はいさい、RINですニコニコ

沖縄移住 ブルーボトルコーヒー 寝太郎
【バナナの花と房の出来始め】

「バナナバナナは野菜か果物か?」
というと、正解は、誰でも知っているように
「バナナは果物」
ですが、
木に実が成り、一つの木から何度も収穫出来る物は果物。
ツルや茎で伸びる、一度収穫したら終わる物は野菜。
という定義らしいので、イチゴ、スイカ、メロンは野菜。

でも、バナナも、一度開花して房が出来たら終わり。
なのに、バナナは野菜ではなくて果物…。

なんか変ですよね。

沖縄移住 ブルーボトルコーヒー 寝太郎
【作業前のバナナ群】

今日は、その解明ではなくて、
バナナ園で、バナナの子株を救出した話です。

バナナはバショウ科の多年草で、
世界最大の草本です。

木の幹のように見えるのは、正しくは「仮茎」といい、
地面に地下茎(ちかけい)、地中に埋もれる性質を持つ茎の塊、
判りやすくいえばダリアやグラジオラスの球根をイメージしてもらえばいいです。

農林水産省によると、
「バナナは多年生なので、草であっても果物に含まれる」
というように、
バナナの仮茎の成長過程で、
次の子株が、タケノコのように数本出て来るのです。

沖縄移住 ブルーボトルコーヒー 寝太郎
【バナナの子株 約5cm】

要するに、バナナは放任しておけば、
地下茎から次々に子株が出て来ては開花し、房をつける
便利な栽培作物ですが、
放任バナナ栽培では、年々房の大きさが貧相になってくるのです。

沖縄移住 ブルーボトルコーヒー 寝太郎
【バナナの子株 約10cm】

バナナは世界最大の草本で、成長も早く、
水分や土壌の養分を、一気に吸い上げていくので、
同じ場所で、バナナを放任栽培していると、
土壌の特定の養分だけが減少し、
連作障害になってしまうのです。

沖縄移住 ブルーボトルコーヒー 寝太郎
【作業後のバナナ群】

そのため、タケノコのように出てくる子株は、
掘り出して、あちこちに分散するように移植してあげる方がいいのです。

フィリピンやエクアドル、メキシコなどのバナナ輸出大国では、
化成肥料を多量に撒いて、
連作障害を起こさないようにしているのです。

沖縄でのバナナ栽培では、子株や地下茎の大きさ等にもよりますが、
子株が地上10㎝程度の大きさであれば、定植後、
「15~18カ月で収穫を迎える」
のが一般的だと思います。

フィリピンでは、「子株から収穫まで1年かからない」といわれ、
赤道に近いほど、バナナの成長は早いはずです。

バナナは熱帯植物なので、
亜熱帯気候の沖縄では、
出来るだけ陽を当ててあげる必要があります。

そのため、今日の
「子株の救出作業」
の目的は、
「バナナ群の根元の雑草を刈り取り、子株を露出させて
生育途上の仮茎や子株に陽を浴びれるようにしてあげること」
と、同時に
「通風を良くしてあげること」
にあります。

沖縄移住 ブルーボトルコーヒー 寝太郎
【バナナの枯れ葉】

今日の作業では、バナナの枯れ葉を切り落としました。

バナナの根元の雑草刈りをしているのに、
垂れ下がった枯れ葉が邪魔になるためです。

「邪魔」というのは、
「子株を傷つけず、発見しやすくするため」
が主目的ですが、
もう一つの理由は、
「ハブやヒメハブが潜んでいるのを発見しやすくするため」
です。

ハブは、人が近づくと、たいがい逃げ去りますが、
草むらに潜んでいると見つけにくいです。

ハブは、我が家の庭内にも侵入してくるので、
バナナ畑にも数匹は生息しているでしょうから、
ハブの攻撃エリアである、半径1m以内に
うっかり入り込むことは避けたいのです。

バナナの葉は、子株が成長して開花し、房を付けるまで、
20枚近くの葉を出しますが、
葉が枯れて垂れ下がっても、なかなか地面に落とさないのは
私見ですが、保水の役割があるのだと思っています。

沖縄移住 ブルーボトルコーヒー 寝太郎
【バナナの枯れ葉】

バナナは水が大好きで、東南アジアでは雨季に、
地面が川のようになって、バナナが数か月も
仮茎が半分くらい水に浸かり続けることがあるのですが、
根腐れもなく、生育することが出来るのですが、
バナナは水不足には弱いのです。

バナナの枯れ葉は、湿度が高いと保水し、
一度保水すると、なかなか乾きにくいので、
地面の水分量と何らかの因果関係があるように思えて、
「子株の救出作業」
以外では、バナナの枯れ葉は切らずに
そのままにしています。


RIN(凛)君は、バナナ畑を遊び場にして
駆けずり回っていますが、
朽ち落ちたバナナのフィンガーを見つけては食べています。

農薬や除草剤は使わない有機栽培なので
RIN(凛)君は、安心してミネラル成分を補給しようと
考えているのでしょうかニコニコ

沖縄移住 ブルーボトルコーヒー 寝太郎
【バナナを食べるRIN(凛)君】