コーヒー山には多くの蝶も飛来してくるので、
「通年、花が咲いているようにしたい」
と考えています。

通年花が咲けば、念願の養蜂も出来るかもしれません。
つまりコーヒー山産のハチミツが出来るようになるかもしれません。

西洋蜜蜂は逃げるとか、ニホンミツバチは飼いにくいとか、
そういうのは、まずやってみないとわかりません。
出来るか出来ないかではなく、
大事なことはまず実行することだと思います。
それを長く続けるだけのことなのです。
その過程で、コーヒー栽培のように
いろいろな問題点が出てくるにしても
それをひとつずつ解決していけばいいのですから。

コーヒー山の現状は、
ハイビスカス(アカバナー)は冬場は少ないにしても
通年開花しますが、
梅雨前のイジュや夏から秋にかけての芙蓉(ふよう)、
冬のツバキなどの他は雑草、
特にサシグサ(タチアワユキセンダングサ)が目立つ程度なので、
こぼれ種で自生する花を植えたいものです。

エメロンシャンプーを使った、髪が長くて綺麗な、
後姿が素敵な若い女性が振り返る昔のCMのように
コーヒー山で出会う蝶たちにも思わず見とれてしまうことがよくあります。


【1983 エメロン シャンプー&リンス 再登場篇2】

最近はアサギマダラも飛来していますが、
翅(はね)を広げたところをなかなか撮影させてくれないので、
今日はリュウキュウウラナミジャノメを載せることにしました。

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【アサギマダラ】

翅(はね)の左内側には個体番号が書かれていますね。
アサギマダラは日本本土と南西諸島・台湾の間を往復するので、
移動研究者が捕獲した個体に
捕獲場所や年月日、連絡先などを書いたのが個体番号ですが、
その個体が再び捕獲された場所や日時によって、
何日で何km移動したとかを研究されているようです。
私はアサギマダラを捕獲しないので表の翅が撮影できれば
アサギマダラネットに参加して
個体番号などを報告してもいいのですが…。


リュウキュウウラナミジャノメは沖縄固有種で、
沖縄本島北部のほかは、
那覇から海上を西に30~40km離れた
大小20あまりの慶良間(けらま)諸島でしか見られない
珍しい種類の蝶らしいです。

静岡県以西にはウラナミジャノメといって、
リュウキュウウラナミジャノメに似た蝶がいるのですが、
沖縄のは翅(はね)の裏面に白い帯が入っているのに対し、
本土のウラナミジャノメには白い帯はないので識別は容易です。

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【リュウキュウウラナミジャノメ】

リュウキュウウラナミジャノメは漢字では
「琉球裏波蛇の目」と書きます。
「ウラナミ」は、翅の裏面のさざなみ模様のことをいい、
「ジャノメ」は蛇の目のような紋のことを示しています。
蛇の目紋がなければ、もっと綺麗だと思いますが、
その紋は防衛上必要不可欠なのでしょう。

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【リュウキュウウラナミジャノメ】

うまい具合に表の翅を広げてくれました。
裏の翅は綺麗ですが、表は田舎の年配者が着る服のような
地味な色合いですね。

リュウキュウウラナミジャノメは
・5月下旬~6月を第1化
・8月~9月を第2化
・10月~11月中旬を第3化
と、
年3回春から秋にかけて出現するので、
今日出会った蝶は、昆虫学的には
「第3化のリュウキュウウラナミジャノメ」
とでもいうのでしょうか?