,738人よりも、
昨年度の全国の犬猫殺処分の合計161,867頭の方が多いことになる。
犬猫殺処分は以前よりかなり減少しているのだけど、まだまだ多いね。
動物愛護なんて、ペットを可愛がる飼い主たちからすると当たり前のことなんだけど、
心ない人たちには、啓蒙(けいもう)活動をしてもなかなか伝わりにくいのが実情。
浄土宗や浄土真宗では臨終の際に
阿弥陀如来が極楽浄土から迎えに来ると信じている。
仏教では、その人の能力・信仰の程度によって亡くなる人を九段階に分け
阿弥陀如来は、その人にふさわしい印、つまり手や指のポーズをとっている。
例えば、右手が上で左手が下になっているのが下品(げぼん)、
親指と人差し指をあわせて輪を作る、いわゆるお金のポーズが上生(じょうせい)。
この下品上生(げぼんじょうせい)の迎印ポーズをとる阿弥陀来は、
右手で亡くなった人のの畏(おそ)れを除き、左手で願いを叶え救済に導き、
極楽浄土から迎えに来る相を顕(あらわ)している。
動物愛護は、この阿弥陀如来像の手のポーズのような感じで、
右手で愛護(救助)していながら、左手で管理(殺処分)している、
ある種の矛盾を感じてしまう。
期間限定の愛護週間ではなく、
年間を通した愛護習慣にした方が良いと思うけどね~。

動物の愛護及び管理に関する法律(以下、動物愛護管理法)の第4条、
「ひろく国民の間に命あるものである動物の愛護と
適正な飼養についての関心と理解を深めるようにするため、
動物愛護週間を設ける」
これに基づいて、毎年9月20日から26日を動物愛護週間と定め、
国民の間に、広く動物の愛護と適正な飼養についての理解と関心を深めるために、
国、地方自治体、関係団体が協力して、
動物の愛護と管理に関する普及啓発のための各種行事を毎年実施しているらしい。
動物愛護週間というのは聞いたことがあるような気がするけど、
動物愛護管理法というのは聴き慣れないので、先ほど全条文を読んでみた。

第一条(目的)
この法律は、動物の虐待及び遺棄の防止、動物の適正な取扱い
その他動物の健康及び安全の保持等の動物の愛護に関する事項を定めて
国民の間に動物を愛護する気風を招来し、
生命尊重、友愛及び平和の情操の涵養に資するとともに、
動物の管理に関する事項を定めて
動物による人の生命、身体及び財産に対する侵害
並びに生活環境の保全上の支障を防止し、
もつて人と動物の共生する社会の実現を図ることを目的とする。
第二条(基本原則)
動物が命あるものであることにかんがみ、
何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うように
しなければならない。
2
何人も、動物を取り扱う場合には、
その飼養又は保管の目的の達成に支障を及ぼさない範囲で、
適切な給餌及び給水、必要な健康の管理並びにその動物の種類、習性等を考慮した飼養
又は保管を行うための環境の確保を行わなければならない。
…、ふつうの人にとっては、いわば当たり前のことが綿々と条文に書かれていて、
真剣に読むほどの価値はなかった。
この動物愛護管理法は1973年(昭和48年)10月1日に施行されているから、
沖縄が米国から返還(1972年5月15日)された翌年のことなんだよね。
元旦生まれのRIN(凛)君は、沖縄本島南部の与那原(よなばる)町在住の
新垣義雄先生から、3月14日のホワイトデーの日に頂いた。
なのでRIN(凛)君は我が家の家族になって半年と1週間が過ぎ、
お互いの「してほしくない行為」のグレーゾーンはまだあるものの、
日々お互いを観察し合い、家族の絆は急速に深まっている。
新垣先生は琉球犬を沖縄県の天然記念物に申請した琉球犬の第一人者で、
今でも数十頭の琉球犬を飼い、種の保存活動をされている立派な方。
新垣先生は県の獣医として全県下を巡り、主に畜産動物を診て来られたけど、
定年前は大里(南城市)の沖縄県動物愛護管理センターの所長もされていた。
動物愛護センターでは、犬猫の殺処分が行われているので、
愛犬家の新垣先生にとっては辛かったはず。
1014年度(平成24年)の都道府県別「犬の殺処分ワースト5」は、
1位 茨城県 3177頭(前年3227頭、665頭譲渡、譲渡率17%)
2位 沖縄県 2304頭(前年2190頭 414頭譲渡、譲渡率15%)
3位 熊本県 1847頭(前年2390頭 528頭譲渡、譲渡率22%)
4位 広島県 1765頭(前年1745頭 413頭譲渡、譲渡率19%)
5位 香川県 1649頭(前年2079頭 70頭譲渡、譲渡率4%)
沖縄県は毎年ワースト3に入る常連、
無責任な飼主がいかに多いかの証左。
1014年度(平成24年)の全国の犬猫殺処分の合計数は、
・犬 38,447頭
・猫 123,420匹
合計 161,867頭
これは、沖縄戦の日本人犠牲者数に近い。
沖縄県援護課1976年(昭和51)発表(正確ではない、かなりアバウトな数字)の
日本人犠牲者総数 188,136人
・沖縄県出身者 122,228人(一般人94,000人、軍人・軍属28,228人)
・他都道府県出身兵 65,908人
2015年8月1日現在の沖縄県の人口では、
・名護市 61,474人
・国頭郡 64,264人
(国頭村、東村、大宜味村、今帰仁村、本部町、恩納村、宜野座村、金武町、伊江島)
つまり、名護市以北の人口125,738人よりも、
昨年度の全国の犬猫殺処分の合計161,867頭の方が多いことになる。
犬猫殺処分は以前よりかなり減少しているのだけど、まだまだ多いね。
動物愛護なんて、ペットを可愛がる飼い主たちからすると当たり前のことなんだけど、
心ない人たちには、啓蒙(けいもう)活動をしてもなかなか伝わりにくいのが実情。
浄土宗や浄土真宗では臨終の際に
阿弥陀如来が極楽浄土から迎えに来ると信じている。
仏教では、その人の能力・信仰の程度によって亡くなる人を九段階に分け
阿弥陀如来は、その人にふさわしい印、つまり手や指のポーズをとっている。
例えば、右手が上で左手が下になっているのが下品(げぼん)、
親指と人差し指をあわせて輪を作る、いわゆるお金のポーズが上生(じょうせい)。
この下品上生(げぼんじょうせい)の迎印ポーズをとる阿弥陀来は、
右手で亡くなった人のの畏(おそ)れを除き、左手で願いを叶え救済に導き、
極楽浄土から迎えに来る相を顕(あらわ)している。
動物愛護は、この阿弥陀如来像の手のポーズのような感じで、
右手で愛護(救助)していながら、左手で管理(殺処分)している、
ある種の矛盾を感じてしまう。
期間限定の愛護週間ではなく、
年間を通した愛護習慣にした方が良いと思うけどね~。