去年のある日、彼はある人と出逢った。
衝撃の出逢いだった。
彼は一発で一目惚れした。
偶然にも、以前一緒にいた女性と同じ名前。
だからといって、以前の女性の影を彼女に追い求めたわけじゃない。
女性不振になっていた彼に、彼女はきっかけを与えてくれた。
それからというもの、彼は彼女を追い求めた。
決してストーカーになったわけでない。ただ彼女の側にいたいという一心だった。
彼にはそれが1番の幸せだったから...。
メールをしても、なかなか返信はない。だけど、時々かえってくる短いメールだけで、彼は嬉しかった。
三ヶ月程した頃からだったか...。
彼はメールの最後に、『大好きだよ』と入れるようになっていた。
彼の想いは届いていたのかはわからない。
でも彼は、そう伝え続けた。
その頃には、彼の周囲の人達も、彼の彼女への想いに気付いていて、彼の話で盛り上がったりしていた。
しかし彼は、そんな状況を嬉しくも感じていた。彼女の周囲から攻めていくというわけではないのだが...。
そんな状態が続いていたある日、彼女の誕生日が来た。
彼は今自分に出来る最大限のプレゼントを贈った。
そしてそのプレゼントの中に、自分の想いを綴った手紙を入れた。
ホントは、自分の口から直接話したかった言葉...。
その答えは、なかなか返って来ることはなかった。
彼は待った。
しかし...
彼女の誕生日から約一ヶ月後、彼女は彼の前から消えた。
一通のメールを残して..。
そのメールには、彼女の返事が書かれていた。
今までのお礼と、『ごめんなさい』の文字...。
彼の恋は、こうして終わりをつげた。
しかし、彼は予想していたことだった。
もともと趣味も違いすぎたりしていて、彼は自分自身にかなり無理をしていたようだった。多分、意地になっていたのだろう。
だから...
彼の前に一人の別の女性が現れた。
タイプは全く違う女性。
しかし彼は、そんな彼女に惹かれていった。
彼がそんな状態の中、前の女性から返事が来たのだった。
だから彼は、彼にとって辛い返事だったはずが、辛くはなかった...はずだった。
その返事が来た夜、彼の眼からは、無数の涙が溢れていた。
辛くないはずだった。
悲しくないはずだった。
なのに...
しかし彼は、前を向いた。
新たに出逢えた女性に向き合っていこうと...。
人によっては、彼の気持ちの変化は『ただの浮気性』と映るかも知れない。
しかしそれは違う。
彼が彼女達二人と出逢う順番が違っただけ...。
勝手な言い訳思う人もいるだろう。
しかし彼は、そう思っている。
彼は、出逢うのが遅すぎたと思ったこともある。
しかし、出逢えた事を大切に...。
それが今の彼の気持ち...。
大切にしたい人の側にいたい...。
守ってあげたい。
自分のすべてをかけて...。
彼がいつも思っていることだ。
大切な人には、いつも自然体で笑っていてほしい。
彼は彼女の笑顔が大好きだから...。
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