はいさい、RINです
沖縄本島の最北端の奥集落では
毎年GWに「奥ヤンバル鯉のぼり祭り」が行われていて、
今年は第26回になります。
5月3日(日)、4日(月)、5日(火)の3日間開催で
今日が最終日なので、
RIN(凛)君を連れて、興味本位で行ってみました。
【奥小学校】
私は山原(やんばる)に住んで6年目になりますが、
我が家から奥までは車で15分程度なのに、
私は、人込みが嫌いなこともあって、
このイベントに行くのは初めてなのです。
端午の節句の時期に、
「子供たちの健やかな成長と交通安全」
を願って、奥集落あげて始まったこの「鯉のぼり」イベントは、
地元の子供エイサーや子供空手、琉球舞踊、民謡ショー、
カラオケといった、いかにもローカルなステージショーが繰り広げられ、
田舎のロークオリティで安上がりの手作りイベントをかもしだしているのですが、
ほのぼのとした温かさが感じられて、
良い意味で期待が裏切られました。
来年も、RIN(凛)君とぜひ来ようと思いました。
このイベントは「奥ヤンバルの里」という、
民家風宿泊施設前を流れる
奥川の河川公園で行われているのですが、
川の上空に500匹前後の鯉のぼりが悠然と泳ぐ様が壮観で、
せせらぎ風の川では子供たちが水遊びをして歓声を上げ、
親たちは芝生の河川敷でピクニック気分で休んで、
子連れ家族を中心に、半日のんびり過ごすのに最適です。
町のお祭りやバザー、フリーマーケットで出るような
焼き鳥とか唐揚げとか、焼きそばとかを作って売っていますが、
ほとんどの来場者は、ピクニック気分で、
テントやシート、お弁当や飲み物などを持参しているようです。
中には、キャンプのように、コンロでBBQをしている猛者もいて、
警備で警察官も出ていましたが、
注意もされていないようでした。
また、お金儲け目的の観光イベントではないので、
駐車場代も無料ですから、
お弁当などを持参すれば、1円も出費することがないのです。
お金がかかるのは、ここまで来るガソリン代くらい。
このイベントの実行委員が、
怪しい観光コンサルなんかに、もし相談なんかすれば、
たちどころに、
「収益目的のイベント」
と化し、
「来場者一人当たり売上高」
や
「駐車場代の有料化、入場料」
が設定され、
「子供エイサーではなく、観光用の見せるエイサー」
など、
興味が薄れるような企画内容を提案し、
地元からの客離れを誘発させることでしょう。
なにも仰々しく、飾る必要はないのです。
来場者は、ほのぼのとした、今の手作り風イベントで十分満足していて、
リピートされているはずです。
今のような、来場者に優しいイベントであるからこそ、
26回も続いてきたのだと思います。
どんなことでも始めるのは簡単ですが、
継続するのは、とても難しいことなのです。
このイベントは、今のような感じで
「50回も100回も続いてほしいな」
と思いました。
このイベントでは、3万人の人出を見込んでいたようだけど、
どうだったのかな?
3日間で、来場者は2万人前後だと私は思いますが、
それでも、過疎地の集落主催の手作りイベントなのですから、
2万人も集客するなんて、すごいことだと思います。
3,4年前は、開催3日間とも連日豪雨で、
鯉のぼりが雨水を吸って重く垂れ下がり、
ロープからバタバタ落ちていた、と
大雨の中を行った知人が、
そんなこと言っていたことを思い出しました。
来場者はもちろんゼロで、
奥集落の実行委員たちが、
テント内でお酒を飲んでいて、
そこに呼ばれた、とも言っていましたね。
この奥集落には、郵便局があり、小学校や交番まであるのです。
「そんなの当たり前でしょ」
と思われるでしょうけど、
広域の国頭村なのに郵便局は2か所しかありませんし、
交番は村役場近くに1つあるだけで、
村内には駐在所が2か所しかないのです。
また、国頭村の小学校は7校(生徒数299人)しかありません。
なので、
「郵便局があり、小学校や交番まである」
奥集落は、国頭村内では恵まれているのです。
ちなみに、奥小学校全生徒数は現在13人、教員は9人。
村内の中学校は、村役場がある辺土名(へんとな)の国頭中学だけなので、
奥小学校を卒業するとバス通学になり、
さらに高校進学では、名護市内の高校の寄宿舎や親戚の家に居候することを
余儀なくされますから、
のどかで良い反面、子供のいる家族にとっては教育面では不便なのが
過疎地の問題といえますね。

