大型で強い台風26号台風は、
沖縄本島には15日(火曜)明け方に最接近し、
以降は北東に向きを変えて
勢力をやや落としながら
時速37kmで東京方面に向かっています。

世界陸上ベルリン大会の男子100m決勝で
優勝したウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)の9.58秒が
現世界記録ですが、
これは時速に換算すると34.488kmですから、
これを超えるということは、
かなり早い速度で進んでいるといえるでしょう。

この台風26号台風の強風域はとても広範囲で、
直径が1400kmもあるといわれています。

東京を起点とすると、直線距離で
・ 稚内  1097km
・ ソウル  1159km
・ 奄美大島 1262km
・ 与論島  1441km
・ 那覇  1556km
ですから、
本州全域が入るほどの大きさなのです。

ヤンバルはそろそろ強風圏を抜けたのかな、
でも朝から風速8~10mの強風は変わりません。


さて、台風24号台風は先週の10月7日(月曜)午後に
沖縄本島の最北端・辺土(へど)岬と与論島の間の
北緯27度線とよばれる約20kmの狭い海峡を北西に
時速約30kmで通過しました。

ヤンバルは台風台風の中心に近く、
風速40km/h以上の暴風雨が吹き荒れ
国頭村一帯はお決まりの停電になりました。

この台風台風の向きでは、
ヤンバルは北西から入る風になりましたが、
台風は円弧で縦に割ると、右側の風が強く、
左側はやや弱いのです。
そのため不幸中の幸い(与論島以北の方、ご免なさい)で
ヤンバル一帯は、昨年の大型台風で被災した大木が倒壊したくらいの
風台風で済みました。
コーヒー山も同様で、被災はほとんどありませんでした。
以下画像で説明しまよう。


ヤンバル内を南北に走る大国林道。
所々に倒木が見られます。
昨年の大型台風でかなりのダメージを受けている木が倒壊しています。


暴風で枝葉があちこちに落下していますが、
不思議とコーヒーには当たりません。
画像右下はコーヒーです。


コーヒー苗木ポリポットにも
頭上から枝が落ちています。
台風後の作業としては、
こういう枝葉を取り除くことが多いです。


根元付近に枯れた枝が散乱しています。
こういう落下枝は放置。


これも根元に落下した枝が散乱していますね。


ひとりでは持ち上げられないほどの大きな枝が落ちていますが、
不思議にコーヒーに当たりません。


これも根元に落下した枝が散乱しています。
コーヒーが風でしなることも、折れない要因と思いますが、
折れずに耐えようとすることで、
幹が根元を中心に動かされて
毛根を切られることがあります。
その対策として、幹を支える支柱を
今後作成する予定です。


枝葉がほとんど吹き飛ばされていますが、
この木が植えられている場所は尾根です。
コーヒー山は東側が高く、西側が低い、
そういうスロープをイメージしてください。
山の所有者が東側から入る暴風を防ぐために
随所でそういう造りがしてあります。
コーヒー山の東側には、隣の山との間に大きな谷があり
尾根は東風も西風も強く風が吹きますから
コーヒーを植える適地ではないのです。
ここには私が植えたのではなく知人が植えてしまったのです。
平地の露地植えで防風対策が甘いと、
コーヒーはこういう感じになってしまうのです。
この木は新芽が出ていて、今後また少し復活してくるでしょうけど、
可哀そうですが、また暴風のたびに
今回同様に枝葉が吹き飛ばされることになるのです。
コーヒーは適所に植える必要があるのです。