年明けも、やはり近くの大学病院での消毒作業には行きました。
皮の剥けてしまった手にガーゼの跡が残る程ベタッと貼り付き、取るのも一苦労する消毒作業。
しっかり見て居なくては・・・と思うも、余りにも酷くてしっかり見て居られない事も虚しく・・・。
すでに火傷から数日経って居て、しんちゃんも(たぶん)私も病院に到着するだけで心労が大波小波で押し寄せる感じでした。
夫がSNSで子供を火傷させてしまったことを載せたら湿潤療法がイイよと、アドバイスもあり、もう、湿潤療法が気になりまくりでした。
その湿潤療法を推奨しているらしき、夏井先生のいる練馬光が丘病院内の傷の治療センターは年末年始休館で、年明けは5日からなので行きたくても行けず、しかしモヤモヤした気分を震わせ、思い切ってメールしてみる事に。
これがそのメールです。
そして、処置の方法をメールに記載して。
するとその日の朝早くに先生からお返事を頂き、そのまま、迷いなく急いで練馬に向かいました。
もちろん行っている病院の予約もありましたが、湿潤療法にかけたい思いが強く、キャンセルをさせて頂きました。
練馬までは車で片道1時間30分、混んでいたら2時間。電車だと2時間半はかかるのですが希望が見えてきて、何の苦も無かったです。
到着すると人てごった返していました。さすが、人気の先生!
順番が来て診察室に入るとなぜかジャズがかかっている不思議な空間に。
『はい、こんにちは、どれですか?あー結構やっちゃったね。うんうん、お母さん泣かないで大丈夫ですよ』
と。
大丈夫ですよ。
この一言で気持ちが落ち着き、涙が溢れました。
ずっと、【大丈夫ですよ】、と言われたかったのだなぁ〜と。
以前行っていた病院では
『皮膚移植も考えてください』
『後遺症は残るかもしれない』
『引き攣れは残ります』
『指が動かなくなる可能性もある』
と気持ちが落ち込むことばかり言われていたので・・・
本当に消毒は無く、お水で流すだけだったのですが、毎日泣き叫んでいたしんちゃん、傷口をお水で流していても、ケロッとしていました。
そして、プラスモイストと言うラップの様なものでしんちゃんの腕をグルリと海苔巻きの様に巻き、その日は優しい気持ちで帰りました。
大丈夫ですよ。
この言葉は本当に魔法の言葉だったのです。
先日、お医者様奥様コマさんもご自身の黒コゲになってしまった火傷に関しての事を書いております。とても参考になります!!