ハイサイ、RIN(凛)ですニコニコ


【台風を初めて体験するRIN(凛)君、土を食べてる場合じゃないさ~!】


沖縄はGWあたりから10月中旬頃までの約6か月間は、

台風シーズンにあたります。

毎年4~5個の台風が接近するか上陸するので、

県民はすっかり台風慣れして、直前まで台風対策は特にしないのが普通です。


沖縄方言の「アキサミヨ~」は、「大変よ~」という意味ですが、

今回の台風6号は、それほどの脅威はなく、

通過も早そうで、被災もそれほどの心配は要らないような、

楽観的に考えています。


それでも、夕方からは

飛ばされそうなものを中心に整理しました。


台風6号はたいしたことがなさそうだ、とはいっても

台風の威力は、本土とは比較にならないくらい沖縄の方がすごいですよ。


ピーク時は、室内に居ても、アルミサッシがギシギシ音を立て、

ガラスが歪(ゆが)んで割れそうな音がします。


近所の数軒では、3年前の70m級の超大型台風の時の話ですが、

アルミサッシの窓ガラスが割れて、

室内に暴風雨が入り込み、部屋中がムチャクチャな状態になって

「台風テロに遭ったさ~」と嘆いていましたね。


【自給自足を目指している家庭菜園】

本土のテレビ局は、台風が本土に接近、上陸しそうな時は、

ひんぱんにテレビニュースで流すのに、

沖縄方面への接近・上陸のニュースは、

それほどでもなく、関心度が低いですね。


なぜ、そう言い切れるのかというと、

私の受信チャンネルは東京局だからです。

私の住むエリアは、地デジの難視聴区域のため、

BSデジタルチューナーを貸与えられて、

BSで、東京キー局の地デジを受信しているのです。


そのため、我が家のテレビは、昔のブラウン管型のままで、

BSデジタルチューナーによる、アナログからデジタルの変換で、

画面が映るようになっているんですよ。


今やブラウン管型テレビなんて絶滅危惧種かもね。

なので、東京キー局のテレビ番組では

沖縄の台風情報や辺野古(へのこ)の話題が少ないな、

と判っているわけです。


人間誰しも、

「世の中には、いろいろ面倒なこと、不公平なことが山ほどあるさ~」

と、判っていても、

我が身に火の粉が降り注がない限り、すべては他人ごとでしかないのが常なのです。


そして、我が身に降り注ぐ火の粉に気づいて、あわてた時は、

たいていの場合、手遅れだと、相場が決まっているんですね。


【自給自足を目指す家庭菜園】

さて、台風6号の現在の進路は、

今ごろは宮古島に上陸して、

午前6~8時頃に、沖縄本島の西側、東シナ海沿岸部を

奄美諸島方面に北東に上がっていくようです。


沖縄本島の本部(もとぶ)半島先端の

「美(ちゅ)ら海水族館」

の沖合いを通過するのが午前8時頃のようですね。


我が家では朝8時過ぎあたりがピークかもしれませんね。


台風の風は時計回りと反対に回りますから、

沖縄本島の暴風は、太平洋側からの南西や東風だと判り、

返しの風が北から西風になる、ということも判り、

それ用の防風対策をする、ということになるわけです。


台風は、襲来するたびに、進路が違いますが、

「時計回りと反対に風が吹く」

という定義を知っていれば、

対策も、おのずとわかるわけです。


最も要注意なのは、ピーク時は当たり前ですが、

過ぎた後の「吹き返し」=「返しの風」です。


台風の被害は、沖縄県民だけでなく、

たまたま沖縄に来ていた観光客も、

そのとばっちりをモロに受けます。


沖縄発着のエアは、時期にもよりますが、

空席が少な目ですから、

万一、沖縄から帰る日に台風でエアが欠航なんてことになったら、

大変な不幸な一日が始まることになるのです。


航空チケットが個人か団体か、にもよって、

対応が搭乗予定の航空会社のカウンターなのか、

主催旅行社のカウンターなのか、

どっちにしても予約変更は長蛇の列になり、

しかも、その日をどこで過ごすのか?

