世界地図のような幾何学模様が美しいイシガケチョウです。
羽の模様が石垣のようなので
漢字では「石崖蝶」と書くようです。
東南アジアの蝶ですが、台湾や南西諸島だけでなく、
地球温暖化で分布が徐々に北上して
現在は京都府あたりまで分布を広げているようですから
沖縄では珍しくない蝶なのです。
羽根が破れたような形をして痛々しいのですが、
これでも典型的な、正常な形なのです。
綺麗な姿からは、優雅に飛びそうですが、
白い紙が風で飛ばされているような
ヨレヨレで、哀愁を感じさせるような飛び方をします。
我が家の庭やバナナ園にはイヌビワが生えていて、
この幼虫が、イヌビワの葉が好物らしく、
「イシガケチョウ(石崖蝶)」
とは、よく会います
