季節も良くなってきたところで、いろいろなところへツーリングに行くようになったので、何か記録を残したいと、このブログに書くことにしました。



 平成26年5月25日早朝
 九州人は、阿蘇などの九州の観光地に行くことは幼い頃から慣れっこになっていると思いますが、本州への敷居は高いと思います。関門海峡を渡るという行為は、外国へ行くような気分です。大げさすぎるかもしれませんが、まあそういう気分で、関門橋を渡りました。
 朝はできるだけ早いほうがいいです。奥さんを起こさないように、この日は、ヨーロッパチャンピオンズカップの決勝、延長で遅くなってしまいました。レアルは、リアルに強い、リアルに。実は結果を確認したのは萩に到着してからでした。
 5月の中旬という季節ですが朝はまだ肌寒く、インナーを着てきて正解でした。中国自動車道は曲がりくねっています。九州道は真っ直ぐな道が多くこれに慣れているとカーブの連続とアップダウンの連続は酔いそうです。
 美祢東インターで萩方面へ向いました。ここからは無料の高速道路?で、実に快適でした。制限速度は70キロですが時間が早いせいもあって車がほとんどいないため、ついスピードがでます。安倍首相のお膝元の恩恵を十分に受けているのでしょうかありがたい道です。
 萩市に入ると、吉田松陰資料館のある道の駅のようなところで休憩しました。7時過ぎではまだ誰もいない、うれしい。松陰先生の銅像などが否応なしに萩への期待をふくらませてくれます。



 萩市は、広い道路から段々と市街地に向かって道が狭くなり、海辺に近くなると小高い山が見えてきます、そこが萩城跡です。そこへたどり着くまでに、江戸時代からあるような白い土塀があちこちで見られ、貸し自転車がずらりと並んだ旅館が目につきました。記念資料館は早すぎてもちろん開いていないし、萩城跡もそうですが、周りに細い道がありそこへ入っていくと、海辺へ出ることができました。すばらしい景色です。萩城はその周りが海で囲まれていることがよくわかります。





 萩城跡、城下町、武家屋敷、空襲に遭っていないであろうこの町は、日常では遭遇することのない郷愁と日本人であることの喜びを与えてくれます。また、必ず来るぞと心に決め、萩をあとにしました。
 角島を目指して山陰道路を長門市方面へ進みます。これも高速道路になるであろうきれいな道で、もちろん無料です。山手を走るので海辺の景色を見ながら走れませんが、たまに右手に見える日本海の景色で十分快適な道でした。



 国道に出てしばらく行くと右手にローソンがあり、ここが角島への分岐点です。ここでひと息つくライダーが多いようで、ハーレダビッドソンのタンデムカップル、ボンネビルの三人組に声をかけられました。写真を撮っておけばよかったと後悔しても遅いけれど、いい人たちでした。なぜかって、FJR1300ASをほめてくれたから。
 


10時頃に角島大橋に到着、今回は二度目でしたが、前回は夕方日没後であったので、日の光を浴びた角島大橋とその海は、全く違うものに映りました。そして、今回はじめて奥の灯台まで足を伸ばしてみましたが、すばらしい景色の連続で、また来るぞと心に誓って角島をあとにしました。



 帰りの海沿いの191号線はこれまた絶景で、今から角島へ向かうであろう車やバイクが逆方向へ何台も走っていきました。この次はこのあたりで写真撮ろうかなといくつかポイントを頭に焼き付けつつ、下関インターへ。関門トンネルは、途中で気分が悪くなりそうなので通らないけれど、いつか挑戦しようと思いながら、壇ノ浦サービスエリアへ向かいました。



 関門橋はいつ見てもどこから見てもすばらしい、この橋のモデルになった若戸大橋も大好きです、誕生日が同じ日なので。 
 朝早く出るメリットは、時間を稼ぐ意味もありますが、人が少ないのと、お昼過ぎには帰って、家族サービスができることです。奥さんの機嫌を損ねては、ツーリングは楽しめません、奥さんに感謝。後ろに乗ってくれれば、もっと感謝するのに。