雨は好きじゃない。でも、おれは雨の予報でも家を出る時に振ってなければ傘はもたない。
嫌いな何かに対してあらかじめ準備して家を出るなんて、
何かに負けているような気がするからだ。
その日も雨の予感はあったものの、傘を持たずに家を出た。
夕方彼女と待ち合わせをしたときも、雨が降るか降らないか、
そんな天気だった。
いつもの街でいつものように待ち合わせ。
この日は以前のぱーちーで会って、一目で気にいって声掛けた子。
名前はマユにしとく。いつもより気合いを入れて向かう。
そのとき話したことは、なぜかよく覚えている。
その子はひっきりなしに、5人くらいの男に声をかけられていて、
ひとりの男が去ると、また別の男が5秒後くらいに声をかけるという、
人気ぶり。だけど、すげーおれのタイプだったから、
その隙をついて声をかけた子。
大学生にしてはすごく落ち着いていて、
顔は安めぐみを知的にした感じ。
話していてなんか違和感がある。なんか疲れてるようで、口数がすくない。
こういうぱーちーは初めてみたい。
でも、彼女が今大学で勉強していることと、
おれが今実際のビジネスでやっていることが同じで、
少し話に興味をもってもらう。
そして、男と女の話をして、笑顔がこぼれるくらいまでもっていった。
めっちゃおれのタイプだということを伝えた。
彼女は友達とはぐれて不安そうだったので、友達を携帯で呼び出させ、
二人にしてあげたところで、「よかったな、もう大丈夫だ!」と言って、いったん別れた。
そのときは、正直すごくかわいい子と出会えてラッキーだったな、くらいの気持ちだった。
待ち合わせ場所に現れた彼女はほんとにきれいだった。
黒と緑の少しふわっとしたワンピースに白い肌。
しっかり、胸まである髪の一部を上でまとめ上げ、
笑う横顔がなんだか輝いてみえた。
正直少しびびった。
なんか、中学校時代に大好きだった新体操部の先輩に告白しようとして、
来てくれるかどうかわからない待ち合わせ場所に、
先輩が初めて姿をあらわしたあのときの気持ちが少しよみがえった。
不安と期待が入り混じった感情。
ただおれはもう社会人であって、中学生ではない。
その気持ちは一瞬で消えた。というか消したのかもしれない。
そして、いつもの店に入る。
彼女はすごく恥ずかしがり屋みたい。基本的には下を向いて、
あまり目を合わせようとしない。
こんなシャイな子ってなかなかいない。
かわいいし、人気ものだと思う。
きれいな子であってもわがままだったり、
言いよられるのになれていてあんま新鮮味がなかったりすることも多い。
少なくともきれいな子には、静かな自信のようなものがあって、
そんなに分かりやすく恥ずかしがったりしない。
そして、彼女もかわいい子がだいたいそうであるように、
渋谷、新宿あたりを歩いてると、しょっちゅうナンパされるみたい。
やっぱ客観的にもすごくモテるのだと思う。
しゃべり方もどことなくぎこちない。照れてるのだろうか、それとも・・・・
おれはそこまでで疑問に思っていたあることを彼女に聞いてみた。
リュウ「あのさ、マユって・・・・・・」
次回へ続く。
って、下手な恋愛小説風になっちまった。
終わり方はminaquaさん風をぱくらせていただきました。
でも、この話正直書きづらいわ。そしてどう書くか、かなり迷う。。。