沖縄移住 コーヒー栽培 ブルーボトルコーヒー
【ギシギシ】

はいさい、RINですニコニコ

ギシギシは、畑周辺や空き地、堤防、畦など
どこでも見られる多年生雑草のことです。
北海道から沖縄まで、どこでも見られる普通の
珍しくない雑草です。

亡くなったRIU(琉)君は、青年時代から脱毛、赤み、発疹など
皮膚病になることが多く、皮膚病には皮膚病対策、
目やにが出れば目薬など、
局所対処ばかりしていたのですが、
晩年、慢性腎不全になっていることが判り、
もともと内臓が丈夫ではないことから、
皮膚や目など弱いところが病気として出たサインだったのに、
腎臓や肝臓が丈夫ではないことに
私が気づいてあげられなかったのです。

RIU(琉)君が晩年になってから、犬の漢方や指圧などの本を
名護市立図書館から借りて、読みふけるようになりました。

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【家庭で出来る自然療法 東城百合子】

東城百合子さんの
「家庭でできる自然療法」
などの本を読むうちに、
雑草の「ギシギシ」の根や果実が、皮膚病に効果があることを知り、
RIU(琉)君が、亜脱臼などで腰が立たなくなった晩年から
煎じたエキスを食べ物に少量混ぜたり、
1日に2~3回、タオルに浸して全身を拭いてあげていました。

時々、海にも連れて行って、野球の軟式ボールを海に投げ、
RIU(琉)君が取りに行くことで、全身に海水に浸かるようになり、
「海水のミネラル成分が皮膚病に効き目がある」
という、新垣先生の教えを遊び化したことで、
海遊びはRIU(琉)君のお気に入りでした。

ギシギシと海水に浸かるという相乗効果で、
その後、悩まされる皮膚病はなくなりました。

その効果が明らかになったことで、
新たな家族になったRIN(凛)君の
皮膚病の予防対策として、
毎日、ギシギシエキスで全身を拭いてあげています。

近く、海にも連れて行ってあげたいと思っていますが、
ところでRIN(凛)君は泳げるのかな?

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【ギシギシ】

スローライフは
「人生をゆったりと、心を豊かに、楽しんで生きよう」
ということですから、
私が住んでいる過疎地では、
「最寄りのコンビニまで車で30分かかる」
とか
「病院も郵便局も小中学校も近くにない」
など、
「不便」だとか「不快」、「がまん」を嘆くよりも、
「国の天然記念物ヤンバルクイナやノグチゲラと出会える」
「県の天然記念物のコノハチョウ、イボイモリに出会える」
「絶滅危惧種のリュウキュウヤマガメ、アカヒゲ、ハイなど多数出会える」
「ヒヨドリ、メジロなどは毎日バードウォッチングができる」
という自然の宝庫ですし、
同時に薬草の宝庫でもあり、
住むところを
「住めば都」
喜びや楽しさを積極的に見つける生活をしないと、
とてもスローフードな生活とは言えないはずです。


キューバは、冷戦時代の米ソ対立で孤立し、
石油、 食料、農薬、肥料などの輸入がストップし、
「機械や車も動かせない、電気がないので灯りもない、食べる物がない」
まさに日本の敗戦直後と同じような状態に陥ったのですが、
牛やクワを使って土を耕し、空き地や建物の屋上も畑にして、
畜産堆肥を使い、ミミズによる土壌改良を行い、
防虫対策にはハーブ、薬草 薬木を使い…、と、
有機農業に国民がそろって取り組み、
みごとに自給率を回復させていきました。

そうやって考えると、
自宅の周りに自生している雑草など在来植物も、
私が無知なだけで、きっと何かの効能があるはずに違いないと思うと、
「たかが雑草、されど雑草」
決して侮ってはいけないのです。

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【ギシギシ】

ギシギシは、和名は「羊蹄」、
漢方の生薬名は「羊蹄根(ようていこん)」
といい、
根を水洗いして天日で乾燥させたものが生薬です。

二千年前の漢時代の薬草の書「神農本草経」に記載がある、
立派な漢方薬なのです。

ギシギシの根には、大黄(だいおう)、
便秘に効くというマメ科植物のセンナと同様の成分アントラキノン類が含まれていて
緩下(かんげ)剤(効果が緩やかに効いて、副作用も少ないとされる下剤)として
用いられることがあるそうです。

ギシギシは、「柳宋民の雑草ノオト」(ちくま学芸文庫)によると、
「イ、エ、キ、シ、チ」という各1字が、それぞれ植物名を表し、
この中の「シ」というのが、ギシギシのことで、
万葉の時代はただ「シ」と云っていた、というのです。

しかも、ギシギシは古来、食用だったと。
う~ん、「食べてみたい」とまでは思わないですね。

・イ(ヰ) イグサ
・エ   大木になるエノキ
・キ   ネギの古名
・シ   ギシギシ
・チ   イネ科多年草のチガヤの古名



万葉集第十巻1857題詞(詠花)  作者不明
「年のはに、梅は咲けども、うつせみの、世の人我(わ)れし、春なかりけり」
(毎年、梅の花は咲くけれども、この世の人である私には春が来ないのです。)

この第4句「我れし」の「し」がギシギシだといわれています。

この「し」だけでは、ギシギシかどうか判るわけない、と思われるでしょうけど、
この原文が
「毎年 梅者開友 空蝉之 世人君羊蹄 春無有来」
で、
第4句に「羊蹄」の2字があり、
中国語で「羊蹄」は「ギシギシ」、
これを日本では「し」と読んだことで、
この「し」が「ギシギシ」だといわれているのです。


「てふてふ(蝶)」とか「ギシギシ」は
ともに奈良時代の言葉ですが、
なかなか趣がある名前ですよね。

RIN(凛)君も、二語並べてみると
「RIN、RIN(凛々)」
自転車のベルとか、
「リンリンランラン留園…」
という昔のCMとかのイメージなので、
二語並べず「RIN(凛)君」で満足です。

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【RIN(凛)君】