沖縄本島の最北端の奥集落では
毎年GWに「奥ヤンバル鯉のぼり祭り」が行われていて、
今年は第26回になります。
5月3日(日)、4日(月)、5日(火)の3日間開催で
今日が最終日なので、
RIN(凛)君を連れて、興味本位で行ってみました。
【奥小学校】
私は山原(やんばる)に住んで6年目になりますが、
我が家から奥までは車で15分程度なのに、
私は、人込みが嫌いなこともあって、
このイベントに行くのは初めてなのです。
端午の節句の時期に、
「子供たちの健やかな成長と交通安全」
を願って、奥集落あげて始まったこの「鯉のぼり」イベントは、
地元の子供エイサーや子供空手、琉球舞踊、民謡ショー、
カラオケといった、いかにもローカルなステージショーが繰り広げられ、
田舎のロークオリティで安上がりの手作りイベントをかもしだしているのですが、
ほのぼのとした温かさが感じられて、
良い意味で期待が裏切られました。
来年も、RIN(凛)君とぜひ来ようと思いました。
このイベントは「奥ヤンバルの里」という、
民家風宿泊施設前を流れる
奥川の河川公園で行われているのですが、
川の上空に500匹前後の鯉のぼりが悠然と泳ぐ様が壮観で、
せせらぎ風の川では子供たちが水遊びをして歓声を上げ、
親たちは芝生の河川敷でピクニック気分で休んで、
子連れ家族を中心に、半日のんびり過ごすのに最適です。
町のお祭りやバザー、フリーマーケットで出るような
焼き鳥とか唐揚げとか、焼きそばとかを作って売っていますが、
ほとんどの来場者は、ピクニック気分で、
テントやシート、お弁当や飲み物などを持参しているようです。
中には、キャンプのように、コンロでBBQをしている猛者もいて、
警備で警察官も出ていましたが、
注意もされていないようでした。
また、お金儲け目的の観光イベントではないので、
駐車場代も無料ですから、
お弁当などを持参すれば、1円も出費することがないのです。
お金がかかるのは、ここまで来るガソリン代くらい。
このイベントの実行委員が、
怪しい観光コンサルなんかに、もし相談なんかすれば、
たちどころに、
「収益目的のイベント」
と化し、
「来場者一人当たり売上高」
や
「駐車場代の有料化、入場料」
が設定され、
「子供エイサーではなく、観光用の見せるエイサー」
など、
興味が薄れるような企画内容を提案し、
地元からの客離れを誘発させることでしょう。
なにも仰々しく、飾る必要はないのです。
来場者は、ほのぼのとした、今の手作り風イベントで十分満足していて、
リピートされているはずです。
今のような、来場者に優しいイベントであるからこそ、
26回も続いてきたのだと思います。
どんなことでも始めるのは簡単ですが、
継続するのは、とても難しいことなのです。
このイベントは、今のような感じで
「50回も100回も続いてほしいな」
と思いました。
このイベントでは、3万人の人出を見込んでいたようだけど、
どうだったのかな?
3日間で、来場者は2万人前後だと私は思いますが、
それでも、過疎地の集落主催の手作りイベントなのですから、
2万人も集客するなんて、すごいことだと思います。
3,4年前は、開催3日間とも連日豪雨で、
鯉のぼりが雨水を吸って重く垂れ下がり、
ロープからバタバタ落ちていた、と
大雨の中を行った知人が、
そんなこと言っていたことを思い出しました。
来場者はもちろんゼロで、
奥集落の実行委員たちが、
テント内でお酒を飲んでいて、
そこに呼ばれた、とも言っていましたね。
この奥集落には、郵便局があり、小学校や交番まであるのです。
「そんなの当たり前でしょ」
と思われるでしょうけど、
広域の国頭村なのに郵便局は2か所しかありませんし、
交番は村役場近くに1つあるだけで、
村内には駐在所が2か所しかないのです。
また、国頭村の小学校は7校(生徒数299人)しかありません。
なので、
「郵便局があり、小学校や交番まである」
奥集落は、国頭村内では恵まれているのです。
ちなみに、奥小学校全生徒数は現在13人、教員は9人。
村内の中学校は、村役場がある辺土名(へんとな)の国頭中学だけなので、
奥小学校を卒業するとバス通学になり、
さらに高校進学では、名護市内の高校の寄宿舎や親戚の家に居候することを
余儀なくされますから、
のどかで良い反面、子供のいる家族にとっては教育面では不便なのが
過疎地の問題といえますね。