長崎戦で気になったのが、本来同じポジションでコンビを組んでいる筈の選手同士の距離が離れていたことです。

中でも問題視注意しているのがボランチで、象徴的だった3失点目について言うと、直前のプレーで姜は「相手PAのすぐそば」で相手のボールを奪っています。
そのままシュートまで行くものの防がれ、GKのパントからのカウンターを受けるのですが、今度は中後が「自陣PAで」相手を倒してPKを献上しました。
つまり、この一連の場面で、ボランチの2人は約80mビックリマーク離れていたことになります。
(これは走った後の結果なので、実際は30~40mくらいだったと思いますけど)
また、そんな極端な例を除いても、前半ボランチの片方が最終ラインの間に降りて3バックを形成した時に、もう片方が行方不明になって縦のショートパスが使えないシーンが何度かありました。
しばしばボランチはチームの心臓と例えられますが、ダブルボランチがあちこちバラバラでいるのでは、チームの”血流”が滞るのも当然だと思いますむっ

1人で全部出来る選手がいるのならそれでも構いませんが、今のヴェルディは個々の能力は突出していません。
だからこそ、同じポジションの2人の連携はポイントサーチになると思います。
ゴールシーンなんかは、ボランチ2枚が近づいて中央を閉めた状態から、姜と中後の連続チェックでボールを奪って、そして中後の鮮やかな縦パス虹が生まれているのですよね。
ああいう協力プレイをもっと増やして欲しいです。

まぁ中後と姜のボランチはあまりに組み合わせが悪かったので変えるとして(機動力足りな過ぎえへへ…
田村が間に合えばOKですし、気の利く鈴木や、現状は黒子役が似合う澤井なんかも、姜(中後)とのコンビを組むには親和性の高い選手でしょう。
またボランチに限らず、FWやCBに関しても、互いにフォローし合える距離感を保つことは大切です。
(CBは4失点目の距離感がダメでしたね……ガクリ
かなり基本的な規律だと思われますが、基本的すぎて疎かになることがあって、疎かにしたら5失点するという、重要な規律だとも言えます。
まずはそのベースをしっかりさせてから、創造性のある攻撃に繋げていただきたいものですかお

りゅーはーでした。