ということも問題になりますよね。


那覇市内や那覇市近郊の宿泊先は、

次の予約客がいるので、残りの空室を

ホテルのいい値の正規料金での奪い合いをするか、

あきらめて、空港内で仮眠するか。
座れるイスは少ないので、ほとんどの人は

ロビーとかにゴロンタすることになるはずです。


航空会社が500人分とかの毛布を貸与えしますが、

焼け石に水。

もらえない人からは職員に怒号の嵐。

殺気立つ空港内、アキサミヨ~。


また、空港内にはコンビニが3店舗あり、

ファミマは朝6時~夜9時までの営業、

ローソン2店舗は、2階が朝6時から夜9時、

1階が台風時だけ24時まで。


つまり24時間営業のコンビニは

那覇空港内にはありません。

不親切だね~。


なので、台風時には、お弁当や飲み物、お菓子など

ほとんどが

我さきに殺到し、品切れ状態になるのです。


1階の空港食堂は営業時間が朝9時~夜8時まで。

そば琉風は、朝8時~夜10時半まで。

カレーハウスは、朝9時~夜10時まで。

2階のスナックコートは、朝6時半~夜8時半まで。

4階レストラン街は、夜8~9時で終わり。

空港内は、もう大混雑で殺気立ってアキサミヨ~、大変さ~ね~。


せっかく沖縄に来てくれた観光客に、

笑顔で帰ってほしいのに、

「台風のせいさ~」

ではなくて、

台風時の、観光客難民の受け入れ先くらい造っとかなくちゃ、

あまりにも失礼さ~。


台風で「アキサミヨ~」と叫びたいのは、

エアの欠航で帰れない観光客だよ!


那覇空港ビルディング株式会社は、県庁からの天下り先だから、

顧客満足なんて、ちっとも考えないんだろうね。



私の住む秘境・山原(やんばる)は、

過疎で不便なのはいいにしても、

一番困るのは「停電」。


しかも、今どき数日も停電になることが毎年ある。


停電になると、沖縄電力のお客様相談室は、

突如「音声アナウンス」に切り替わります。

なんなの、これ?


停電が多すぎて、電話応対が大変なのは判るけど、

電力供給会社としてのサービス度はゼロ。


ここも顧客満足ではなくて、自社満足しか考えない優良企業。

優良ではなくて、憂慮企業の方が正しいさ~。


我が家のエリアでは、一度停電になると、

いつ復旧されるのか、まったくわからない恐怖にさらされるのです。


過去6年の中で、一番長かったのは停電4日間。


冷蔵庫や冷凍庫は、停電中に開けると、

一気に食材が傷んでしまうので、

開けるに開けられない状態になるのです。


そのために私が考え出したのが、

「発泡スチロールの箱による簡易冷蔵庫」

です。


【水を充満したペットボトルを、あらかじめ冷凍しておくことがポイントさ~】

これは、ペットボトルに水を入れて冷凍庫で凍結させておき、

それを発泡スチロールの箱に入れるだけ、と手軽な方法です。


ペットボトルは、もちろん何本も凍らせておき、

発砲スチロールの箱も、

スーパーでもらえる時は、もらっておく必要がありますよ。


要するに、発砲スチロールの箱は3、4個用意しておいて、

調味料や食材などを分けて入れて、

今日はこの箱、明日はこっちの箱、というような使い方をして

冷蔵庫や冷凍庫を開けるのは、死ぬかどうかという時だけまで

ひたすら我慢するのです。


この停電の長さも「アキサミヨ~」ですよ!

「ここは、ホントに日本なの?」

と実感してしまいます。


いつ停電してもいいように、特に夕方からは

懐中電灯を身近に置かないとダメ。


台風接近で、例えば今日の昼間に、

「100均の懐中電灯買っとくかね~」

なんて考える人は、頭が悪いさ~。

おそらく昨日から完売さ~ね~。


私が実践してるのは、懐中電灯も使わない生活。

つまり、太陽と共に生活すること。

日の出と共に起きて、陽が沈んだら寝る。

健康にもいいさ~。


我が家には炊飯器はないので、それは停電でも平気。


ご飯を炊くのは土鍋でストーブ焚きなので。


食材が万一無くなっても、家庭菜園があるので、

何とかなるさ~。


さて、今回の台風6号では、停電はどうなるかな?

楽しみではないですよ。しょぼん


【台風時でも、一年中、ご飯を炊いたり、調理に使う時計ストーブ】