松本戦後の監督コメントの中に、
>奇跡に近いものを目指して、残りの試合を戦わなければいけないということです。
という言葉が出てきました。
確かに、3連敗で順位は13位まで落ち、自動昇格圏とは20差。残り11試合では絶望的叫びです。
一方、プレーオフへは6差。2試合で1ずつ詰めれば良いと考えれば、奇跡に頼らずとも自力で詰められる範疇でしょう。

というか、奇跡という言葉が正しいかどうかなんてのは、正直大した問題じゃないと思っています。
大事なのは、「奇跡が起きるのを待つ」のか「奇跡を自ら起こしに行く」のか、という部分です。
もし、自力では何もせず現状維持でただ祈るだけなら、どうぞ監督以外の立場でそうしてください。
チームのトップとして、新しい変化にチャレンジメラメラしてくれることを是非とも期待します。

さて、奇跡を起こす(ここから巻き返す)となれば、一番に欲しいのは新しい戦力NEWです。
今までの戦力では辿り着けないからこそ奇跡と表現しているワケで、新しいスタメン、流れを変えるスーパーサブ、もしくはラッキーボーイの登場が必要不可欠でしょう。
しかしながら、現状の3-1-4-2ではそれは期待薄です。
なぜなら、非常にバランスてんびん座の繊細なシステムであり、交代が80分以降からしか使えないからです。
新しい戦力を発掘したいのに、起用時間が5~10分に限られてしまうのでは、可能性は低いと言わざるを得ません汗

例えるなら、荒れ地に種をポイッと捨てて、埋めもせず水も与えずに「さぁ育てよ」と言っているようなものですね。
まぁトマトなんかはその方が美味しかったりしますがえへへ…、今までにこの方法で出てきたのは前田くらいでしたから、同じ方法を続けてもこれから出てくるのは多くて1人、むしろ0人の可能性が高いくらいでしょう。
それでは全然足りないので、栽培方法を変える必要があると思います。
土を耕し、肥料を与え、水を撒き、陽に当てる晴れ。一般的な作物の育て方です。

サッカーの話に戻せば、それは3-1-4-2という特殊な形を止めることだと考えます。
そもそも、「よし、これから総力戦だビックリマーク」という時期に、使える選手が11人+3人程度で、あと20人は外から見てるだけ~オバケ、では勢いなんて出ないと思うんですよね。
全員が一丸となってパワーを生み出す為に、まずは平易でやり慣れている形【4-4-2や3-5-2など】に戻して、天皇杯などで出場機会を与えて、その上で新戦力の台頭アップを待つ。
結果的に同じ11人がスタメンだったとしても、途中出場を今より格段に使いやすくなることだけは間違いないですから、奇跡を起こす土壌としてはこちらのやり方が近いのではないでしょうかはてなマーク


奇跡を待つのか起こすのか。
監督の決断に注目サーチしたいと思います。

りゅーはーでした。