名前が「アオカナヘビ(青金蛇)」というように
脚がなかったら“ヘビ”と見間違うようなトカゲです。
トカゲなのにヘビという名前が付いているのは変な感じですね。

沖縄移住 コーヒー栽培 ブルーボトルコーヒー
【アオカナヘビ】

本土のカナヘビ(金蛇)は褐色らしく、
沖縄のは綺麗な緑色なのでアオカナヘビというらしいです。
細長くて、脚がなかったら“ヘビ”に見えると思います。
アオカナヘビは南西諸島だけに生息しているトカゲのようです。

アオカナヘビの過去記事(2007年11月16日)はもう4年も前になるのですが、
その後も何度もアオカナヘビとコーヒー山で出会いながら、
彼らは俊敏で撮影出来なかったのですが、
先週、久々に撮影出来たと思ったら、
なちゅきさんからブログにコメントを頂き、
オスメスの判別法まで教わりましたので、
今日はアオカナヘビをテーマにしました。

沖縄移住 コーヒー栽培 ブルーボトルコーヒー
【アオカナヘビ】

私はオスメスの区別はまったく不明でしたが
なちゅきさんによると、
「♂はくすんだ緑色をしていて、脇に茶色のラインがある」
のだそうです。
ということは、画像のアオカナヘビは
「脇に茶色のライン」があることで“オス”ということになり、
4年前の過去記事の画像は“メス”だということが判りました。
またその違いもよく判りました。
なちゅきさん、ありがとうございました。

コーヒーの苗木ポットを、
品種ごとにまとめて置いているのですが、
私の管理が不十分のために
発芽後にきちんと名札を付けていなかったとか、
名札を付けていたのに、風で飛ばされて不明になってしまったとか、
ここに置いてあるポットは何だったかな、
どうしてここに置いたのかな
という健忘症もあって
「これは何だったかな?」
という苗木ポットが時たま出現します。

コーヒーの木はもう10年以上も毎日見ていますし、
手持ちの品種が具体的に判っていますから、
成木では花芽や開花がどう付くか、
実がどういうふうに付くか、
実の色や大きさなどで判るのですが、
苗木の状態では品種の違いがよく判らないのです。

発芽のしかたや双葉や本葉の出方、
葉の形状や枚数、新芽の出方なども
よく観察しているつもりですが
なかなか判りません。
「新芽が緑色か茶色か?」
ということで区別をする、
というお話も伺いましたがどうも違うようです。
詳しい方がいましたらぜひ教えて下さい。

沖縄移住 コーヒー栽培 ブルーボトルコーヒー
【アオカナヘビ】

彼は樹の上に留まった昆虫を早々と見つけてさっそうと現われました。
ふだんは人の気配を嫌がって、すぐに俊敏に避難してしまい、
尻尾を見かけることが多いのですが、
この日は獲物をgetしたいために
樹の根元あたりを見回って安全を確認しているようです。
彼が昆虫を狙っても、誰かが彼を狙うという
食物連鎖の自然社会ですから、
まず自身の身の安全を第一に心がけているようですね。
彼の天敵というと鳥でしょうか?

沖縄移住 コーヒー栽培 ブルーボトルコーヒー
【アオカナヘビ】

彼を見ていると、ジュラシックパークを思い出してしまいます。
アオカナヘビは沖縄では「ジューミー」と呼ばれているのですが、
残波ゴルフクラブの方からのコメントによると
読谷(よみたん)の奥の方の地域では
「カーミンジャールゥ」
というそうです。

沖縄移住 コーヒー栽培 ブルーボトルコーヒー
【アオカナヘビ】

アオカナヘビが画像のどこにいるか判りますか?
彼は樹の枝に留まっていた昆虫を捕まえに
素早く樹を登ったのですが、
昆虫が殺気を感じて飛び立ってしまったのです。
彼はしばらく呆然と固まっていたのですが、
その後あきらめて樹を降りてきました。
ところが手抜きというのか、
彼はズルして近道で降りようと
根元ではなく枝の方に行っていまい、
まだ地表まで1m以上あることに気づいて
彼はまたここから引き返してくるのです。
画像の右上の枝の下には、
彼の尻尾が全部入りきれていませんから、
彼は本当にヘビのように細長いのです。

沖縄移住 コーヒー栽培 ブルーボトルコーヒー
【アオカナヘビ】

彼はまた幹まで戻り、無事に根元まで無事に降りて、
草陰に入っていきました。
彼は「浅き川も深く渡れ」「転ばぬ先の杖」
ということわざを噛みしめたかな?
なちゅみさんの娘さんとお友達は
3年前から「ProjectJ」を結成されていて、
アオカナヘビ(ジューミー)の呼称や目撃経験、
住環境について調べているそうです。
今年は自宅にアクリルドームを作って
国頭で捕獲してきた♂♀を飼育観察しているそうです。
本格的ですごいですね。