ハイサイ、RIN(凛)ですニコニコ


【大嶺農園謹製パッションフルーツ、1個100円で売られていました】



沖縄では約15年前から、パッションフルーツが市場で見られるようになりました。

パッションフルーツは、トケイソウ科トケイソウ属のつる性果樹の実です。

沖縄で多く栽培されているのが、フィリピン原産の紫色のタイプですが、

ブラジルでは、この紫色の品種は食べず、

黄色い実のパッションフルーツを食べるらしい。

ブラジルは、バナナも多品種が栽培されているのに、食べるのは5品種が主流で、

(マッサン、プラッタ、ナニカ、サンタカタリーナ、テッハ)

けっこうこだわりがあるらしく、例えば、

「マッサンとプラッタは乳幼児が食べても消化が良いが、他の品種は消化不良になる」

とか、いろいろ聞きました。

誰から聞いたかというと、ブラジルから沖縄に戻った曽木さんから。

この方が、沖縄で黄色いパッションフルーツ栽培を始めたのですが、

3年前の超大型台風ヤンバル3連発で、東村の農場が崩壊したようで、

昨年九州に移られたようです。

この曽木さんの黄色いパッションフルーツ栽培以降、

おそらく、曽木さんの実を買い、そのタネを発芽させて栽培し、

県内でも黄色いパッションフルーツの栽培者が近年増えつつあります。


【外見は立派だけど、中身が貧弱さ~ね~、黄色はどこもこんな感じ】



今回買った黄色いパッションフルーツは、国頭村奥間の大嶺農園で、

1個100円で4個買いました。

この黄色い実は、画像のように中身が貧弱ですが、

曽木さんのは、十分に中身が詰まっていました。

「剪定に技術があり、マネして作っても良い実が出来ないはず」

と以前、曽木さんが予言されていたのですが、

実際にその通りの現象になっています。

フィリピン原産の紫タイプは、酸味が強すぎる。

曽木さんの黄色いパッションフルーツは、酸味もまろやかさがありました。


【これは紫のタイプ。つる性なので、遮光用のグリーンカーテン向き】



農林水産省の統計データでは、最新のが見つからなかったので、

4年前の2011年度のデータですが、

・鹿児島県 379.7トン

・沖縄県  157.9トン

・東京都  25.7トン

・熊本県  20.0トン

(東京都は、小笠原のことです)

もう鹿児島県に取られちゃってんだね~。

ゴーヤーもおそらく鹿児島県がトップじゃないのかな。


【完熟すると、実が自然落下するので、完熟手前で袋掛けをします】



パッションフルーツは、完熟すると、実は自分で木から落ちます。

その際に傷が入らないように、ある程度の大きさになってくると

マンゴー用の紙袋状のカバーを1個1個手作業でかけていきます。


【実の表面がシワシワになった頃が食べごろのサインで判りやすい】



一般的には、

「収穫後数日から1週間程度追熟すると食べごろ」

といわれていて、

その目安は

「表面の皮がしわしわになったころ」

が食べごろなので、実に判りやすいのです。

ふつうは生食。

タネはそのまま食べる人と、出す人がいてお好みですね。

見た目は、ちょっとキモ系ですが、酸味が好きな人にはお奨めです。

私のイチオシは、濃いリンゴジュースと混ぜること。

トロピカルで、かなり高級感あふれる、

究極の美味しいジュースになるのです。

だけど、安っぽい、薄くて甘いリンゴジュースはダメ、

安っぽいリンゴジュースは甘いので逆効果、後悔しちゃうさ~。


【7,8月が収穫期だけど、台風と重なる。来週の台風9号の進路も気になるさ~ね~】