ハイサイ、RIN(凛)ですニコニコ


【国の天然記念物・ヤンバルクイナの死体、野犬やカラスに襲われた傷跡が見られない】


琉球犬は「生まれながらの猟犬」といわれるように、

元旦生まれのRIN(凛)君も、その片鱗が開花しつつあります。

特に、嗅覚はハンパなく、

ヘビでも昆虫でも何でも見つけ出してしまうのです。

昨夕の散歩では、バナナ園の外側、

といっても自宅から100mほどのところですが、

RIN(凛)君が「クンクン」し出して、繁みの様子を伺っていて、

鳥っぽいのが横たわっているので、最初は野鳩だと思い、

鳥インフルエンザを警戒して、一度RIN(凛)君を離したのです。

「野犬のしわざかな?」

と、繁みの雑草を取り払うと、

なんと国の天然記念物のヤンバルクイナだったのです。


【ヤンバルクイナの性別は、見ただけでは判りませんが成体のようです】


我が家近郊は、ヤンバルクイナの大繁殖地なので、

見かけるのは珍しくないし、我が家の庭にも毎日のように

入り込んでくるのですが、

死体を見つけたのは初めてでした。

バナナ園では農薬や除草剤を一切使わない、有機農法で「毒」が原因ではないし、

野犬に毒エサを撒くような人も周りにいません。

こんなことしたって、野犬が多いのでキリがないですから。

野犬の噛み傷やカラスに突かれたような痕跡もなく、

死因は見た感じでは傷がないので不明ですね。


【国頭村最大で唯一の国頭スーパー、けっこうにぎわってるよ】


ちょうど、今日5月15日(金曜)は、

国頭(くにがみ)村最大の都市・辺土名(へんとな)に

行く用事があったので、その隣の集落にある、

環境省 やんばる野生生物保護センター ウフギー自然館

に、ヤンバルクイナの死体を届けました。


【環境省やんばる野生生物保護センター「ウフギー自然館」】


【やんばる野生生物保護センター ウフギー自然館】


「いつ、どこで発見したのか?」

「発見した時の状況」

などを聞かれ、

手ぬぐいっぽい謝礼を頂きました。


【謝礼が目当てじゃないけどさ、もちっと何とかならないのかな?】


ヤンバルクイナの死体は、新聞紙でくるんで段ボール箱に入れて、

野犬やカラスに荒らされないように、

自宅のウッドデッキにおいていました。

今朝の日の出は5時43分ですが、

3時ごろから5時半ごろまで、

おそらく亡くなったヤンバルクイナのつがいの相方だと思うのですが、

「キュロロロロ、キュロロロロ…」

と、近くで悲しい鳴き方をしていたのです。

2時間以上も、ずっと鳴いて、

明け方前に繁みに去っていきました。

お別れにきていたのでしょうね。

ヤンバルクイナの鳴き方は、警戒音や連絡などいろいろあるのですが、

悲しい鳴き方を聞いたのは初めてでした。


【「ウフギー自然館」の「ウフギー」は、沖縄方言で「大木」、あふれる自然の意味】


私たち人間を含めて、すべての生物は、生を受けた瞬間から

死へのカウントダウンが始まる、というのが自然の摂理(せつり)。

いつ、どこで、どうやって死ぬのかは、誰にも判りません。

なので、ムダのない、充実した生き方をしたいものです。

亡くなったヤンバルクイナは、どんな生き方をしたのでしょうか。しょぼん


【コヨーテっぽいけど、RIN(凛)君は琉球犬の純血種なのです】